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空虚@サブ垢
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しゃιϯ㌠
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きなこ ペア画ちゅー
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#翠桃
しゃιϯ㌠
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※いいねありがとうでやんす
※初期と話変わりすぎてて繋がり悪いよな…ごめん
※次の更新は5日後とかになりそうです。ごめんなさい
らん視点
俺が帰ってくると、いるまはまだ廊下で電話をしていた。
いるまは俺が帰ってきたことに気付き、少し外で待っててくれと小声で言う。
俺は買ったものを置き、すぐに外に出る…はずだった。
『借金5000万どうやって返してくれんだよ!』
偶然、電話の声が聞こえてしまった。
俺は思わず振り返る。借金5000万?
そのわずかな間にも、電話の主は声を荒げる。
『こっちにも生活ってもんがあんだよ。どんだけ待ったと思ってやがる!さっさと払わんか!』
「…すみません、来週には…」
『そう言って先週も全然払われてねえけど?まあお前が延長すればするだけ利息は跳ね上がるだけだけど?いいよな?』
「いや、これ以上は、 」
『なんで払ってねえやつなんかの口聞く必要がある?馬鹿みたいに謝りやがって』
「すみません…」
電話の主はしばらくいるまに罵詈雑言を浴びせたあと、電話を切った。
まずいと思った時にはもう遅かった。
いるまが振り向き、こちらを見て目を見開く。
俺が聞いていたことに気づいていなかったのだろう。
「…いるま」
俺が声をかけるも、 いるまの顔からは血の気が引いて、スマホを持つ手が震えている。
「いるま、」
「…ら、ん…なん、で」
いるまが途切れ途切れに口から声を絞り出す。
「ごめん。さっきの会話聞こえた。…借金って、何」
「…」
いるまは何も喋らない。
「いるま 」
俺はさらに問いかけるように言った。
まっすぐ見つめる。
わずか数秒のことなのに、その時間は永遠かのように思えた。
「いるm」
俺が声を出すと、いるまは玄関の扉のドアノブに手をかけ、外に出ようとした。
俺はいるまの腕を掴み、そうさせないようにする。
普段のいるまなら無理でも、風邪をひいている今は楽に止めることができた。
いるまが俺を睨みつける。
俺はその目を見据えてもう一度問う。
「いるま、答えて。借金って何」
「…お前には、関係ない」
「俺はグループメンバーで、お前の相方。関係ないわけないだろ」
「これは俺の問題だっつってんの。メンバーにだって話せないことなんかいくらでもあんだろ。現にお前だって隠してる」
痛いところをつかれた。
俺は一瞬怯み、その隙をついているまが畳み掛ける。
「だいたい外で待ってろって言ったの俺だよな。なんでそんなとこで突っ立ってんだよ、なあ」
「…」
俺ははっとしているまを見る。
「らんに、関わってほしくないんだよ。簡単に手出していいことじゃねえの、わかんだろ」
「いる、」
「俺は大丈夫、だから、」
「いるま、泣いてる」
いるまの目からは涙が溢れ、こぼれ落ちていた。
いるまは言われて初めて分かったようだ。
驚いて、頬をペタペタと触っている。
俺は袖口でいるまの涙を拭った。
「…とにかく、今外に出るのはやめな。熱も出てるんだし。話、聞くから」
「…」
俺は何も言わないいるまの手を引きベッドに座らせた。
正面に向かい合う形で座る。
先に口を開いたのは俺だった。
「借金5000万って、なんのこと?」
窓から入る夕方のオレンジ色の光が、俺らを照らしていた。
コメント
2件
更新ありがとうございますっ!! 本当にこのお話好きすぎるっ😭😭 推しには不憫でいてほしいっていう歪んだのを持ってるので📢くんには抱え込んで欲しいっ😭(((((最低 続きも楽しみに待っています!! 推しの体調不良最高っ👍🪦
うわ、このエピソード重い…! いるまが借金5000万の電話をしてる場面、偶然聞いちゃったらんの気まずさと焦りがひしひし伝わってきた。隠そうとするいるまの「関わってほしくない」って言葉、でも泣いてるのバレて涙拭われるシーンでグッと来た。隠し事を抱えた二人の距離感がリアルで、続きがすごく気になる。作者さん、今回は特に感情の机微が丁寧で良かったです!