『入学式、当日…』
マイコ「まさか、出店が、あるとは
思いませんでした(笑顔)。」・藻類の
飲みモノと、培養肉のハンバーガーを
持って、学園内を歩いている
タグマ「オレもだぜ。アニキ。何も
教えてくれなかったからなぁ。」・
やや上を見ながら、隣のマイコに言った
マイコ「タグマも地方出身なんですか?
」・端末にハンバーガーを食べさせた
タグマ「あぁ。オレの村は、
マシュマロ投げ祭りがあってな。
落としたら罰金だから、みんな必死で
食べるわけ。」・話を続けている
「ゴクゴク…。」
語り手「端末は、藻類の飲みモノを
飲んだ。」
タグマ「それも、あってか、その村の
連中は、虫歯だらけで。オレも
けっこう治したんだぜ(笑顔)。」・
歯を見せながら、マイコを見た
マイコ「へぇ〜。いろんな祭りが
あるんですね(笑顔)。」・タグマの
方を向いた
「ゲプッ。」
語り手「端末は、ゲップをした。」
タグマ「ちょっと待て!その端末。
モノを食べてなかったか?」・マイコの
もつ端末を見て言った
マイコ「食べてませんよ。充電して
いただけです。」・タグマに答えた
タグマ「いやいや!絶対、食べてたよな
(必死)!?」
マイコ「この場所は、端末を
持っているだけで充電が、できますし、
ホログラムもありますから、それと
見間違えたんじゃないですか?」・
充電エリアで立ち止まって言った
語り手「マイコの周りには、星や
ハートなどの立体映像が浮かんでる。」
タグマ「う〜ん。そんなわけないと
思うんだけどな…。」・腕を組んで、
首をかしげた
『入学式を終えて…』
マイコ「長かったです…。」・自身の
部屋のベッドに、うつ伏せで倒れた
マイコ「1日めと、2日めは、部活の
勧誘を兼ねていたのは、
わかりましたが…。3日めは、学長の
話を長々と聞かされるはめに…。
しかも、強制的に参加で、断れば
入学を撤回。オニです。」・枕に顔を
うずめた
タグマ「はいるぞ。」・マイコの部屋に
はいってきた
マイコ「あれ?寮に戻ったんじゃ
ないんですか?」・タグマを見た
タグマ「あれ?じゃないだろ。カギも
かけないで不用心だな…(呆)。」
マイコ「あぁ。森の奥の村に住んで
いましたから、習慣で…。」・ベッドに
座った
タグマ「ここは、田舎と違って
危険だから、気をつけろよ。」
マイコ「はい。」・タグマに頭を下げた
タグマ「ふう。オレは、今日まで門限が
ゆるいから、ドッキリの、つもりで
来たんだけど。まさか、オレよりも
ド田舎だったとはなぁ。」・マイコの
隣に座って、上を見た
マイコ「えぇ。この前なんか、マリモが
居てビックリしました。丁寧に
説明したら、出ていってくれましたけど
。」・やや下を見ながらタグマに言った
タグマ「夜中にか?」・マイコを見た
マイコ「はい。」・タグマの方を向いて
うなずいた
タグマ「どんな村だよ(笑)。」
マイコ「タグマだって、マシュマロを
落とすと罰金って、どんな村ですか
(笑)。」
『卒業式で…』
マイコ「だから早いです(困)!もう、
いい加減にしてください(怒)!」・
カメラに向かって言った
『授業を終えて…』
マイコ「ふう。あやうく大学生活を
飛ばされるところでした…。」・肩を
落としながら、建物から出てきた
タグマ「よう!マイコ。相変わらず、
心気くさい顔してんな。」・マイコに
話しかけた
マイコ「あぁ、タグマ。」・その方を見た
タグマ「入学式から、だいぶ経つけど、
慣れたか? 」
マイコ「いえ、このギャグには
慣れません。」・首を横に振った
タグマ「ギャグ?まぁ、いいや。オレは
、都市のエネルギーと、魔物との関係を
研究する部を創ったんだ。マイコも
入るだろ?」
マイコ「それは、かまいませんが…。
」・タグマを見た
タグマ「名前は、都市マモ部。どうだ
(笑顔)。」
マイコ「略しただけじゃないですか
(笑)。」
タグマ「ふたりだけの部だから、
放課後、マイコんち(家)に集合な。」
マイコ「わかりました。」
タグマ「じゃあ、また後で…。」・
そう言って、どこかへ去った
マイコ「今日は、なんだか、
そそっかしいですね…。」
「ポンコーン。」・チャイム
マイコ「あっ!もう、こんな時間!?
