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第15話
〖歓迎パーティー〗
――紅魔館。
亜霊夢が泊まることになったその日の夕方。
レミリア「というわけで!」
バンッ!
レミリア「歓迎パーティーよ!!」
魔理沙「待ってましたなんだぜ!」
霊夢「絶対言うと思ったわ」
亜霊夢「行動力だけはあるわね……」
咲夜「既に準備は終わっております」
美鈴「料理もできてますよー!」
小悪魔「飲み物も用意しました!」
パチュリー「本当に仕事が早いわね……」
フラン「パーティー! パーティー!」
こうして、急遽開かれた歓迎会。
大広間には料理が並び、普段より賑やかな空気に包まれていた。
魔理沙「おぉ!」
霊夢「結構豪華ね」
亜霊夢「……変わらないわね」
レミリア「何が?」
亜霊夢「ううん」
亜霊夢「なんでもない」
その笑顔は、どこか寂しげだった。
――亜幻想郷。
亜紅魔館。
大人びたレミリアがワインを片手に笑う。
亜咲夜が静かに料理を並べる。
亜パチュリーが本を読みながら紅茶を飲む。
亜フランが楽しそうに騒ぐ。
そんな光景を、ふと思い出した。
亜霊夢
(懐かしいな……)
レミリア「おーい?」
亜霊夢「え?」
レミリア「ぼーっとしてるわよ?」
亜霊夢「ごめんなさい」
レミリア「今日は歓迎パーティーなんだから」
レミリア「難しい顔は禁止!」
フラン「そうだよ!」
魔理沙「食え食え!」
霊夢「太るわよ」
魔理沙「お前が言うな」
咲夜「おかわりはいかがですか?」
亜霊夢「ありがとう」
美鈴「どうですか?」
亜霊夢「美味しいわ」
小悪魔「よかった~」
パチュリー「賑やかね」
そして。
宴も進んだ頃。
レミリアがワイングラスを掲げる。
レミリア「異世界の巫女!」
亜霊夢「?」
レミリア「歓迎するわ!」
レミリア「辛いことも、悲しいことも、事情も知らないけど」
レミリア「少なくとも、ここにいる間は楽しみなさい!」
魔理沙「流石吸血鬼の主なんだぜ」
霊夢「たまにはいいこと言うじゃない」
フラン「お姉様かっこいい!」
咲夜「流石お嬢様です」
レミリア「もっと褒めなさい!」
みんなが笑う。
亜霊夢は。
少しだけ目を見開いた。
亜霊夢
(事情も知らないけど……楽しみなさい、か)
誰も。
「何があったの?」
とは聞かない。
ただ。
「一緒に笑おう」
そう言ってくれる。
亜霊夢「……ありがとう」
レミリア「ん?」
亜霊夢「なんでもない」
そして。
宴は夜遅くまで続いた。
その頃。
コメント
1件
第15話読み終わったよー!レミリアの「歓迎パーティー」、さすが行動力あるなって笑ったわw でも亜霊夢が元の世界の紅魔館を思い出して寂しげな表情を見せるところがぐっと来た…。誰も事情を詮索せずに「一緒に笑おう」ってスタンスなのが、かえって温かくてグッときたな。これは次も気になる🔥