TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

次に話を聞きに行くのはレイス!あの逞しい上半身は憧れるぜ…。しかしどうしたものか、彼が見当たらない。

可笑しいな、いつもは見えてるはずなのに…。


「レイス〜、どこにいるんだ〜?聞きたい事があって」


と、その瞬間、俺の背後に何かがピッタリと張り付いてきた。しかもこの猫の様なゴロゴロとした吐息…間違いない。


「れ、レイス…?」


そう言うと彼は鐘を鳴らして現れた。相変わらず透明化が解除された時の彼は最高にクールだ。

燃える木が逆再生の様に元に戻る様で…って、そんな事より彼が現れてくれたんだ。要件を言わなくては!


「あの、レイス!レイスってどうやって鍛えてるんだ?」

「どウしテそンナ事聞クの?」


首を傾げながらそう言って来た。別に小馬鹿にしているわけではないんだが…。


「その…俺って良くサバイバーと間違われるし、レイスみたいにカッコよくないからさ…せめてアンタと同じ様に強くなりたいんだ!」

「……強いテ言うナラ、生存者を沢山担グ…かナ?でも、僕ハ今のジョーイも好キダよ。真っ直グ目標に向かっテル気ガシて。」


そう言いながら俺の頭をポンポンと触って来た。嗚呼、やっぱりレイスは優しすぎる。

俺たちがこの世界に来た時もずっとサポートしてくれたり、BPだって分けてくれた時もあった本当に恩人と言っても過言ではない人だ。


「ありがとう、レイス…俺頑張るよ!」

「うン。無理はシナいデね」


お互いに手を振ってその場を後にした。しかし唯一得られたのはサバイバーを担いで鍛える方法のみ。もっと良い考えを持っている奴は…。

_____

___

__


「〜♪」

「あらレイス、あなたが鼻歌なんて珍しいわね。」


ナースがレイスに話しかけた。


「うン。実はサっきジョーイと話しテね。」

「そうなの?そういえばあの子、昨日はシェイプにも話し掛けてたわ。どんな事聞いて来たの?」

「僕ト同ジ様にカッコ良くなっテ、少シデも強くナりたイダって。」

「あらあら、何て健気!応援したくなっちゃうわね!」

「本当ニ。みンナにモ伝えニ行く?モしカしタら協力しテくレル人が出てクるカも。」

「いいアイデアね!そうしましょう!」


ナースとレイスは、儀式に出ていない全てのキラーにジョーイの事を話した。もちろん、三角頭にも。


「ジョーイ、喜ンデくれタらイいな」

「きっと喜ぶわよ。そうだ!カップケーキを焼いてあげるわ!一緒に食べましょう?」

「本当?嬉しイよ!」

loading

この作品はいかがでしたか?

110

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