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キャプション(あらすじ)に注意記載。
俺の肌と満州の肌がぶつかり合う音が、時に大きく、時に小さく聞こえる。
音の大小は快楽の大小と比例していた。
「日帝さん」
と、俺の名を呼ぶ声は甘く、絶え間無く与え続けられる。忘れられなくなるまで。
毒だ。
これは毒だ。
これ以上は摂取してはいけない。
しかし欲しくなる。
まるで麻薬のような、毒のような。もしかしたら2つを混ぜ合わせたものかもしれない。
自分の意思なく飲まされ、全身に回るまで勝手されているのに。
恐ろしいと思う反面、足りないと、もっと欲しいと考えてしまう。
満洲の愛情全てが欲しい。
『…ッ満州』
喘ぎ声混じりの、自分でも驚くほど甘ったるい声で名前を呼ばれた満洲は、愛おしげに目を細め、俺を見つめる。
それだ。
その顔が、目が欲しい。
どうしたんですか、日帝さん。そう呼ぶ声が。
もっと、と強請ると、俺の期待に応えようとしてくれているのだろう。
動きは激しくなり、顔に身体に、キスの雨が降ってきた。
目元の涙を舐めとり、深くキスし、離れ際にはソフトにされた。
ぴりつく痛みを伴う印は体中にできていて、俗的に言うと興奮した。
満洲もそれを認知したのか、俺の中に収まっているものが膨れ上がる感触を覚える。
俺が満洲で満たされていく感覚に喜びを感じる。
強く、激しくなる動きに、達しそうなのだと分かる。
そう感知した後、一分もたたずに俺の中に欲がはき出された。
勿論ゴム越しだが。
続けて俺も達し、肩で息をする。
生温い体温を感じながら、整う息。
乾燥した唇で頬に落とされたキスの感触は、快楽の記憶と共に忘れられないだろう。