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歩き始めて2時間ほど経過した。

ひたすら前に進み続けた。

ついに、塔の影が見え始めてきた。

🫘「あれが言ってた塔か。」

⚡️「きっとあれだろうな。」

塔へと一目散に向かう。


👾「やっとついた〜!!」

ついに塔の入口に辿り着いた。

周りには塀も門番も無く、簡単に入れそうだ。

🍯「さっそく入ってみよー!」

そう言って大きな扉を開く。

赤い絨毯が引かれており、上を見上げると長い階段が伸びていた。

所々にモンスターの影が見えるような気がする。

今からこれを上がるのだと思うと、全くやる気が湧いてこない。

💭「えー、ほんとにこれ登るの?」

⚡️「仕方ないだろ、我慢しろ。」

気持ちはよくわかる。

これは誰がどう見ても面倒臭いし、目にするだけで疲れる。

でも、とりあえず登るしかないのだろう。


~ 一方、最上階では ~

「ただ今、塔内に侵入者が現れたと報告が入りました!」

🌙「あははは…侵入者ねぇ、珍しい。ここまで来るのが待ち遠しいなぁ(笑)」

「もっと警戒してくださいよ…!心配です…。」


俺たちは意を決して最上階へと向かうことにした。

本当は引き返したい所だったが、やむを得ず多数決で決まってしまった。

👾「足が痛い…。」

⚡️「弱音吐いてんじゃねえよ、ほら、チユ!」

マナトが足に回復魔法をかけてくれた。

足の痛みが一瞬で完治し、軽くなった。

有難いことだが、技名の気持ち悪さに精神面でのダメージを食らってしまった気がする。

あくまで“治癒”なのに“チュ”に聞こえてしんどい。

聞く度に気分が悪くなる。

早く他の回復魔法を覚えてくれないのだろうか。


10階まで登ってきた。

何やら壁に取り付けられている扉の向こうから音が聞こえる。

シュワーン…シュワーン…

🍯「なんの音!?」

気になったはにけーきは勢い良く扉を開ける。

あまりの強さに扉がぶっ壊れてしまった。

🫘「こ、これは恐ろしい…。」

壊れた扉に驚いているごまめの肩から、部屋の中を覗き込んでみた。

そこには少し大きめの宝箱が置かれていた。

🍯「うぇ〜!!ラッキー!」

ご機嫌なはにけーきは宝箱を開ける。

なんと中にはレーザーガンが入っていた。

撃つと水色のレーザーがビュンビュン出てくるみたい。

⚡️「よかったな、はにけーき。」

さっそく手に入れたレーザーガンを腰に掛け、ルンルンで部屋から出てきた。

早くサブマシンガンを返して欲しい。


20階まで登ってきた。

もうかなり時間が経過したと思う。

ひたすら階段を上がり続けるのがこんなにもしんどいとは思っていなかった。

🫘「見る限りだと、あと5階分ぐらいだな!」

言われて見上げてみると、確かに最上階はすぐそこまで迫っていた。

👾「あとちょっとかー。」

🫘「ジャンプしたら一瞬やで、だからはるージャンプして。」

は?ジャンプ?

本当に何を言ってるの?

昨日、素を打ち明けたからってずっと調子乗ってないか?

👾「するわけないだろ、疲れてんだよ。」

そんなことを言っていると、何者かの足音が聞こえてきた。

徐々に近づいてくる。

後ろを振り返るとそこには青色のゴブリンが立っていた。

💭「うわぁっ!?なに!?」

驚きとともに振りかざしたダガーナイフが見事にゴブリンの腹に刺さる。

❗️「ウグォアッ…」

💭「え、こんなことある?」

自分でやっておいて、全く理解していないユメ。

もう少し責任感を持って欲しいものだ。

🍯「やっつけられたならラッキーじゃんユメちゃーん!!」

💭「だから男だっつーの…。」


ついに最上階まで辿り着いた。

👾「疲れた〜!やっとついた!!」

⚡️「なかなか大変だったな。」

たくさん歩いたあげく、死ぬほどの量の階段を上がったわけだから、疲れが尋常じゃなかった。

もう全員くたびれて倒れそうだ。

🫘「そういや、道中で新しい魔法覚えてたよな?」

⚡️「あ〜、全体効果のバフ魔法か。」

🫘「そうそう、それを全員にかけてくれよ。」

⚡️「わかった、パワイタル!」

魔法をかけられるや否や、どんどん力がみなぎってくる。

恐らく攻撃力増加魔法なのだろう。

これはすごい。

💭「なんか強くなった気がする!ありがと!」

僧侶ってなんでもできるんだなぁ。


恐る恐る、扉を開ける。

🌙「おっ、いらっしゃーい。」

最上階の扉を開くと、そこには玉座のような椅子に座ってこちらを見つめる例の戦士がいた。

👾「あれが最強の戦士ってやつか?」

⚡️「あぁ、間違いない。」

最強の戦士なんて言うもんだから、脳内でのイメージは完全にダークヒーローのようなものだった。

しかし、実際目にしたのはイメージとかけ離れた、光の英雄のような姿だった。

キラキラしたお月様のような綺麗なフォルムに目を奪われてしまった。

🌙「それじゃあ、お手並み拝見といこうか!」

彼女は椅子から立ち上がった。

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