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めちゃつえー単話集

第13話 - rukg 👻🔪✕🥷🔫 お互い様

736

2025年05月15日

#にじさんじBL

#めちゃつえー

#2j3j

鯱

⚠注意喚起⚠

センシティブな表現。

nmmn,rukg要素。

こちらは完全二次創作のためご本人様には一切関係ございません。

長め、だいたい5000字。

ほぼkgt視点ですが途中で変わります。

山下.様からのリクエスト。

kgtに甘いkyngのお話。

以下伏せ字なし↓

最近僕には悩みがある。それはもうすぐ付き合って1年になる恋人、小柳ロウのことだ。

信頼できる同期だと思ってた彼に、いきなり告白されたときはとても驚いたし返事にも悩んだ。迷ったあげくのOKだったが、今では付き合って本当に良かったと思っている。

でも、そんなロウに一つだけ問題がある。

それは……ロウが僕に甘すぎるってこと。

どんな風にかって？例えば……

叢雲「なんやこれ…。」

ぼーっとエゴサをしていたときだった。偶然目についた切り抜きのタイトルに目がくぎ付けになる。

【カゲツのことばかり話す小柳ロウ part2】

内容はタイトルの通り、ロウが僕のことを話してる場面を切り抜いただけの動画なのだが……。

小柳「この前カゲツがさw」

小柳「そう言えば…カゲツから聞いたんだけど___」

小柳「あ、カゲツもディスコいるじゃん。」

……いや僕のこと話しすぎやろ！！しかもPart2ってことは1があるってこと？ここまできたら気になってしまいPart1も見てみた。

丁寧な切り抜きで、左上には切り抜いた配信の日時が乗っている。最初に切り抜かれた配信の日付は……ちょうど1年前あたりから。僕らが付き合ったあたりやん。ほんとに……バレたらどうするつもりなん！？

付き合う前は全く予想してなかったが、どうやらロウは好意が分かりやすく現れるタイプらしい。ロウ一人の時でさえこんなに僕の名前が出ているのだ。僕がいるときはもっと凄い。そうだなぁ…これは今さっきまでの出来事だけど……

佐伯「〜〜〜！」

赤城「〜〜w」

めちゃつえーでのご飯会中、いつもだったら大笑いしてるOriensの話もあまり頭に入ってこない。なぜって？それは僕の隣にいるこの狼のせい。

小柳「カゲツこれ好きだろ？はい。」

僕の顔にぐいぐいと箸を近づけて、料理を食べさせようとしてくるロウ。ご飯くらい僕一人で食べれるんやけど？と思いながらも無駄な抵抗はしない。……前に断ったら拗ねられて大変だったから。

実際口にいれると本当に僕の好きな感じの味やし。ちゃんと美味しいからこれは不可抗力だと自分に言い聞かせる。

緋八「いや、距離感！！！」

一連の流れを目の前で見せられたマナが、ついに耐えきれずつっこみをかました。その両隣にいる2人がマナの肩を叩き、遠い目をしながらつぶやく。

星導「マナ、諦めてください。これが日常です…！」

伊波「人間ってね、慣れるものなんだよ……。」

最初こそ甘々なロウに若干引き気味だった2人だが、時の流れとは恐ろしいもので今では全く気にしていない。むしろ見たことないようなロウの姿を面白がってるまである。

これだけわちゃわちゃ騒いでいるのにも関わらず、ロウは僕の方ばっかり見てて……多分3人の言葉も聞こえてない。

小柳「カゲツ…。」

熱っぽい視線に耳元で囁かれる甘い声。誰からも見られないテーブルの下で、僕の手にそっとロウの手が重なる。

小柳「飯終わったら……カゲツの家行っていい？」

自身の頬や耳がかっと赤くなるのがわかる。気恥ずかしくてロウから視線をそらした先でマナと目が合った。茹でダコ状態の僕の様子に、マナは呆れながらも嬉しそうに言葉をもらした。

緋八「まぁええわ。同期の幸せは俺の幸せやからな！末永くお幸せに！！」

小柳「末永く……ね。俺はカゲツがじいさんになるまでずっと側に居るつもりだけど？」

今までの話を聞いてないようで、しっかりと聞いていたらしい。満足気に笑うロウに星導と伊波が吹き出す。普段クールな分振り幅がえぐいのだろう。照れて何も言えなくなってしまった僕は、ご飯会がお開きになるまてちびちびとお酒を飲むことしかできなかった。

