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☯︎ 安倍霊明
🧚♂️ 森るんるん
🦐 伊勢えびす
☯︎「っ…」
🧚♂️「…♡」
☯︎「な、なんですかるんるん殿…」
🧚♂️「いやぁ?つい霊明君が好きでね…♡」
☯︎「…そう、ですか」
ただ、こうやって目をハートに輝かせながら、「離さない」と言いそうな眼差しで
私を見つめてくる。
なぜ、こうなったのだろうか。
いつからこうなってしまったのだろうか。
☯︎「…いつからるんるん殿は変わってしまったっけ。」
そういえば、どこか知らない場所で私が幽霊退治をしていた夢を見ていましたが、なんだったのでしょう。
☯︎「いろいろ思い浮かべて見ましょうか…」
ザーザー
ただ波の音が聞こえるだけ、ここで海に身を任せれば全部が楽になる。
もう、あんなプレッシャーも、責務も、苦しさからも全部解放される。
そう思ってた。前まではあんなに笑顔があったのに、今では同期にも、先輩にも、ましてや後輩にも
笑顔が消え去ってしまった。いや、今にも消えそうなんだ。
それで、私が限界になるまで笑顔を灯してくれたのが、るんるん殿だった。
でも、どんな人にも限界っていうものはあって、私はとうとう超えてしまった。
あんな事を毎日続けるのは無理だった。ずっと前から心がSOSを叫び続けてた。
それに気づかなかった。いや、気付こうとしなかった。
そうしたら皆に迷惑が掛かるから、 そんな理由だった。
どんどん海に浸かっていく、ああ、この時期の海は本当に冷たい。
私が最後に放った言葉で分かったのが、「どこかで幽霊退治」ということだけだった。
☯︎「その後病院で目が覚めて、一番心配してくれてたのがるんるん殿だったんだよね。」
☯︎「次に思い浮かんだのが…」
🧚♂️「霊明君、そんなところで何してるの?まさか他の子の事考えてないよね?」
☯︎「いや、そんなはずないですよ。」
🧚♂️「ふふっ…そうだよね。好きだよ霊明君♡」
☯︎「…」
🧚♂️「それじゃあね!」
私は霊明君が好きなんだ。 霊明君は私だけのもの。二度と傷つけない、そう誓った。
でも、霊明君は警察だから、もちろん怪我をする。だからるんるんはどうすれば良いか考えたんだ。
🧚♂️「…うーん…もう、二度とあの家から出さない?
そしたら、霊明君を傷つけちゃうし…」
🧚♂️「あっ、そうだ!私が全部霊明君の事を管理すれば良いんだ!」
そうすれば、関係もお仕事もお話も感情も悩みも生死もぜーんぶわかる!
そうしたら、るんるんが霊明君の事を把握出来て、私の思いどおりになる♡
ちょっとだけ酷いことをしてしまうけど、優しい霊明君なら許してくれるはず♡
🧚♂️「はぁ〜ぁ、明日が待ち遠しいなぁ♡」
☯︎「もう一つ思い当たる節があるとすれば…」
私はひっそりととある人物が好きだった。
それは…
🦐「霊明〜!」
🦐「なんだよそれw」
伊勢えびす、という人物だ。
一見少しおちゃらけてそうだが、大型が起きた時はすぐさま現場にむかい、犯人を逮捕する。
その待機の時の横顔も何より美しいんだ。
そして、気遣いも出来るし、すごく優しいんだ。そんな彼に私は恋をしてしまった。
🦐「…で、話って何?何が悩み事?なら話聞くよ全然。」
☯︎「…っそういうところがっ…」
🦐「えっ?嫌だった?ごめんな。」
☯︎「違うくてっ…そんなところもの 、私は好き…なんです」
🦐「…告白? 」
☯︎「言ってしまえばそうなんです…よ」
🦐「その返事はまた明日で良いかな?」
☯︎「いつでも待って居ますよ。」
?「…」
