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こうしんきたぁぁぁぉぉ!!!!! 待ってました!! やばい最高!!! 続きが気になりますッ! 2人にはやっぱり報われて欲しいです やばい、きになる
わぁぁぁぁぁ!!((バタッ んん、失礼しました(?)やばいくらい最高だったんですけどッッッッ!?!?そして続きがすごい気になります…☆
・・・。
あ、あれ、?どうして…抱かれて…???
頭がはてなマークで埋まっていく。
イタ王)先輩〜ッ、好きですよ〜…
は、そうだった。今は仕事中で、さっき来たお客さんに…急に抱きしめられて…
お客さん…大丈夫、かな?(好きって…誰のこと、だろ?)
オスマン)あ、すみません…大丈夫ですか?
当たり障りなく、いつものお客さんにするように接していく。僕は自分のより少しがっしりとした手を取り、立てるかと聞いた。
オスマン)お席、案内しますね。
フランス)あ。ありがとうございます。
女子生徒)ちょっと、イタ王くん…!?何してんのよ本当に!
…イタ、王…
忘れたと、思ってた人の名前。
イタ王)あ、あ!ごめんっ!ちょっと昔好きだったっていうか、その人と似てたから、さ!はは!ちょっと人違いだったみたいなんね…。
フランス)あー、何だそういうことか。じゃ、さっさと席行こうぜ。邪魔なるしな
…あ、行っちゃう…。
でも、今追いかけたら…きっと僕は『幸せ』を諦めきれなくなってしまう。そんな気がした。
気持ちに蓋をして、本当は好きだったあの人を諦めて逃げて…それでも、忘れられなかった。
3人の談笑を横目にカウンターを拭き、注文をとって無心で仕事をすることで、気を逸らしたつもりだった。
気づくと3人は帰っていて、空っぽの席と透明のドアには『closed』の文字が掛かっていた
マスター)オスマン君、今日もお疲れ様。
オスマン)あ、マスター…マスターもお疲れ様です…。
労いの言葉と、ほろ苦いコーヒーの香りが切ないカウンター。
僕は…どうしてこんなに求めてばかりなのか。
マスター)オスマン君、どうも疲れているようだね?最近…悩みでもあるのか?
オスマン)あ、いえ…悩みとかではないです。
オスマン)ただ…忘れたくても忘れられないものがあるってだけです…。それ以外は、何も
マスター)…今日来た子の事、かい?
オスマン)…まあ、そうです…けど…。
マスター)…、そりゃ、恋…かもしれないな。
どきんっ
見透かされているような言葉なのに、顔はほとんど変わらない穏やかなままのマスター。
僕はつい、コーヒーの少し入ったカップを落としそうになった。
マスター)俺もあのくらいの年の頃は、一目惚れやら何やらで忘れられない時期があったからな…。
確かに、それに近いのかもしれない。でも、僕が…恋…!?
オスマン)えっ、え!?あ、あの…もし、僕があの人に…恋してるとしたら…?
マスター)?変な事はないと思う。実際の所同性でも全然お似合いだと思うしな。
オスマン)うぅ…マスターに聞いた僕が間違ってたかもしれないです…。なんか、恥ずかしい気がします…
マスター)ま、何か困った事あったら聞いてくれて構わない。男同士のもちょっとは教えられるからな〜。
おっ、男同士!?!?さすがに、気が早い…ですよ。マスター。
今日の帰り道は、不思議と明るく感じた。
…メールアドレス、変わってないといいな。僕は新しくして全然使っていない携帯電話をそっと閉じた。