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すの短編

13 - 温泉へ行こう2 🖤💚

♥

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2025年03月10日

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🖤俺が運転しても良かったのに

💚やだよ、めめ、運転してると喋らなくなるじゃん


🖤助手席が阿部ちゃんだとなおさらかも


💚どうして?


🖤絶対事故りたくないから


💚ふふっ



つい、阿部ちゃんが事故に遭う想像なんかして、俺は悲しくなって阿部ちゃんにひっついた。



💚こらこら。運転しづらいよ


🖤早く着かないかなー


💚今出たとこ(笑)



約束の温泉地に、空港から乗り継ぎ、レンタカーで向かっている。

今回は懇意になっている先輩俳優に教わって宿を決めた。

新しくはないけど、それほど目立たなくてとにかくいい宿らしい。芸能人のお忍びデートにはぴったりだよと一言添えられた時には、少し赤くなってしまったけど。

近くには阿部ちゃんのリクエスト通り小さいけど映画館もある。



まず、映画館で俺が出た作品を見て、その後二人で宿へ向かう。


最近、仕事仕事で疲れていたけど、こうしてご褒美があると思えば頑張れた。

付き合ってから二人で旅行なんて初めてだった。

しかも温泉付き。

これが楽しみでないわけがない。





💚すごく良かった。やっぱりめめはカッコいいね


🖤ありがとう



映画が終わると、観るのは二度目のはずなのに、阿部ちゃんは興奮気味で、売店でパンフレットまで買っていた。



💚後でサインしてくれる?


🖤喜んで



阿部ちゃんが嬉しそうに笑う。

ああ、可愛いなあと癒される。

手を繋ぎたくなるけど、外だから我慢。

二人でいるとやはり目立ってしまい、リアルタイムでSNSで拡散されていることをしょっぴーにLINEで知らされた。

ファンに声を掛けられる前に急いで車に乗り込む。

阿部ちゃんがほんの少し悲しそうな顔をする。



🖤どうかした?


💚ううん。ちょっと、可哀想だなって思って。みんな、俺たちのことを応援してくれてるのに


🖤でも今日は阿部ちゃんが一番だから


💚ふふ。ありがとう



阿部ちゃんは車を出して、ナビ通りに車を走らせた。







💚おーい、着きましたよ


🖤あれ…寝てた?


💚うん



ちぇっ、せっかくのデートなのに、寝ちゃうなんて。

阿部ちゃんの運転が丁寧でスムーズなので、俺はついつい眠りこけてしまったらしい。



🖤もっとドライブ楽しみたかったのに悲しい


💚でも、すーごく良い所みたいだよ。ほら、見て



目の前に現れたのは、歴史を感じさせる小さな旅館。

一日限られたお客さんしか取らないという知る人ぞ知る名旅館だ。

俺が建物の風格に圧倒されていると、阿部ちゃんに手を引かれた。



💚行こう


🖤うん







🖤わあ、部屋付き露天風呂だ


💚いいね


🖤阿部ちゃん、後で一緒に入ろう?


💚はいはい



その後もすげぇ、すげぇと連発してたら、阿部ちゃんにいい加減座りなさいとたしなめられてしまった。

ガキくさかったかなと思って、しゅんとしていたら、阿部ちゃんが優しく言った。



💚めめの、そういう無邪気なところ、好きだよ


🖤えっ


💚うん、可愛くて大好きかも


🖤阿部ちゃん…っ



俺の力いっぱいのハグを、苦しいと言いながら受け止めてくれる阿部ちゃんの優しさにいつもいつも感謝だ。






風呂を済ませて、待ちに待った夕食は、俺の大好きな海鮮が中心。


二人分なのに、舟盛りでかなりの量の刺身が乗っていて、どれも新鮮でぷりぷりだった。

ついでに日本酒を頼んで、お互いにお酌する。

しばらく食事を楽しんでいると、阿部ちゃんの顔がほんのり赤くなってきた。



💚少し酔ったかも


🖤酔った阿部ちゃんマジで可愛い


💚めめはお酒強いよね


🖤結構飲むからね、強くなった


💚そうかぁ……



ふにゃあ、とした顔でこっちを見る阿部ちゃんが少し眠そうなのに、俺は気づいた。



🖤眠いの?


