この小説は一切ご本人様に関係ありません。リクエスト、らてにょ様からでございます。
毒素
⚠️兄弟パロ⚠️
わんく
t「…お前ってほんま似てないよな。」
g「…ン?何がだ?」
食事中の弟に俺はそう話し掛ける。ステーキは細かくナイフで一口サイズに切られており、片手に銀色のフォークを手にしたグルッペンがそう俺に聞き返す。一切れのステーキを口の中に放り込もうとした直前に話し掛けた為か、少しばかり物足りなげな顔をしたあとフォークに刺さったステーキを皿に置き俺の事を見る。
t「俺の弟とは思えへんわ…。」
g「何でだ?正真正銘の男兄弟だろ?」
t「何処がやねん…髪色はちゃうし、性格も真反対…唯一兄弟と思わせんのはこの眼鏡だけ…。」
g「…元々二人仲良く目が悪かったな、幼い頃嫌々眼鏡を着けていた時代が懐かしい。」
そう呟けばグルッペンは一切れのステーキをまたフォークに刺し頬張る。俺の髪色は黒、瞳は赤くグルッペンによると深夜に見ると少し背筋がゾクッ、とするらしい。加えてグルッペンはと言うと、黄色の髪色に黒い色してまるで光がないような瞳を持っとった。自分で言うのもあれやけど、真面目で大人しい性格しとる俺とは正反対なグルッペンの性格は争い好きで、国際政治や戦争等に興味津々やった。
t「お前から兄貴って言われたことないし…、なんなら学生時代も最低限の関わりしか覚えてへんわ…。」
g「…何ださっきから兄弟兄弟…、そんなに兄弟ごっこが好きなのか?」
t「いやごっこて…、一応血液型も同じやろ俺ら…。」
グルッペンはステーキを食べ終えたのか、カチャカチャと食器の音を鳴らしながら台所へと姿を消して行く。一応これでも同棲しとる男兄弟なんよなぁ…?全く兄弟感ないんやけど…、数分してまた台所からリビングへとグルッペンは戻って来れば俺の前にいきなり跪く。俺は少しばかり困惑し硬直していれば、俺の片手をグルッペンに持たれ胸付近に持って行かれる。
g「…貴方に私の一生を捧げます、兄上。」
t「…は?」
g「…何だ、これがしたいんじゃないのか?兄弟ごっこだゾ?」
t「……お前なぁ”…、」
また変なこと…、そう頭を悩ませる様にしてグルッペンの胸付近まで持って行かれた片手を膝掛けに戻す。はぁ、と深い溜息を吐き薄く目を瞑る。こいつの奇行はいつ終わることか…、そう頭を抱えていれば自分の額に何か暖かいものが当たる。その暖かいものは柔らかく、数秒してその温もりと柔らかさが消えたと思えば俺は閉じていた目を見開く。
t「…ぇ、あ……は…?」
g「…一度、兄弟というレッテルを忘れてみないか?トン氏」
は?いやいや、何言うとんのこいつ。いくら何でも、兄弟っちゅう一番大事なこと頭から離れさせちゃアカンやろ。いや、まぁ似てなさ過ぎて何度か忘れ掛けた事あったけど。そんな言う程忘れたい事か?一応俺も忘れ掛けたん片手で収まるくらいやぞ。そうこう考えとる間にグルッペンは椅子に座って硬直しとる俺の背に両腕を回される。俺はそこでふと我に返り、咄嗟に椅子から立ち上がり俺に抱き付くグルッペンを突き放す。
g「ッタ”…、何だトン氏……いや、”兄貴”の方が良かったか?」
t「……、」
俺は何も発さずただじりじりとこちらに寄ってくるグルッペンから後退りを続ける。ピタ、といつの間にか自分の背に部屋の壁があり、これ以上の後退りは出来なくなってしまった。そんな俺の耳元にドンッ、と鈍い音が響く。少し横目で確認すればグルッペンの伸びた腕が自分の顔の横にあった。俺の目の前には弟のグルッペン、後ろには壁。追い詰められとるのと同然やった、俺より成長した背で俺の事をまるで見下すかの様に見下ろすグルッペンに初めて恐怖感を抱く。
