桃葉side
体育館
私達はなんとなく体育館へ向かった
…2―1の教室は薫さんが嫌がったから…まぁ理由は…分かってしまうけど
薫「…パソコンいじっておきますね」
薫さんはパソコンを手に取り、霊さんの隣に座った
梓「あの、今気付いたんですが…」
梓「フウリンの首元…何か付いていませんか?」
…そういえば梓さん達には話していなかったっけ…
桃葉「私が縄跳びで抜けた時がありましたよね?そこで鍵が掛かっているのを見たんです」
彼女はなるほど…鍵でしたかと呟いた
梓「…鍵といえば…どこかに使えるのではないでしょうか?」
クロネ「確かに…開かない所を探してみましょうか?」
霊「行く~!」
2F 廊下
私達は教室のドアをどんどん開けていった…が全部何事もなく開いた
…これをあと何回やれば…
クロネ「…途方もないね」
桃葉「…そういえば梓さん達は…?」
クロネ「分かれた方がいいから…って…聞いてなかった?」
…マズい…考え事してた…
というかクロネさんと2人っきりって…気まずい…
梓「!…クロネさん!桃葉さん!!」
廊下の向こうから梓さんの声が聞こえる
クロネ「噂をすれば…だね」
梓「噂?…まぁとにかく来てください…もしかしたら…」
梓さんは嬉しそうに言った
2F 放送室
彼女を追って行くと…放送室の看板が掛けられた部屋に着いた
クロネ「…0日目に放送してませんでした?」
梓「そうなんですが…開かなくて…お二人もやってみてくれませんか?」
いや梓さんの力で開かないなら私達の力で開くはず…
一応やってみると…
想像通り開かなかった
クロネ「…じゃあここに使うってことかな…今の所は」
桃葉「ここ…鍵を掛けるぐらい重要な所なんですか…?」
梓「さあ…?私が見た時はそんなこと…あ」
梓「そういえば…放送室に黒い長机があるんですが…」
梓「その下に木のパカッと開けるドア?裏口?みたいなものがありまして…」
クロネ「入ってみました?」
梓「いえ、なんか危険そうだったので」
そんなに重要なものだとは思ってませんでした…と彼女は言う
桃葉「…重要なものだとしてもフウリンが鍵を…」
ダメだこの人…盗人の思考だ…
クロネ「まぁでも…その選択肢も考えておかないとね」
…ダメだここ…盗人しかいない…
…でも…そこまでして隠したいものってなんだろう…?
キーンコーンカーンコーン↑
キーンコーンカーンコーン↓
キーンコーンカーンコーーーーン↑
梓「…授業終わったようですね」
桃葉「…でも今からどこに行けば…」
フウリン「…あら…こんなところにいましたか。皆様」
後ろから彼女の声がした
フウリン「ここは立ち入り禁止ですよ?さぁ、次の授業の場所へ行きましょう」
…ここから遠ざけられた気がする
何はともあれ…今は入れなさそうだし…授業の場所に行こう
2F 理科室
理科室…と書かれた古い看板の部屋に案内される
何かの薬品が入ったフラスコがあちこちに置かれ…乱雑な部屋だ
…クロネさんみたい…って言ったら怒られるか…
瀬梨「…何するの?ここで」
フウリン「あら…ずいぶんと従順なんですね?」
瀬梨「あなたに逆らったら何されるか分からないからね」
瀬梨さんは早口でそう言った
フウリン「…あ~…なるほど」
フウリン「…とにかくルール説明しましょうか」
彼女はどこからか3つの薬品が入ったフラスコを持ってきて、微笑んだ
この人には笑わないでほしい。本当に(鬼畜だよ桃っち…(本日2回目))
フウリン「…皆様にはこの毒を飲んで…校舎のどこかにある解毒剤を見つけてきてもらいます」
フウリン「ちなみに効果が表れるのは1時間後くらいですね…」
まぁもしかしたら10時間後くらいかもしれませんが…と彼女は付け足す
…ハッキリしないな…
フウリン「人は選びませんが…3本全部飲んでくださいね」
フウリン「それでは…頑張ってくださいね」
霊「…どうするの~?」
霊さんが切り出した
クロネ「俺は飲みますよ。」
薫「僕も飲みます…!!」
梓「…霊に飲ませたくはありません」
さすがお姉さん…
瀬梨「じゃ、じゃあ私飲む…!」
瀬梨「何にも役に立ててないから…!!」
梓「分かりました…お願いしますね。瀬梨さん」
そこから3人は次々と毒を飲み…
クロネ「…いきましょうか」
…呪いが始まった
続く
書き溜め終わりました~!!🥳
…次は参加型か
コメント
11件
参加型わーい(?) 毒!!!スフェ「解毒なんていらn」黙ろうね!! 呪いだ…うっ…(?)
放送室…………(←小5、6、中1現在放送委員 毒を飲まされた…呪いの始まりだぁ……
毒…だと… 最後の「…次は参加型か」が1番不穏(?)