シーツの上、乱れた髪が貼りつくほど汗ばんだ額。
肩が小刻みに震え、喉の奥からかすれた声が漏れていた。
「……も、う……っ、でな、ぃっ……から」
何度目か分からない絶頂のあと、崩れるように這う俺の腰を、目黒の手が容赦なく掴む。
逃げるように後退ろうとする身体を、ぐいと引き戻して。
「……あーあー……逃げないで」
低く、どこか愉しそうに笑う目黒の声が、背後から耳を舐めるように忍び寄る。
「も、むり……っ、マジで……だめ……っ」
涙が滲んだ目、震える太腿。
それでも、目黒は手を止めてくれない。
「だめじゃないから」
言葉と同時に、指が巧みに動き、そこを的確に扱く。
じゅぷ、じゅっ、といやらしい音が部屋に響いて。
「やっ、あぁぁっ……!っっ!!」
途端に、身体がびくんと跳ねた。
そして——
びしゃっ、と。
弾けるような水音とともに、身体の奥から激しく溢れた雫。
シーツを濡らすほどの、それは明らかに限界を超えた証。
「ふ、はは……めっちゃ出るじゃん」
目黒が満足げに笑う。
その声すら遠くに聞こえるほど、ぐったりと肩を落として、荒い呼吸を繰り返す。
「……っ、……めぐ、ろ……」
文句を言おうとした声も、かすれてうまく出ない。
けれど、目黒はそんな俺の背中を撫でながら、優しく唇を落とした。
俺は力なくシーツに顔を埋めたまま、小さく、くしゃっと笑った。
コメント
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照受け書けるのマジで尊敬する