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群馬県太田市○○町。
母親の部屋で初めての夜更かし。
オレンジ色の豆電球で手元を照らし、夜中の二時頃に漫画を読んでいました。
家族は皆就寝しており、外も静か。
何一つとして音のない状態で集中しておりました。
どんどん漫画を読み進めていると、外、それも庭の方から子供の声が聞こえてくるのです。
何だかとても楽しそうに笑う少し高い声が聞こえ。
幼いながらもこんな時間に子供が外で遊んでるなんておかしいなぁ、なんて思っていたんですよ。
来る日も来る日も同じ時間に、それも一人で起きている時に限って。
でも、この日だけは違ったのです。
その日もいつもと変わらず漫画を読みながら夜更かしをしておりました。 夜中の二時に差し掛かった頃。
いつもの様に子供の笑い声が外から聞こえてくると同じくして。
自宅に向かう為には短いですが一部砂利道を通らなきゃ行けないんですけどね。
その砂利道を自宅の方に足を引きずるように歩く音が、ザッザッ、って聞こえてくるんですよ。
段々と自宅に近ずいてくる。
何だか奇妙だし、怖いなぁ、なんて思って急いで隣で寝てる母親を起こそうとしたんですが、起きず。
一人で外を眺める勇気もないので慌てて電気をけし、布団に深く潜ると瞼を閉じて眠りに付きました。
それ以来当分の間は夜更かしが出来なくなってしまいました。
あの庭の方で聞こえた笑い声。
自宅に向かってくる足音は一体なんだったのだろうか。