今思えばどこからかの誰かの視線、あれはるんるん殿だったのではないでしょうか。
そして、これが狂愛になってしまったトリガーなのでしょう。
☯︎「…グスッ」
あんな事をしなければ、こんな事にはならなかったはずだ。
でも、もうどうしようも出来ないところまで浸かってしまった。
「愛」というものは無限大だ。
どんな形にも変形させれるし、崩してしまうことなんて容易いのです。
本当に愛というものは脆いのです。でも、それを消し去ってしまう方法が一つだけあるのです。
それは、「歪んだ愛」これだけです。自分の思いどうりにして、愛を伝える。
脆いという物自体を歪ませてしまった、もう誰にも解けない呪いの絆。
るんるん殿はきっとその愛を本当の愛と思ってしまった。
🧚♂️「…どうしたんだろう…?」
あんな辛そうな霊明君を見て、びっくりした。
何者にも救われなさそうな闇にどっぷりと浸かってしまったような目。
きっと苦しいに違いない。
🧚♂️「…なら…愛してる人が救ってあげなきゃ…♡」
この愛は間違ってないはずだから。
☯︎「…」
🧚♂️「…あいしてるよ」
☯︎「…愛…してますよ。」
どうしてなんだろ〜?
もっとあいして欲しいを求めるのは?
う〜ん…きっと、硬く結ばれたんだろうね♡
どんどんるんるん殿が愛に溺れていっている。
このままもっとが度を超えてしまったら…
🧚♂️「…欲しがったら欲しがるほど、離れていっちゃうっていうけど、私たちはそうじゃないよね♡」
☯︎「…ええ、もちろんですよ。」
その目はどれだけ愛に溺れていたか
🧚♂️「…全部、るんるんが救ってあげるから♡」
☯︎「…ありがとうございます」
その「救ってあげるから」はもう要らない。それ自体に私は呪わている。
なんでなの?
🧚♂️「もう二度と離さないから、霊明君は私のモノ♡」
☯︎「…そこまで大切にしていただいてありがとうございます」
🧚♂️「遊園地に行こうよ」
🧚♂️「海上レストラン行かない?」
🧚♂️「ケーキたべようよ、はい、あーん♡」
🧚♂️「霊明君が今日の主役だから、私を何にでも使って良いよ♡」
私は霊明君のためになるようなことは全部する。
たとえ私が怪我を負っても。
どんどん私に依存していく貴方が怖い。とにかく貴方から少しだけ離れたい。
どれだけ心に傷を負っても、離れれる結果になるならそれでいい。
🧚♂️「霊明君、今日はどこか遠い所に行かない?」
☯︎「…旅行…ですか?」
🧚♂️「うん!そんな感じ!」
るんるんはもう心に決めたから、君をどうやっても元気にならないんだ。
なら、もう楽になりたいのかもしれない。
君を救う方法はこれしかないのだから♡
☯︎「…崖ですか。いい場所ですね。」
🧚♂️「ねぇ、」
☯︎「どうしましたか。」
🧚♂️「るんるんさ、君を救う方法はもうこれしかなの。」
ゾワッ
🧚♂️「それはね今から教えてあげる。」
🧚♂️「…
☯︎「はっ…?」
☯︎「何を言って…」
🧚♂️「いこうよ。」
🧚♂️「せーのっで、飛び降りようよ。」
☯︎「…」
🧚♂️「せーのっ!」
私は躊躇ってしまった。怖かった。
でも、これから離れられるって期待した。
🧚♂️「…信じてるから、一生」
☯︎「…そんなっ!!」
こんな貴方でも、これは受け止めきれない。
下が地面で、いつの間にか、貴方の身体とともに血の溜まりが出来ていた。
私は救急車を呼び、ただ死なない事を祈るばかりだった。
🧚♂️「…ふふっ…君がまだ生きたいって思ったのなら、それで救われたよ
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