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「ごめん。」
聞き飽きたよ。その言葉。何回言っただろうね。数え切れないくらいだよ?もう大丈夫だよ。私は1人でも大丈夫。心配しないでね?貴方の事だから、心配しちゃうかな?どんどん冷たくなっていくあなたの掌に。1滴の水滴が。それが邪魔で、あなたの顔が見えなくて。
「邪魔、邪魔だよ。どいてよ」
どんなに足掻いても消えることは無く。貴方はどんどん冷たくなって行くばかりで。私ばっかり。私ばっかり報われて。私の大切な人ばかり亡くなる。
「ごめんね。愛してる。」
今の言葉は聞こえたかな。