テラーノベル
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皆様、この物語では初めまして。この世界の案内人役となりました。ショコラと申します。以後、お見知りおきを。
前回、皆様にアンケートを取らせて頂いたところ、ぐさおさんとひなさん共に同数票でしたので、今回はルーレットの結果ぐさおさんが主人公として進行させてもらいます。
投票の協力、ありがとうございました。
まず初めに、皆様には注意事項の確認をして頂きます。また、注意事項はこれ以降のお話では省かせていただきますので、次から見る時は自己責任、ということでお願いします。
…けれど、過度な暴力表現、流血表現など…一般的にR18G指定されてしまうものに関しては最初に注意事項、という名の注意喚起をする予定です。そこについてはご安心くださいませ。
では、長々となってしまいましたが、ご確認の程よろしくお願いします。
⚠️注意事項⚠️
これはmmmr様の二次創作です
ご本人様に一切の関係はございません
キャラ崩壊、過去改変、年齢操作あり
作者が描いたイラスト及び画像あり(自身が描いたもの、ファンアートの類い以外は載せません)
この物語は実在する国、教団、宗教には関係ありません
この世界は俗に言う《異世界》です
戦闘描写、仲間割れ描写あり(予定)
流血、暴力、戦争、死亡の描写あり
…ひとまずこんなところでしょうか。何かある度に随一修正、更新がございます。その時は皆様にお知らせ致しますので、ご安心ください。
それでは、そろそろmmmrの皆様の世界を見にいきましょうか。
これは、もしかしたら、の話。私たちとは違う星で、世界で、宇宙のお話。
───世界は、物言わぬ顔で周り続けた。
「それじゃあ、念の為に記憶がどれくらいあるかの確認をしますね。」
淡々と話すその少女に目を向ける。深海のような深みのある青色の髪を伸ばし、目深に帽子を被っている。そして、特徴的な左右非対称の美しい黒曜石のような瞳と魂のように揺らめくサファイアの瞳が私の心の深淵を覗き込んでいた。
そもそもなんで記憶を失っているのか、というのを聞くタイミングを逃し、疑問ばかりの状態でこの質問は始まった。私は巡る思考から目の前の少女に意識を切替える。
「…まずは一般常識について。私たちが住む星の名前は?」
「《ヴァル=ノア》。ですよね。78億年の歴史がある星のはずです。」
「ふむ。問題ないみたいですね。次。我々が住む国の名前は?」
国の名前。国、の名前。国の、名前。頭がぐるぐると思考を回転させているが、霧がかかっているみたいに思い出せない。引き出しを何重にもロックされているかのように、記憶の奥底に埋め込まれたそれを掘り出すことはできなかった。
「……。分からないです。」
数十秒の黙考を経て言うのは、分からないという結果。時間をかけてしまって申し訳ない、という気持ちと、今どこにいるかが分からない、という事実を認識し頭が軽いパニックを起こす。冷や汗が止まらず、私はポケットのハンカチに───と、思ったが見れば、私の服は想像と違い、ふわっとしたワンピースが着せられていた。こんな服を着ていたっけ、なんて思いながらも、これでは汗が拭けずに困惑する。それを見かねた少女が私にハンカチを差し出し、丁寧に汗を拭ってくれる。
「あ、ありがとう…ございます。」
私が感謝を伝えても、少女は顔色ひとつ変えずに
「気にしないでください。私が個人的に気になったことですから。それより、国名が分からない、ということは思いのほか記憶の喪失レベルが高いですね。それが判断できたので質問は以上で。」
「は、はぁ。結局、今いる国の名前は…?」
「《サピエンティア》。別名学問の国ですよ。聞き覚えは?」
「あ、あぁ!お、思い出しました!そんな感じの名前だった気がします!」
