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これは、「人生讃美」のスピンオフ作品です。
(リク視点になっております)
「人生讃美」本編(第28話 力と勇気②)
まで、読んでいただけると
わかりやすいかと思います。
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彼とは幼馴染だった。
隣の家に住んでいて、毎日の様に遊んでいた。
本当はサンゴ社で働きたいなんて、思っていなかったけれど…彼の夢だったから
「オレもやる!」なんて言ってしまったんだ。
あの時、普通の生活を選んでいれば
よかったのかもしれないな。
リク「ユウキ、今日の任務が
終わったらラーメンでも食べに行かないか?」
ユウキ「お〜、よきかなよきかな」
「それなら、いつものあの店がいーな」
いつも、大きな任務の後には2人で
ラーメンを食べている。
今日は特別大きな任務ではないが…
たまには、いいだろう。
ユウキ「でも…真夏にラーメンって
なんか面白くない?」
リク「まぁ…いつでもラーメンは
美味しいからいいだろ!」
なんて、笑いながら任務へ向かう。
何気ない日常だけど…
オレはこういう時が一番好きだった。
リク「『力』【攻】!」
ユウキ「やっぱり、リクは強いね」
リク「でも、オレはユウキみたいに
回復とか人のサポートとか苦手だからさ〜」
ユウキ「でも、頑張ればできるんでしょ?」
リク「まぁ、パワーが一番重要よ!!」
よかった。
今日も生き残った。
よかった。
ユウキ「じゃあ、はやくラーメン屋行こ〜」
リク「おうよ!!」
扉を開けると、いつもの食欲をそそる香りと
夏の…いや店内の熱気を感じた。
弱い冷房を少し恨みながら、メニューを選ぶ。
ラーメンが届く。
ユウキは目を輝かせていた。
なんというか、ユウキが幸せそうにしているとオレも…嬉しい。
ユウキ「ねぇ、リク」
リク「どうした?」
ユウキ「リクは、もっと好きな事
していいんじゃない?」
リク「え?」
湿気の不快感をより強く感じた。
ユウキと居れる事が、オレにとっての幸せだ。
だから…なんというか
答えづらかった。
翌日・ユウキが死亡する前日
リク「今日も頑張ろうぜ」
ユウキ「…うん」
ユウキは元気がなかった。
どうしたんだろう。
心配だった。ただ、ひたすらに。
ユウキ「リクは、何が好き?」
リク「みんなでワイワイするのとか?」
本当は、ユウキだけでいい。
ユウキだけで十分だ。
ユウキさえいればいい。
ユウキ「そっか」
子供「助けて!」
ユウキ「大丈夫だよ!今助けるから」
ユウキは戦闘向きの能力じゃない。
だけど、いつも無茶をするんだ。
リク「ユウキ!オレがやるから下がれ!」
ユウキ「でも、っ、」
子供「お兄ちゃん達、ありがとう!」
「これ、あげるね! 」
子供は二輪の花を渡してくれた。
嬉しかった。
リク「オレ、本当はこういうのが
好きなのかも」
ユウキ「花?可愛いよね」
リク「いや、、人助け…的な?」
ユウキ「!!」
「本当…?」
リク「おう」
ユウキ「これからも色んな人、助けよう」
なんとなく、ちょっとだけど
今までの自分と違う自分を見つけた気がした。
終
コメント
1件
**美月ゆめか🌸です〜!!** うわあああ、この第1話、めっちゃ切ない…!😭💔 幼馴染のリクとユウキ、ラーメン屋での何気ない日常が逆に胸に刺さるよ…「ユウキだけでいい」って心の中で思ってるリクの心情、すごく伝わってきた…。 最後の「ユウキが死亡する前日」って日付があるだけで、全部のシーンが伏線に見えてドキドキする…!💦 「人助けが好き」って気づいたリク、優しすぎて泣ける…。続きが気になりすぎるよ〜!!次回も絶対読む!🌸✨
NaCl
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