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キンキンキンッキィィィンッ


金属と金属のぶつかりあったような音が辺りに響く。ぶつかり会う度にナイフと鎌から火花が舞い散る。

めめさんを手助けしようとするが、射線に入った時にはめめさんを射線に引き出し、攻撃できない。それはほかの村民もそのようでなかなかサポートができていない。せいぜいできるのは銃などの音で威嚇する程度だ。


めめさんの顔には汗が浮かんでいる。当然ではあるが、ナイフと鎌なら当然鎌の方が重い。使っていて体力消費があるのはめめさんだ。

一方、そいつは汗ひとつ書いていない。ただ、表情は笑っていなく、無表情になっている。



「本当に貴方何者なんですか?」


めめさんが問う。そいつは数メートル程飛躍してからやっと喋る。


「人外ハンターだよ。いや、殺し屋の方が正しいかな?ね〜?王様?」


めめさんは驚き目を見開く。

どうやら知り合いのようだ。


「この声…え?…メ、テヲさん…?なん、で?」

「いや、そんなはずはッ…!?」


めめさんが明らかに困惑しており、攻撃をとめ、考え始めてしまう。

そいつはその隙すら逃さない。

そいつは目にも止まらぬ早さで近ずき、思いっきり飛び跳ねる。俺の視界から消える。俺は急いで辺りを見回す。


そいつはいつの間にかめめさんの上にいたらしく、めめさんの心臓を狙って切る


──────ザクッ



軽快な音がでる。メテヲさんが切ったのは、人の形をした雪だった。


こんな一瞬にしかも、こんなに本物そっくりな雪を作れるのは1人しかいない。


そいつはフード越しでもわかる目をギロりとその子──────みぞれさんを見る。

みぞれさんは既に泣きそうになりながらそいつを見つめる。


「村長は…!!村長だけでも守らせていただきます…!!なんで、あなたがそんなことをするか分かりませんが…力ずくでとめさせていただきます…!!」

「は…?え、村長?ちょッちょっと待って!?」


そいつは急に慌てだし白い純白のフードを外す。

そこに居たのは美しく長い黄色の毛並みを持ち、黒い縁のメガネをかけている。メガネをかけていてなお、その美しい黄色の瞳は光り輝いている。

その人は眼鏡をつけたり外したりしながら俺たちの方を見る。

…気にしていなかったが、その人には隈がついていて、何日も寝ていないことが容易に想像出来る。

「スゥッすみませんでしたあぁぁぁッ!!」


その人が突然頭を深く下げる。いや、もう比喩じゃなくてほんとに直角で頭を下げている。


めめさん以外みんなポカーンと口を開けている。

めめさんは躊躇いながらも口を開く。


「あの…あなた、ほんとにメテヲさんですか?」

「それ以外に何に見えるの!?いや、それともほんとうは偽物…?」


その人──────メテヲさんはめめさんをまじまじと眺める。

レイラーさんが小さな雷を、メテヲさんの隣に降らす。


「師匠をそんなにまじまじと見ないで貰えます?さっきまで攻撃しておいて、間違えですとかおかしくないですか?信じられませんよ?」


レイラーさんは笑顔だが、目は鋭く、笑っていない。

メテヲさんはさっきまでの勢いはどこにいったのか、すみませんすみませんッ許してッ!!と叫んでいる。

…騒がしいとも思わない俺は、既にこの村に毒されているんだろう。


「あのぉ…メテヲさんの魂が私の知っている魂と違うのですが…」

「え!?どゆこと!?」


メテヲさん自身も驚いていて、収集がつかない。なので、一旦情報共有を行うことにした。


そのことについて、少し話し合い、それをまとめたメモが下のものになる。


1、メテヲさん自身もなぜ、自分の魂が変わっているか分からない。

2、メテヲさんは人外ハンターをしており、この国の王を暗殺して欲しいと依頼があり、ここに来た。

3、組織から変な眼鏡を渡されており、任務中は外しては行けない。ただ、今その眼鏡を確認幻覚作用があり、めめさん達が化け物に見える。それで攻撃をしていたらしい。

4、魂が変わってしまう時もあるらしい。ただ、それはとんでもなく稀なパターンであること、最大2パターンしかない。

1つ、死亡した。死亡すると『色』が変わる

2つ目、人格が変わるレベルのトラウマ、種族が変わるなど、その人が根本的に変わってしまい、別人のようになってしまうパターン。そうすると『形』が変わる。

5、メテヲさんの記憶はあまりにも曖昧であり、トラウマによって、記憶が曖昧の可能性があるとのこと。

6、唯一残っているのはめめ村での記憶のみで、それすらも曖昧であるということ。

7、…契約術が使え、この戦いで本気を出していないとのこと。(ちなみにめめさんも使っていないらしい。)


「契約術?なんです?それ?」


俺はメモしながら素朴な疑問を抱え、そのまま投げかける。


「契約術…まあ、どちらかと言うと降霊術の方が似ているかな」


メテヲさん曰く

メテヲさんは、天使と悪魔に愛されており、そのふたつの種族の力を自分の身に宿せる。そしてその力はいつでも使えるとのこと。

ただ、どんな力があるかは教えて貰えなかった。

けちだ。









はい!ここで切ります!メテヲさんを出したすぎて予定よりもかなり早く出しました!いや〜案外良かったのでは?(調子こくのが早い)ん゛ん゛ッッそれでは!おつはる🌸!!

一明日を見るためにー

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結局メテヲさんなんかいw

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