国名を聞けば、先程まで固く閉ざされていた記憶のそこの記憶が蘇ってくる。そういえばそんな国名だったな、なんて思いながら、大いに納得する。
その少女は私のそんな反応を一瞥した後、どこからか洋紙と羽根ペンを取り出し、私に渡してくる。
「…?あの、えと、突然なぜそれらを?」
先程の高揚感は通り過ぎ、何事かと少女に尋ねれば、一言、簡単な指示を出す。
「私の名前はgsoです。って書いてください。」
「?分かりました。」
意味もわからずに私はその通りにペンを走らせる。思いの外サラサラと手が進むもので驚きつつも私が書き終えると、少女は懐から手紙のようなものを出してくる。
「…この手紙の筆跡とあなたが書いた筆跡は一致するはずです。記憶を失おうと、体が覚えている動きはそう簡単に変わらないですから。ご確認を。」
なるほど、突然字を書かせたのはこの手紙を私が書いた、という証明をするためだったのか、と思うのと同時にその手慣れた感じから、何回もこの作業をしているんだとわかる。私は促されるままその手紙の封を丁寧に開け、中身を確認する。おそらく万年筆で書かれたであろうその手紙は私が今書いた字と全く同じ筆跡で書かれていた。
『初めまして。記憶を失った私。どうやって書けばいいか分からなくて、少し変な文章になっちゃうかもしれません。ごめんね。自分宛に書いているはずなのに、敬語っておかしいのかもしれない。
本題に入ります。私がこの軍に入った理由は命の恩人に感謝を伝えるためです。もう、私は、私の故郷も、家族も戦禍に巻き込まれ失いました。餓死かけた時に救ってくださった人に、私は感謝を伝えたい。もう、昔の記憶で思い出せないけれど、その人の優しげな笑みだけは覚えてる。きっと、あなたなら見つけてくれると信じて。──────生きて。』
これを見て最初に思ったのは、なんて無責任なんだろう、と思った。ただでさえ覚えていない恩人を、さらに記憶を失くした私が探すという訳の分からないことを仰るものだ。勘弁してくれ、なんて思いつつ私はちらりと目の前の少女を見つめる。
あどけない顔立ちに、160前後と思われる身長。──────子供だ。大人じゃない。子供がなぜこんな感情を押し殺した表情をしているのか、そしてなぜ、いかにも軍服と思われる服装をしているのか。そろそろキリのいいところだし、聞いてみてもいいのだろうか。そんなことを思っていると、私が手紙を読み終えたのを察したらしく、彼女は初めてにこりと笑った。
「改めまして。初めまして。ここの軍、秘密軍隊隊長。コードネーム:mmntmrと言います。今日からよろしくねお願いします。あなたのコードネームはgso。わかりましたか?」
「…え?あ、はい!」
訳の分からないまま返事をしてしまったことに若干私──────gsoは後悔しつつも、まあいっか、なんて呑気なことも思う。mmntmrさんは、私が了承したことを確認したあと、テキパキと行動を指示する。
「ひとまず、客室で1夜をお過ごし下さい。部屋が決まったらお知らせします。明日の日時につきましては、案内役を1人送りますので。その方に色々聞いてください。」
「了解です。えと、客室はどこに?」
恐る恐る尋ねると、mmntmrさんはソファから立ち上がり、ちょいちょいと手招きをしてくる。私はそれに従い、後ろをついていく。
廊下はシーンとしていて、まるでおばけでも出るのでは?と思うほど薄暗く、沈黙が保たれていた。見れば見るほどいかにもな施設で、もしかして人体実験でもさせられるのでは?と冷や汗が止まらなかった。
その静寂を打ち破る声に私はビクッと身体を震わせた。その声の主は目の前を歩くmmntmrさんであった。
「gsoさん。なぜ、私たちが今このような場にいるか覚えていますか?」
私がいちばん聞きたい質問をされ、困惑しつつも私は首を横に振る。そうすれば、少女は丁寧に教えてくれる。
「今、私達の国は戦争をしているんです。そして、私たちはお国のために兵士として戦場に駆り出されます。」