っていうような感じでとにかくロウが甘い。他の人がいても関係なしだから、ゆくゆくは先輩とかの前でも今日みたいなやりとりをするのだろう。それはちょっと、……いやめちゃくちゃ恥ずかしいんやけど！？

それに今まで散々ロウの態度について話してきたが……ロウの歯止めが本当に効かなくなるのは多分これからだ。いつも甘い彼が特にどろどろになる時、それは僕と行為に及ぶ時だ。この前なんて……！……あー…いや、やっぱり言いたくない。思い出すだけで頬が火照ってしまうほど、とだけ言っておこう。

小柳「ははｯ！何やってんの？w」

タオルに顔を押し付けて熱を冷ましていた僕を見て、手にドライヤーを持ったロウが笑い声を響かせる。

叢雲「なっ……！いつからｯ！？」

小柳「今来たばっかだよwほら髪乾かしてやるから。こっちおいで？」

ぽんぽんと自身の膝を叩き僕が来るように促す。お決まりになりつつあるこの流れに、僕は無意識のうちに流されてしまう。ソファーに腰掛けるロウの膝の間に腰を下ろし身を委ねる。

小柳「熱かったら言えよ？」

叢雲「…うん。」

ロウは僕の髪を乾かすのが好きらしい。何が楽しいのか分からないが、お泊りするときは必ず乾かそうとしてくる。

あ……頭撫でられるの気持ちいい。さっきお酒も飲んじゃったしちょっと眠いかも。ぼーっとしているうちに、いつの間にかドライヤーは終わっていた。

小柳「カーゲツ。もう眠いの？」

叢雲「んー……ちょっとだけ…？」

小柳「そっか。じゃあ……あとちょっとだけ頑張ろうな。」

ロウに後ろから腕を回され、いわゆるバックハグの体勢になった。そのまま頬をすりすりと撫で回されたり、優しくつままれたりする。ほんのりと冷たいロウの手が心地良い。

叢雲「…ロウ？これ何してるん…？」

小柳「んー？いや、今日も俺の彼女はかわいいなーって思って。」

恥ずかしげもなくよく言うなぁ……。ちらりとロウの方を振り返ると、宝物を見るような…本当に愛おしい物を見るようなそんな顔をしているのが目に入った。

叢雲「ロウはなんでそんなに僕に甘いの？」

小柳「……え？」

あ、しまった！つい思っていたことを口に出してしまった。一瞬驚いた顔をしたロウが小さくため息をこぼし、呆れたように笑いながら僕のことを強く抱きしめる。

小柳「そんなのカゲツが好きだからに決まってるだろ？それに……」

小柳「カゲツだって俺に甘やかされるの大好きなくせによく言うよ。自覚してないの？w」

カゲツ「………僕が…？」

予想外の返答に思考が止まる。ロウが僕のことを好きなのは何回も言われてるから知ってる。問題は後半、僕がロウに甘やかされるのが好きだってとこ。僕はあくまで甘やかそうとしてくるロウを受け入れてるだけであって、別に僕自身は好きなわけじゃ……ないよな？

小柳「俺がカゲツの話したり、皆の前でカゲツにちょっかいかけたりした時、毎回嬉しそうにしてるだろ……って、え…？まじで気づいてなかったの…？」

叢雲「いやいや、そんなことないし！ロウが甘やかしたがりなだけで僕は何とも……ｯぅ！？」

なんとか弁明したくて自然と早口になる口が不意に何かに塞がれる。それがロウの唇だと気づいたのは目の前に綺麗な瞳が見えたから。じっと見つめられるのが恥ずかしくて咄嗟に目を瞑る。

小柳「ｯはは♡かわいー…♡」

僕が再び口を開くより先にまた唇が重ねられる。今度はさっきよりももっと深いやつ。熱くなった手でほっぺを包まれて、これまた熱い舌で口内を散々に撫で回される。そのせいで僕まで熱くなってきた…。

小柳「うわ、顔とろっとろだけど？……よし、ベット行こっか♡」

叢雲「なｯ！？まださっきの話が終わってないやろ！ちょ、降ろせ！！」

抵抗も虚しくお姫様抱っこで寝室へと連れて行かれる。その間もロウはずっと意地悪く僕の方を見て笑ってて……嫌な予感に心臓がうるさく脈打つ。優しくベットに降ろされた僕の上に、すぐにロウが覆いかぶさって微笑を浮かべる。

