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私は明日から学校だけどな、はは!
_めめんともり side_
カンッ…
夜に森を歩いていたら私が持っている鎌に何かが当たり、大きな音がなった。
めめ「魔石…?」
よく目を凝らしてみると、鎌に当たったものは、魔力がたっぷり入った魔石だった。落ちた魔石の位置と、鎌が魔石に当たった時の位置から投げられた方向を逆算する。その方向を見ると、少し遠くに暗い夜空と大きな魔木があった。魔木は動いており、この魔石はそこから投げられたのであろうと推測できる。何かが運悪く魔木に食べられようとしているのだろうが私に助ける義務はない。だいたい、こんな夜中に大して強くない者が森に入るのが悪いのだ。そう思いながら再び足を進めようとする。しかしその時、手に持っていた鎌にかすかな違和感を感じた。見てみると、刃が刃こぼれしてしまっていた。こうなったのは魔石に当たったからに違いない。
めめ「…ニコッ(怒) 魔石を投げた犯人に責任を取ってもらいましょうか」
そう決心すると、私は霊力を貯めているランタンから霊力を抜き出し死霊を呼ぶ。するとどこからか黒い透明のような塊がやってくる。
めめ「あそこの魔木に食べられそうになっている人間を助けて鎌を弁償してもらいましょう。魔族や魔獣でしたら、魔木から救出した後に魔石を取り出して、鎌を修理するための材料になってもらいましょう。お代はこれです」
抜き出した霊力を指し示すと、死霊はそれを取り込み、黒い濃いもやのようなものに実体化する。それを確認すると、私は死霊用の鎌を取り出して渡した。そして魔木に向けて私たちは走り出した。
ザワザワッ…ザワザワッ…
木の葉がかすれる音が聞こえる。幸いにも魔木の周りには他の魔獣や魔族もいなかった。死霊は鎌を持っているが、私専用の鎌はさっき刃こぼれしてしまったので使えない。
めめ「仕方ありません。私は魔木の幹を攻撃するので、死霊さんはその間に枝を切って救出してください」
そう言って私は魔法を繰り出す。
めめ「ダークウォール!!」
魔木の下に黒のような紫のような闇の壁が地面から突き出る。魔木はそれでかなりのダメージを負っているようで、枝の動きが鈍くなっていた。
しばらく経つと、死霊が魔木に襲われていたものを運んでくる。どうやら無事に救出できたようだ。私は最後に魔木にとどめの一撃を放つ。どうやら死んだようなので、霊力のランタンを取り出し、そこに魔木の霊力を溜めておく。思っていたよりも霊力が多く、いい収穫だった。後処理を済ますと、私は死霊に話しかける。
めめ「騒ぎに引きつけられて魔獣がやってきたら面倒なので、さっさとここを離れてしまいましょう」
しばらく歩いたところで足を止める。
めめ「このあたりで良いでしょう。死霊さん、その人をそのあたりに寝かせておいてください」
と声をかけると、死霊はその通りにした。
めめ「ありがとうございました。また次も呼ばせていただきますね」
それを聞くと、死霊は鎌を置いて実体化を解除し、どこかへ行ってしまった。あとはこの人を起こして鎌の弁償をさせなければ…。
ズキッ_
頭に鈍い痛みが走る。久しぶりに魔力を使ったせいだろう。今思い出せば、最後に魔法を使ったのはいつのことだったか…。私は救出した人を起こす前に寝ることにした。荷物から防御の魔法陣がかかれた紙と魔力が入った魔石を取りだし、地面の上に紙を、その上に魔石を置く。周りが淡く光りバリアのようなものが私たちを包む。これでしばらくは魔獣が来ても大丈夫だろう。そう思いながら眠りについた。
はい!というわけで今回はここまでです!めめさんが登場しました。魔力を持つ魔力者であり、霊力を操れる能力者でもあります。
本編の補足をします!まず、霊魂とは、肉体から独立した精神で、心臓に宿っています。死霊は、肉体が死んでしまい霊魂だけが残ってしまったものです。霊魂はあっても自我はなく、生きている時の記憶や情報が霊魂に刻み込まれており、一見してもそれはわかりません。霊力は、霊魂を動かすためのエネルギーです。魔力とは少し違います。死霊は、霊力があるからこそ実体化して現実世界に干渉(物を持つなど)できます。スマホで例えると、霊魂が集積回路やバッテリーで、死霊がスマホ本体、霊力がそれを動かすための電力のようなものです!めめさんは、能力で、死体や自分から霊力を抜き出して、操ることができます。霊力のランタンに霊力をためることもできます。
設定が多すぎて自分でも覚えられるか心配です←え? あ、そういえば多いといえば皆さん夏休みの宿題は終わりましたか?(強引な話題転換)私は数日前に終わりました☆何人かの背中を現実というナイフで刺して行きます!9月まであと1週間!頑張ってくださi((((すいませんふざけすぎました。
それじゃあ今回はこの辺りで!また来てね!