マイコ「お断りします。」・ナリトシに
頭を下げた
ナリトシ「えっ(驚)!?」
マイコ「おじいちゃんの
遺した研究資料や、それに関する書物が
あるので、必要ないと思います。」
ナリトシ「いやいや!キミは、まだ、
若い!もっと見聞を広めるべきだ! 」・
必死でマイコに訴えた
語り手「この時のマイコの年齢は、
18である。」
マイコ「う〜ん…(悩)。」
語り手「その後、ナリトシはマイコに
都市の映像を見せたり、身振り手振りで
、その魅力を伝えた。」
マイコ「お断りします。」・再び、頭を
下げた
ナリトシ「なんで(困)!?」
マイコ「そもそも、そんな、おカネは
ありませんし、ここで、のんびり
暮らしていた方が…。」・わざとらしく
よそを見た
ナリトシ「資金なら援助するから…。」
マイコ「ちょっと待っててくださいね。
」・そう言って、自身の家に入った
『しばらくして…』
「ガチャ。」
語り手「マイコは、大きな
手さげカバンを持って出てきた。」
マイコ「さっ。行きましょうか(笑顔)
。 」・ナリトシに言った
ナリトシ「・・・・・。」・マイコを
見ている
語り手「マイコは、クォークスターに
行く気マンマンであった。」
『科学都市・クォークスターで…』
「ガヤガヤ…。」
語り手「活気に満ちた商業地区では、
たくさんの人々が行き交っている。」
マイコ「へぇ〜。映像で見るよりも、
熱気が凄いです(喜)。」
語り手「ナリトシは、ウラに
引っ込んだ。」
マイコ「眼移りしそうですが…。」・
周りを見ながら言った
「パンパン!」
マイコ「いけません!まずは、宿に
行って…。」・自身の、ほっぺを叩いて
歩き出した
『宿の一室で…』
マイコ「ふう…。ナリトシさんの、
はからいで、しばらくの、あいだは、
生活に困りませんが。」・荷物を置いた
マイコ「試験が今日だとは、
聞いてませんから。」・背筋を伸ばして
、ちょっと怒った
マイコ「あっ!もう、こんな時間!
早く 行かないと(焦)!」・時計を
見て、 部屋から出ていった
語り手「その後、マイコは試験を
終えて、宿に戻ってきた。」
マイコ「なんとか終わりました…(疲)
。」・ベッドに、うつ伏せで倒れた
「ピコン。」
語り手「マイコの端末に、お報せが
届いた。」
マイコ「ん?」・端末を取りだした
語り手「端末には、合格と
表示されている。」
マイコ「早いです(困)!」・端末を
見て言った
「ピコン。」
語り手「入学は、2週間後と
端末に出た。」
マイコ「もう、それどころでは
ありません…。」・そのまま、眠りに
ついた
『翌朝…』
マイコ「2週間といっても、物件を
探したり、家具を揃えたりと、何かと
忙しいですね…。」・町なかを見ながら
歩いている
マイコ「とりあえず、不動産屋へ
入ってみましょう。」・近くの
不動産屋へ入っていった
語り手「しばらくして、マイコは
出てきた。」
マイコ「ふう。家具は、あるけれど、
お風呂とトイレがない。お風呂と
トイレは、あるけれど、屋根がない。
難しいです…。」・うなだれた
語り手「その後、マイコは不動産屋を
転々とした。」
マイコ「やっと、住むところが
決まりました。あとは、生活に必要な
ものだけです…。」・通りを歩いている
女の声「どうした?顔色が悪いぞ。」
マイコ「ん?」・声のした方を見た
語り手「マイコの前に、活発な女子が
現れた。」
これ↓
女「オレは、タグマ・スパンダルトだ。
」・親指で自身を示した
マイコ「マイコ・フルフ・ポポンタです
…。」・タグマに言った
語り手「その後、マイコは、
言われるがまま、喫茶店に入った。」
タグマ「オレが勧誘や詐欺だと
思った?」・ストロングビューティーと
言う、お茶を飲んだ
マイコ「はい。見知らぬ土地で、声を
かけられたら…。」・タグマの向かいの
席にいる
タグマ「それは、そうだな(笑)。」
マイコ「笑いごとでは、ありません。
私は、昨日、この町に来たばかりで、
その上、試験やら、なんやらで、
てんてこまい、なんです(不満)。」・
おっきなパフェを食べた
タグマ「わりぃ。オレもさ。アニキ。
あぁ。ひとりっ子だから、いとこを
そう呼んでるんだけど。そのアニキがな
。お前はバカだから、試験には
受からないって言われたんだ。でも、
ほら。ちゃんと合格したんだぜ(笑顔)
。」・マイコに合格と表示された端末を
見せた
マイコ「それは、よかったです。私も。
」・合格と表示された、まな板を出した
タグマ「なんで、まな板なんだ?」・
首をかしげた
マイコ「えっ?端末ですよ。」・
ニンジンを持って言った
タグマ「あれ?さっきまで、まな板で…
。」・混乱している
マイコ「あぁ。これは、トランス型の
端末なんです。タグマのは、そうじゃ
ないんですか?」・その方を見た
タグマ「えっ?トランス???」
マイコ「じゃあ、シスですね(笑顔)。
」・ニンジンは、スプーンに変化した
タグマ「あ〜もう、わからん!!」・
自身の頭を両手で、かきむしった
マイコ「パク。」・スプーンでパフェを
食べた
『数日後…』
タグマ「ひと通りのモノは、揃ったな。
」・マイコの部屋を見て言った
マイコ「はい。タグマの、おかげです。
」・その方に頭を下げた
タグマ「いや〜。オレは、寮生活が
決まって、荷物も少ないから
手伝えたんだ。しっかし、豪華だなぁ。
調度品も高そうだし、家賃だって
相当だろ?」・うしろのマイコを見た
マイコ「そんなことないですよ。全部、
足長おじさんの方へ請求が行くように
なってますから(笑顔)。」・タグマに
答えた
タグマ「どこを謙遜しているんだ…。」
語り手「タグマは呆れている。」
マイコ「足長というよりは、
細あほオジサンか(考)。」
タグマ「細あほ?」・首をかしげた
マイコ「さて、入学式まで日は
ありますし、のんびりと散策でも…。
」・背伸びした
タグマ「入学式は明日だぜ。そう通知が
来なかったか?」・自身の端末を指した
マイコ「えっ?あっ!?文字バケしてる
(困)!」・日にちのところが
ヒコ日後と表示された端末を見て、
おどろいた
タグマ「形が変わるだけならまだしも、
文字まで変わったら使いものに
ならんだろ。」
マイコ「そんなところまで変わる必要は
ありません(泣)。」・両手と両ヒザを
ついて言った
タグマ「ちなみに、入学式は3日間、
続いて、その、あいだは、
出入り自由だってさ。」・自身の端末を
しまった
マイコ「どこをゆるくしているんですか
!もっと効率よくしてください(怒)!
」・タグマに向かって言った
タグマ「オレに言われても…。」・頭を
かいた
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