次の授業に向かわないと…(焦)。」・
そう言って走り去った
『放課後、帰路につくマイコ…』
マイコ「じっさい都市マモ部って、
何をするんでしょう?まさか、魔物を
捕まえて観察するとか?」・首を
かしげた
『扉の前で…』
「フォン。」
語り手「マイコは、指紋認証を使って、
扉を開けた。」
タグマ「よう。おそかったな(笑顔)。
」・ダンボールの箱を持って、マイコを
見た
マイコ「なんで居るんです(驚)!?」
タグマ「え?ここに集合だって
言わなかったか?」・首をかしげた
マイコ「そうですけど、家の中に
居るとは思いませんでした。」・中に
入って扉を閉めた
タグマ「マイコと大家さんが
登録したあと、オレも、こっそりとな
(笑)。」・箱を置いて、マイコに手の
平を見せた
マイコ「それだったら、わかります。
」・靴を脱いで上がった
マイコ「しかし、その箱は、なんですか
?」・箱を指して言った
タグマ「あぁ、これ?これは、実験に
使う装置やら何やらだ。」・箱を見た
語り手「箱の中には、フラスコや
ビーカーなど、それっぽいのが
入っている。」
タグマ「マイコんち、は、部屋が
ふたつあるから、空いてる方を使おうと
思って。いいだろ? 」・マイコに訊いた
マイコ「えぇ…。」・返事をした
「ガチャ。」
語り手「タグマは、マイコの部屋の
向かいの扉を開けた。」
マイコ「へぇ〜。人が、はいるほどの
大きさのカプセルや、粒子加速器の
ミニチュアも、あるんですね。」・
部屋に、はいった
タグマ「それ(粒子加速器)は、
模型だけどな。」・カプセルの前に
箱を置いた
マイコ「これだけのモノをひとりで
運ぶのは大変そうですが…。」・
DNA分析器やパソコンを見ている
タグマ「宅配の人に運んでもらったんだ
。午後から準備してたんだぜ。」・
箱からフラスコなどを出して、机の上に
置いた
マイコ「授業をサボったんですか(驚)
!? 」・タグマを見た
タグマ「半日くらい、どうってこと、
ないだろ。」・作業を続けている
マイコ「ですが…。」
タグマ「大丈夫だって。ここの器材の
請求は、細アホに行くから。」・
ダンベル(3キログラム)を出した
マイコ「それなら安心しました。」
語り手「都市マモ部で、
談笑するマイコとタグマ…。」
マイコ「カプセルを見ていると、
おじいちゃんを思い出します。」・
イスに座って湯飲みで、お茶を飲んだ
タグマ「ふ〜ん。」・机にヒジを
ついている
マイコ「私は、カプセルの中で、
凍結した状態で居ましたが、解凍するや
否や、おじいちゃんが配線で転びまして
。危うく骨折するところでした。」・
笑いながら言った
タグマ「その、おじいちゃんって、
どんな人なんだ?」・紅茶を飲んだ
マイコ「あまり、憶えてないんです。
なんて言うか、つかみどころがなくて…
」・再び、お茶を飲んだ
タグマ「よく、わからん?」・腕を
組んで、首をかしげた
作者「マイコの言う、おじいちゃんとは
、モブキャラである。そのため、
表現が曖昧になっているのだ。」
マイコ「でも、いろんなことを
研究していて、水道から、出る水を
電気だけで、ウォータースライダーの
ように流したりするんです(笑)。」
タグマ「そうか。で、マイコの方は、
どうなんだ?」 ・その顔を見た
マイコ「私ですか?私は、機械と
人とのハーフです。ハーフと言っても、
限りなく人に近いロボットですから、
ほぼ、ほぼ、人なんですけどね。」・
お茶を飲んだ
タグマ「ふ〜ん。」
マイコ「凍結したのも、研究者たちが
私の体を調べようと、躍起になって
いたからで。それで、両親が私を
カプセルごと隠したんです。」・
湯飲みを見ている
タグマ「・・・・・。」・紅茶を飲んだ
マイコ「その後、両親が、どうなったか
わかりません。目覚めた時には、途方も
ない年月が経っていましたし…。」
タグマ「オレには、よく、わからんが、
友だちなら、ここに居るだろ(笑顔)。
」・マイコを見ながら、自身を指した
マイコ「タグマ…。」・その方を見た
タグマ「この時代で、マイコが
逢った人たちは、みんな、
いい人たちだと思うぜ。アホは別として
(笑)。」
マイコ「そうですね。アホは別として
(笑)。」
タグマ「カネづる。」
マイコ「カネづる。」
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