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アクア・マリン
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時計の針が動き始めた。
止まっていたはずの街の時計が、
すべて同時に動き出した。
午後6時12分。
午後6時12分30秒。
午後6時12分50秒。
そして、午後6時12分59秒。
街の風が止まる。
電線が揺れなくなる。
遠くの雲さえ、動きを止めたように見えた。
次の一秒で、何が起きるのか。
その答えを知っている者は、もういない。
いや。 一人だけ、いた。
コメント
1件
むなさん、第20話「午後6時12分59秒、読ませていただきました! 時計の針が一斉に動き出すカウントダウン、ものすごく緊張感がありました。風や電線、雲まで止まる描写で空気がピンと張りつめて、次の一秒への期待と不安が同時に押し寄せてくるようでした。答えを知る「一人」が誰なのか、すごく気になります…! 終盤の余韻が長く残る、素敵な読後でした🌷