「…肉壁ってことですか?」
私はその意図をつかもうと尋ねる。目の前にいるのはまだまだ子供で、私も子供だ。大人じゃない。しかも女だ。こんなヤツらが戦場で役に立てるのは自爆特攻か肉壁の二択くらいだろう。と、あたりをつけたのだがどうやら違うらしく、私の知らない常識が飛び込んでくる。
「違います。私たちはある意味《兵器》としてこの戦場に呼ばれたんです。私の瞳、オッドアイですよね。珍しいと思いませんか?」
くるりと振り返り、彼女は自身の目元を叩く。黒と青のオッドアイ。珍しいとは思うが、人外やら魔法やらが存在する世界で瞳の色なんて大して気になるものでも無い。
それよりも自身のことを、いや私たちのことを《兵器》と呼んだことに瞬間的に不快感を覚える。
「これ、神様から授かった《ギフト》という力の象徴なんですよ。」
…神?突然話題が宗教関連に変わったのかと困惑したが、どうやらそうではないらしい。と、言うか《ギフト》──────つまり神様?からのプレゼントとやらは一体なんなんだ、そんな疑問を持っていれば、答えはすぐにやってきた。
「…あ、ギフトというのは魔法と似ていますが、その上位互換的なものです。我々は神様に選ばれた者として、その力を国のために使う。それが我が軍隊です。」
ん〜?つまり、ギフトは魔法と同じようなもの、ということか。…すごくないか?普通に。魔法というものは元々生まれ持った素質できまり、後天的に得られることはない。それに、人間が魔法を使えるなんて稀である。元々そういう血筋とか出ない限り魔法使いなんてものは現れない。…だからこそ今までの歴史上で幾度もの戦況をひっくり返してきたのだが。
…いや、ちょっと待って。
「え、じゃあ私にも《ギフト》があるということですか?」
唐突なギフトの紹介とともに、私もここにいるということはその力があること。そのことにに気づき私は思わず驚く。しかし、当たり前だ、と言わんばかりに私を見つめた後、話を先に進ませた。
「え、そりゃそうですよ。じゃなきゃガキがいくら集まったところで敵に敵うわけないですし。それに、あなたのギフトは外見に現れるタイプみたいですよ?ほら。」
そういいながらmmntmrさんは私の頭を指さす。私はその動作につられ、自身の頭を撫でる。至って普通の髪が私の指と指の間に入る。
──────コツッ
私の爪が何かを弾いた。違和感。人間の部位ではないそれが私の頭に伸びていた。今度は片手で、撫でるように触る。固くてさらっとした表面であることがわかる。なぜだか私の何かが触られたような感覚がある。つまりこの何かは神経が通っている。
「あなたのギフトは《刀》と《角》みたいですよ。ギフト2個持ってるなんて。幸運ですね〜。」
なんて呑気に言われても、私は今の状況を受け入れられそうにない。
そりゃそうである。突然記憶をなくして、わけも分からないまま戦場にほおり出されようとしている時に、異物が頭から生えた。角。いや、角って何?完全に人外のそれではないか。困惑を通り越して現実逃避を始めようとしたが、それは目の前の相手に阻止された。
「じゃ、確認も終わったので。それでは、失礼しました。」
そう言って、彼女は去っていく。
私は現実味のない角と客室で一夜を共にした。
さて、ひとまず第1話はこのくらいにさせていただきます。いかがでしょうか?今回の話は世界観の共有と、gsoさんの簡単な紹介、というものをメインに書かせて頂きました。
こんな感じでしょうか。それでは、これにて1話目を閉幕いたします。
また、この世界を覗きに来てくださいね。それでは、またお会いしましょう。さよなら。
コメント
6件
ぐさおさんの角って寝る時大変そうだよね
初コメ失礼します! 設定というか、世界観がすごく好みです...!!子供たち(mmmr)が兵器として裏で暗躍するところとか...続き死ぬほど楽しみにしてます!(語彙力無くてすみません!)