💚うーん、すぐ起きるから、ちょっとだけ寝てもいい?



阿部ちゃんは並んで敷いてある布団にこてん、と横になった。

俺も隣りに座った。

耳にキスをする。



💚ちょっと…眠いから…っ


🖤これだけを楽しみにしてきたのに


💚これだけ…?



阿部ちゃんがくすくす笑いながら、仰向けになる。はだけた胸元が俺を誘っている。

扇情的な阿部ちゃんの流し目に、俺はもう我慢ができなかった。



🖤寝てていいよ



阿部ちゃんの浴衣を開く。

舌を這わせる。

俺の舌が阿部ちゃんの胸の突起に触れるたびに、阿部ちゃんが切ない声を上げた。



💚あん…っ


🖤寝てていいってば


💚いじ…わるぅ…んっ



阿部ちゃんの興奮が伝わる、下を触っていたら、阿部ちゃんのものが主張してるのがわかった。

もう眠気どころじゃないだろう。



💚めめ…



俺を見上げる目つきが蕩けて来た。

可愛いので、瞼にキスを落とす。焦らされてると感じたようで、腰がうねった。



💚キスしてよ



俺は阿部ちゃんと唇を重ねた。

口の中を味わう。

上顎も、下顎も。

涎でぐしゃぐしゃになりながら、何度も何度もキスを交わす。

二人の舌が絡み合って、一つに溶けそうになり、阿部ちゃんの目がどんどんうっとりとしていくのを俺は見ていた。



💚めめ、すごーく硬くなってる


🖤阿部ちゃんだって



阿部ちゃんの手が、俺の下着の中に入って来た。

掴まれて、腰がぴくっとなる。

負けじと俺も阿部ちゃんの中心を擦った。



💚あっ……もうっ……


🖤もう一度、お風呂行かない?


💚えっ



俺は阿部ちゃんを抱っこして、風呂へと向かった。

怖がってしがみついて来た阿部ちゃんが可愛くて、ほっぺに繰り返しキスをしながら。



湯船の前で、シャワーを出しっぱなしにして、愛し合う。


ボディーソープを使って、俺は阿部ちゃんの中を解した。

少しずつ、少しずつ、指の数を増やしていく。



💚めめ……っ、もう


🖤どうしてほしいの?


💚挿れて……



阿部ちゃんがほとんど声にならない声で、ねだってきた。



🖤そんなこと言うようになったんだね



エッチなのは大歓迎だ。



💚早くぅ



俺は阿部ちゃんを背中から突いた。

ぬるぬるにボディーソープを纏った俺のものは、すんなりと阿部ちゃんの中に飲み込まれていく。



🖤だいぶ慣れたね?一人で練習してるの…?


💚して…ないっ…っああ!!



阿部ちゃんの弱いところはわかっているので、しつこく攻め立てると、阿部ちゃんの身体が何度もしなった。

ここからは、二人で息を合わせて絶頂へと向かっていく。

阿部ちゃんは自分のものを自分で扱きながら、もっともっとと快楽を求めていた。

たまらなくいやらしく、たまらなく可愛かった。



後始末を済ませて、一緒に湯船に入る。


外気が冷たくて、温泉は温かくて、最高に気持ちよかった。



💚めめ、星



阿部ちゃんが空を見上げている。

つられて、空を見ると、都会では絶対に見られないような満天の星空。



🖤来てよかった


💚ね、ほんと


🖤また俺と旅行してくれる?


💚うん、しようね



お湯の中で後ろから阿部ちゃんを抱きしめ、二人で逆上せるまで星を見ていた。





おわり。

この作品はいかがでしたか?

389

コメント

15

ユーザー

本編よりなげえの最高なんだよなぁ。 客室露天といえば致すしかないんだよなあ。 最高でしたありがとうございます🙏

ユーザー
ユーザー

本編よりなげぇんだよなあ。

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