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僕は
side 青
僕はほんとうにどこにでもいるような男子高校生。まぁこれでも人気者ではあるが、そんな僕はずっと前から好きなやつがいる。一生振り向いてもらえないような相手だけど。
『あーおちゃん!』そう僕を呼んでいるこいつだ
綺麗なミルクティー色の髪はセンター分けになっていてすらっとしているから同じ制服を着ていても見え方が全然違うのはくやしい、、瞳は紅色が混じった透明感のある黄色。声は特徴的で少し掠れているが甘くてそんな彼の沼に引き込まれたら戻ることが出来ないし実際のところ僕も、、笑
でも他とは少し彼との関係性が違う。 だって彼は幼馴染だから、余計こんな感情を持ちたくなかった。彼は恋愛からずっと距離を置いててその理由を僕は知っているから、辛くなるだけなのに諦めたくない。今は幼馴染の親友ということでそばにいる あの頃、彼は男性恐怖症に陥っていたにもかかわらず僕を避けようとはしないでくれた。今では治ったと言っていたが心配っていうのもあるから離れたくない
ずっと僕が守りたい、恋人としてではなくても
side 黄
僕には1人大切な幼馴染がいる。とても過保護なところがあってでもそんな優しさが彼のいいところでもあった、そんな優しさな漬け込んでるのが僕だけど、笑それに当然だけど彼はモテている、ずるいとは思ったことはない。僕がそういうのが怖いから、距離を置いてきたから そのことを知っているのは青ちゃんだけ 多分いつも僕を守ろうとしてくれてるんだろう。でも、そんな彼のことを踏み躙るような感情を持ってしまった。多分彼は僕のこと弟とかでしか見てない
自分のせいなのに、わかっているのに好きになっちゃった僕を青ちゃんは許してくれるのかな。辛いな わがままだよね、ごめんね
次の日、、
僕に受け止めきれない噂が耳に流れてきた。 〝僕の過去の話〟教室に入りたくなかった。だってその話題でクラス中、持ちきりだから怖かった。耳を塞ぎたかった。誰にも知られたくなかった。やだ、やだ、やだ助けて青ちゃんッ!僕は扉の前で足が動かなくなった
また僕青ちゃんの名前を、ごめんね、ごめんポロポロッ
ギュッ、
えっ、、誰?僕は顔を上げた そこには僕を優しく見る目と少し辛そうな顔をしている青ちゃん。なんで、『おはよ』といい、僕の頭を撫でてくれた後手を広げ包み込むように抱きしめてくれた。何度も青ちゃんの名前を叫んだ
怖かったね、辛いよね、大丈夫? そんな言葉をひたすらにかけ続けてくれた。もっと好きになっちゃうからやめてよ、青ちゃんは先生を呼ぶため職員室にいってしまった
そんなことを考えている時に見ていた1人が僕に対して言った。『きも』それに続き大勢が口に出し始めた
『立場利用してくっついてるだけじゃん』
『黄のやつ男が好きとか笑』
『で、この後青に泣きつくんでしょ』
『かっこいいと思ってたけどただのキモいやつじゃん』
ハァッハァッ青ちゃ息が出来ない、、、怖い、、バタン と音を立てて僕は廊下に倒れ込んだまま意識がなくなった。
ここで一旦切ります。