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水くん嫌われ

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水くん嫌われ

2 - 「大丈夫」   水くん嫌われ

♥

517

2022年08月22日

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自分の書いたストーリー漁ってたら ♡がバカ多くてビビりました

続き待ってくれていた方ごめんなさい!今になって気付きました…💦


※注意※

・駄文 ・水くん嫌われ ・他メンバー悪役表現 ・水くん卑屈気味 ・兄弟設定(上からダイスナンバー6からの順)

地雷様・純オタ様は見ないことをお勧めします

ご本人様とは一切関係ありません


今回短めです

__________________________________________


「…いむくん、大丈夫?」


泣き腫らした僕の目を見てしょーちゃんは言った。

慈愛と心配に満ちた薄紫の瞳。


「…大丈夫じゃ、ない……ッ」


枯れ切ったはずなのに、涙は止まらなくて。

優しさを前にすると、我慢は効かなくて。

たとえその優しさが偽物でも、今の僕には充分すぎて。


僕とは到底釣り合わない彼に縋りついた。




それでも朝はやってきて。

再び僕を蝕む日々を呼ぶから。


誰にも気づかれないように階段を降りる。

細く軽い僕の身体は、階段を降りる音を出さなくて。

__これも僕が言うことを聞かないから。


「……おい、仏。「おはよう」は。」


「…おはよう、ございます」


「挨拶もろくにできんのか?」


はー…、と深いため息を吐くいふくん。


「ごめんなさい…」


「ほんまに思ってるんかなぁ」


返ってきた冷たい声に身体が震える。


僕を守る盾さえも奪われてしまったら耐えられない。

でも、謝る以外に方法が無い。


「なあ、「ごめんなさい」って、ほんまに思ってると思う?初兎」


彼が賛同を求めたのは優しいしょーちゃん。


「お、俺は…」


言ってほしかった。「俺は思うけど」。その言葉で耐えられた。

でも彼が言ったのは、


「…思わん」


僕を突き放した言葉。


彼は優しい。

だから、酷い言葉を吐けない。

だからこそ、強い者についてしまう。




「…いむくん、大丈夫?」


もう涙も出ないような僕を見てしょーちゃんは言った。

今にも泣きそうな薄紫の瞳。


大丈夫じゃない。


言いかけた言葉を喉奥に留めた。


「……大丈夫。」


大丈夫なんかじゃない。

でも、今彼に縋りついたら。

優しい彼は自分を責めるから。

僕が全部悪いから。


「心配かけてごめんね。」


笑えてただろうか。


彼の優しさは僕を傷付ける。

この作品はいかがでしたか?

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コメント

2

ユーザー

とてもとてもこの話好きです! 続き待ってたんで書いてくれて嬉しいです! 続き待ってます!

ユーザー

もし、良かったら続き見たいです!

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