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彼を気持ち良くするためにはアリスの小さな手では、両手を使わないといけなかった
血管が浮いているし、先はさらに大きく膨らんでいる
アリスの髪にもぐりこんだ彼の指は、小刻みに震え、熱い男性の匂いが立ち込めている
彼の片手がアリスの両手を掴み、気持ち良い角度と速さを教えてくれる。彼の反応を感じるごとに深い満足を覚えた
アリスは教わった通りに根元から亀頭まで、一気に何度も擦り上げた
大きな体は高ぶりと共にアリスを抱きしめている。北斗はまったく声を漏らさなかった
それでも呼吸が荒く、ドラムロールを連打しているような彼の心臓の音が伝わってくる
さっきイったばかりなのにまた興奮してくる
「・・・気持ちいい? 」
そっとアリスが耳元で囁いた
彼が頬を染め、熱い息をハァハァさせながら耳元で囁いた
「死にそうだよ・・・」
うっとりと瞳を潤ませアリスを見つめてくる、小さな喘ぎ声を聞くたび、その喜びを我がことのように感じている
ああ・・・愛しい、自分の愛の技で今彼はこんなに感じてくれている。やがて彼がティッシュを四つ折りにしアリスに渡した
「かぶせて 」
クライマックスが近いのだろう、アリスは言われた通り先端にティッシュをかぶせ、さっきよりも力を入れてこすってあげた
彼のすべてが悩ましく色っぽい。まさか男性をこんな風に思うなんて、彼の高ぶりを通じて自分も同じぐらい興奮している
ビクンッ
「・・・んんっ・・・・」
彼が大きく跳ね上がったと思ったらドクドクと手の中に膨らむ血管を感じた、ティッシュの上からでも熱い!とても熱い!
ぎゅっと目を閉じている彼の射精の反応を感じる。彼の色気はとんでもなく、見てるだけでもう一度イきそうだった
これを自分の中に受け入れて、この顔をさせたい・・・・女の本能がどこか心の奥でそう囁いている
律動的な噴射の勢いがようやく落ち着き、やがて収まると、押さえていたティッシュペーパで綺麗に拭いてあげた
北斗はジーンズのファスナーをそっと絞めた、アリスは少し残念な気持ちになった
そして息も止まるぐらい激しくキスをしてくれた。彼の身体も髪を撫でる手も震えていた
「ありがとう・・・・ 」
北斗が優しくアリスに囁いた、彼の頬は真っ赤で瞳もうるうる潤んでいる
アリスはにっこり微笑み自分にしてくれたように、彼を気持ち良くしてあげれた満足感に浸った
途端に緊張がほぐれたのか、体は心地よく力が抜けてだるくなっていった
彼は二人の肘掛けを戻そうとせずにアリスに腕枕をした
アリスは力を振り絞って北斗の腕に頭を乗せた
何か考えが浮かんでも、つかまえようとした途端霧散していく
日本は夜だ
飛行機が到着したら暗くて寒い外へ出て行かなければいけない
しかし今はこの人の心臓の音を聞きながら、男らしい匂いに包まれて安全に眠りたかった
「・・・大丈夫・・・・
誰にもバレていないよ・・・・ 」
アリスの耳元で囁く北斗の口調は、どこか面白がっていた
「そんなのわからないわ・・・だってあなたの息遣い凄かったもの・・・」
アリスも眠気をこらえて囁いた。北斗の身体が揺れているので笑っているのだと思った
「すまない・・・
平常心を失っていた・・・よすぎたんだ」
北斗はなだめるようにアリスの頭を優しく包み込んだ
「おやすみ・・・・
着いたら起こしてあげるよ 」
この人がそう言うのだから起こしてくれるのだろう
アリスは大きな力に屈したかのように、ホッとして大きく深呼吸し、手招きしてくる闇へと沈んで行った
生まれて初めて男性の腕の中で眠りに落ちる、心地よさに浸りながら