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夜の部屋は静かで、柔太朗のスマホから流れるYouTubeの音だけが小さく響いていた。
「この人、めっちゃタイプなんだよね……優しそうでさ。声も低くて落ち着いてて」
柔太朗は無防備にソファに寝転がりながら、画面の男性タレントを指差して笑った。
「こういう人に甘えられたら、俺絶対落ちるわ。勇ちゃんとは全然違うタイプ」
その一言が、勇斗の胸にナイフみたいに突き刺さ
『 …へぇ、』
勇斗の声が低く、いつもよりずっと冷たかった。
柔太朗はまだ気づかずに、スマホをスクロールしながら続ける。
「ほら、この笑顔。やばくない? 俺、こういう包容力ある人に弱いんだよなー」
次の瞬間。
スマホが床に投げ捨てられた。
「えっ——」
柔太朗が顔を上げた時には、すでに勇斗が覆い被さっていた。
両手首を頭上で片手で押さえつけられ、膝で太ももを割り開かれて、逃げられない。
「勇ちゃん……?」
いつも甘やかしてくれる、優しい勇斗の目が、今は違う。
黒い瞳が燃えるように柔太朗を捉えていて、息が荒い。
『俺とは全然違うタイプ、ね』
声が震えてる。怒りと、痛いくらいの嫉妬で。
『 俺じゃダメなんだ?』
「ち、違うって! 俺、勇ちゃんが一番_」
『 嘘吐け、』
勇斗の唇が柔太朗の首筋に強く押し付けられる。歯が当たるくらいの力で吸い付いて、赤い痕を残す。
「ゃ゛…ッ 、勇ちゃん、痛い……」
『痛くしたっていいだろ。俺のことなんかどうでもいいんでしょ?』
勇斗の手が柔太朗のTシャツを乱暴に捲り上げる。いつもなら優しく触れる指先が、今は爪を立てて腹をなぞり、乳首を強く抓む。
「ひっ……!」
柔太朗の体が跳ねる。
「やだ、勇ちゃん、やだ……っ」
その言葉に、勇斗の動きが一瞬止まった。
でも、次の瞬間にはもっと激しくなった。
『やだって言ったって、もう遅い。』
ズボンのボタンを外し、下着ごと引き下ろす。柔太朗の脚を大きく広げて、自分の腰を押し付ける。
『俺のことしか見えなくしてあげる。』
勇斗の指が、容赦なく柔太朗の中に入ってくる。いつもならゆっくり慣らしてくれるのに、今は一気に二本。
「ん゛ッ… やだ、やだっ、勇ちゃん、待って……っ」
涙がにじむ。痛いのに、怖いのに、どこかで感じてしまっている自分が恥ずかしくて、柔太朗は首を振る。
「やだってば……勇ちゃん、怖いよ……」
その声が、勇斗の理性を完全に折った。
『……怖がらせてごめん。』
でも謝りながら、勇斗は自分のものを押し当てて、一気に奥まで沈めた。
『でも、俺以外のこと考えてる柔太朗が、一番怖いけど。笑』
激しく腰を打ちつけるたび、柔太朗の喉から甘い悲鳴が漏れる。
「やだっ、勇ちゃん、やだ……っ、激しすぎ……あっ、だめ、だめぇ……!」
『俺のことだけ見て』
勇斗は柔太朗の顎を掴んで、無理やり自分の方を向かせる。
『俺のことだけ、好きって言え』
涙でぐしゃぐしゃの顔で、柔太朗は震える声で繰り返す。
「勇ちゃん……好き、好きだよ……っ、勇ちゃんだけ、勇ちゃんだけでいいから……っ」
その言葉を聞いた瞬間、勇斗の動きが一瞬だけ優しくなった。
でもすぐにまた激しく、深く、執拗に突き上げてくる。
『もう二度と言うなよ』
耳元で囁く声は、甘さと狂気が混じり合っている。
『俺以外の男のこと、考えんな』
柔太朗はただ泣きながら、必死に頷くしかなかった。
「うん……もう、言わない……勇ちゃんだけ、勇ちゃんだけだから……っ」
何度も何度も、壊れるまで愛されて。
ようやく勇斗が果てたとき、柔太朗はもう声も出せないくらいにぐったりしていた。
勇斗はそんな柔太朗をぎゅっと抱きしめて、汗まみれの額にキスを落とす。
『……ごめん。死ぬほど嫉妬した』
柔太朗は力なく笑って、勇斗の胸に顔を埋めた。
「バカ……わかってるよ」
小さく、掠れた声で。
「俺も、勇ちゃん以外いらないって……ずっと前から、わかってる」
勇斗はもう一度、強く抱きしめた。
今度は、壊さないように。
優しく、でも絶対に離さないように。
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