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無気力組はアイドルだった第2話「いつもの日常」
放課後。
5人が家に帰ると、リビングのテーブルには大量の弁当が置かれていた。
「……多」
国見が呟く。
「今日、撮影あるからだろ」
白布が弁当を一つ手に取る。
「りんは?」
月島が聞く。
「まだ」
赤葦が時計を見る。
「連絡は?」
「来てない」
研磨はソファに座り、スマホを眺めていた。
そのとき。
ピコン。
グループLINEに通知が入る。
りん:ごめん、今日遅れる
あき:また?
りん:仕事長引いた
ほたる:何時?
りん:たぶん9時
けん:遅すぎ
りん:ごめんって
かい:おつかれ
けい:気をつけて帰ってきてください
りん:けい優しい
あき:俺にも言って
けい:学校から帰ってきたら言います
あき:やった
月島がスマホを覗き込む。
「……くだらない」
「月島も参加してるじゃん」
国見が言う。
「暇だから」
「同じじゃん」
そんな会話をしていると、テレビから聞き慣れた音楽が流れた。
『続いては、今大注目のアイドルグループ――チョコレート!』
5人の動きが止まる。
画面には、6人がステージで踊っている姿。
「……」
国見が無言でテレビを見る。
「これ俺ら」
「分かってる」
月島が答える。
「でも、学校の奴らが見てたらどうする?」
白布が聞く。
「別に。似てるだけって言えば?」
国見があっさり答える。
「無理あるだろ」
赤葦が苦笑する。
テレビでは、インタビューが始まっていた。
『チョコレートの皆さんは、幼い頃から一緒だったそうですね!』
「はい」
けい――赤葦が笑う。
『仲良しの秘訣は?』
「特にないですね」
けん――白布が答える。
『え?』
「ずっと一緒にいるので」
『なるほど!』
その言葉に、5人が少しだけ笑った。
本当に、その通りだった。
幼い頃からずっと一緒。
アイドルになる前から、6人は変わらない。
「……りん、早く帰ってこないかな」
研磨が呟く。
「今日も来ないんじゃない?」
月島が言う。
「来るって言ってた」
赤葦が答える。
「じゃあ待つか」
白布が弁当を開ける。
その頃。
別の場所では――
角名倫太郎が撮影を終えたところだった。
「お疲れ様でした」
スタッフに頭を下げ、スマホを見る。
グループLINEには、たくさんの通知。
角名は少し笑って、文字を打った。
りん:今終わった
すぐに返信が来る。
あき:おせー
ほたる:遅い
けん:飯あるぞ
かい:待ってる
最後に。
けい:気をつけて帰ってきてください
角名はスマホを見ながら小さく笑った。
「……はいはい」
そして、家へ向かう。
6人が再び揃う日まで――
あと少し。
まだ誰も知らない。
この普通の高校生たちが、
今、日本中で注目されている**『チョコレート』**だということを。
#ハイキュー
ハイキューらぶ💞
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コメント
1件
はい、読みました!第2話、すごく良かったです…!グループLINEのやり取りがリアルで、6人の関係性が自然に伝わってきました。特に、月島が「暇だから」と参加してるのに「くだらない」って言うツンデレ感、めっちゃ好きです(笑)。テレビに自分たちが映って「…多」って固まるシーンも、日常と非日常のギャップが絶妙で、次の展開が気になります!りんが帰ってくるのを待つ5人の姿が温かくて、ほっこりしました☺️