小柳「話続けるよりもカゲツにはこうやった方が伝わると思うんだけど……。」

またロウの唇が重なる。なんでさっきからちゅーばっかり？と疑問に思っていると、急にお腹の下あたりに違和感を感じた。

叢雲「ｯｯ……？？♡ぁ、なに…？♡♡」

視線をなんとか下にずらすと、服をめくられ露わになった僕のお腹にロウが手のひらを置いてるのが見える。そして一定のリズムで優しく押されている。そう、たったそれだけ。たったそれだけなのになんで……！！

叢雲「んｯ♡♡そ…れ、やめｯ♡♡♡」

小柳「きもちーだろ？これ♡」

お腹の奥がぞくぞくして自然と腰が浮いてしまう。初めてやられることのはずなのに、僕の身体はこの感覚知ってるみたいだ。

小柳「カゲツはキスしながらここいじめられるの大好きだもんな……♡♡」

その言葉で、いつもロウのモノで突かれている時と一緒のリズムで僕は今お腹を押されているのだと気づいた。気づいて……意識してしまうと余計に快楽を拾ってしまう。

叢雲「ろぉ…ｯ♡これやだ…ｯあ♡♡」

小柳「だからそんな顔して嫌がっても説得力ないって……♡♡ほら、カゲツこっち向いて？ちゅーしよっか♡」

叢雲「だめｯ♡いまｯされたら……♡ｯん゛〜〜♡♡」

いつもロウは僕がイきそうになるとちゅーをする。今このタイミングでそれを思い出してしまうなんて最悪だ…！！お腹の奥がきゅんきゅんしてもう自分じゃどうにもできない。

叢雲「ｯぁ゛〜〜〜〜♡♡♡」

情けなく腰を動かすことしかできないまま、僕は絶頂を迎えた。ぼやける視界のなかでロウが余裕なさげに笑ってるのが目に入る。熱を孕み興奮しきったその瞳に僕は嫌でも覚悟せざるを得なかった。

小柳「カゲツ…♡ここ挿れてもいいよな？♡♡」

ロウのモノがアナの周りをすりすりと刺激する。思考が回るよりも先に口から言葉が出ていた。

叢雲「ロウの挿れてほしいｯ♡♡」

こうやって流されちゃうのも全部、全部全部ロウが僕を甘やかしすぎたせいやから。ほら、やっぱりロウが甘すぎるのが悪いんだよ。そう……だよね？

叢雲「ろｯ♡ろぉ♡♡もっとちゅーして……ｯ♡♡」

小柳「ん、いーよ♡」

拙いながらも必死に動かされる舌が愛おしい。意識が舌に集中して、油断しちゃってるナカもちゃんと擦って気持ちよくしてやる。

叢雲「んぁ゛♡♡またイ…く♡ろうｯ♡手、つないでｯ♡ぎゅーもして♡♡」

小柳「は…♡♡ほんとかわいいな♡……ｯｯ♡」

右手を恋人繋ぎに絡めたままカゲツを抱きしめる。さっきよりもっと深くまで入って俺もそろそろ限界になってきた。とろんとした顔でうわ言のように俺の名前を唱えているカゲツの口に、もう何度目かもわからないキスをする。

叢雲「ん〜〜〜〜ｯ♡♡♡なか…あっつ…♡♡」

カゲツが望むことは何でもしてあげたい。意識が半分飛びかけても尚、かわいく俺の名前を呼んでいる恋人を見てそんなことを思う。

そう思ってしまうのも全部、全部全部カゲツが甘え上手なせいだ。カゲツは俺に甘やかされるのが大好きだって……ほら、言った通りだっただろ？♡♡

小柳「………ってな感じなんだけどやっぱりカゲツ俺に甘えすぎだよな……あ。」

小柳「悪い。そろそろカゲツの収録終わるから帰るわ、じゃ。」

長々と続いた同期の惚気話が終わり、俺と星導は顔を見合わせる。くるくると退屈そうに自身の髪をいじりながら星導が嘆息の声をもらす。

星導「同じような内容カゲツからも聞いたんですけど……。」

伊波「あ、星導も？俺もこの前聞いたよ……。」

ほんとあのバカップルどもは……。やれロウが甘すぎて困るだの、カゲツを甘やかすのがやめられないだの、一体何を聞かされてるんだ俺たちは。こっちからしてみれば、

星導/伊波「「どっちもどっちなんだよなぁ……。」」

長らくのスクロールありがとうございました。

甘々ってこれで合ってるのか……？と自問自答しながら書きました。難しかったけど楽しかったです！リクエストありがとうございました！！

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文章とか設定の立ち回りが上手すぎて見ててほんとに楽しいです、、！！😭次も楽しみにしてます🩷

鯱

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