t「へ…、ぇ…あ…」
g「……好きだ、兄貴…。ずっと、幼い頃から。」
t「…なん…その、冗談…。」
好き?ほんまこいつ何言うてんの?兄弟関係で好きとか…しかも男兄弟やで…?何言っとんの…、今のグルッペンは実の弟とは思えない程逞しく俺より成長しとる背や整った顔付きのせいで圧迫感、何より恐怖心を最も煽られる。今この状況で俺が逃げ出そうとしたらこいつは俺の事を殴るか、それともそのまま逃げ切って疎遠になってまうか…そんな事を考える。ふと、俺の唇にまた何か柔らかく暖かいものが引っ付く。
t「…っ”、!?ッゃ”め…っ」
そう俺がまたグルッペンの事を突き放そうと両手を前に出せばグッ、と自分の両手首を強く掴み無抵抗にさせるグルッペン。俺の両手首を後ろの壁に押し付けたと思えば口内に生暖かいものが侵入する。にゅるにゅると俺の舌と絡むそれはグルッペンの舌で、俺は実の弟の舌で口内の隅々を犯されて行く。俺が抵抗出来ない分グルッペンは容赦なく深い口付けを満足するまで俺と交わす。
t「ッん”、///ふ、ゥ”ッ//ャあ”…ッ//んん”…ッ///」
g「ッは…、そういえば兄貴はまだ童貞だったな?童貞ではなくお前の処女を貰おうか…笑」
t「ッ”は、///ハふ…ッ//へ、ぁ”…っ?///」
酸欠寸前まで深い口付けを交わされ酸素等肺に届く筈がなく、今の俺はすぅ、はぁ、と大きく酸素を吸ったり吐いたりを繰り返していた。グルッペンは俺の手首を押し付ける強さを弱めればそのまま俺を担ぎ寝室へと運ばれる。寝室に着いたと思えば俺はベッドに放り投げられグルッペンに眼鏡を外される。目の前がただでさえ自分の涙や汗でぼやけているというのに…、
数時間後
t「ッ”は、♡//ゥ”う”…~~~~~ッッ♡♡////」ビュルルルルッ…ビュルッ…
g「ッは、wまたイッたのか?兄貴。」
パチュンッパチュンッパチュンッパチュンッパチュンッパチュンッ
ぼやけてほぼ何も見えない状況の中で唯一分かるのは弟の声。雄っ気があり低くて頭に響く声に畳み掛けるようなこのSっ気。こいつは何や?発情期真っ只中の雄犬か?夢中になって俺の奥を容赦なく突いてくるグルッペンはこちらの心配なんぞ一切なく、ただ自分の欲求に従っとった。
g「ア”、?顔隠すなや。」
t「ヤめ”ッ…//はなせや”、ッ///いャやぁ”…っ//ッあ”、♡//ひィ”、ん”ッ////」ビクビクッ…
俺は両手で自分の惨めな顔を隠す為に手で自分の顔を覆っていれば、それに気付いたグルッペンは俺の両手首を掴み俺の頭の上へと持ってくる。自分より2歳年下の実の弟にこんなにあっさりと阻止されてしまうとは、自分でもびっくりやった。自分の顔は真っ赤で、涙やら涎やら汗やらでぐっちゃぐちゃになっとったんやろうな。
g「ッは、笑こんなえろい兄貴初めてだな…」
t「ッ”お”、~~~~~!?!?♡♡/////」ビュルルルルルルッ…ピュルルッ…
俺の下半身にグルッペンは刺激を与えとんのに、何故か一番早く刺激を受けるのは自分の脳。何度も奥を突かれれば脳溶けるんちゃうかってくらい脳に刺激が行った。初めての快楽に身体も脳も追い付けへん、ましてや追い付きたくもない筈やのに身体は一生懸命それに慣れようとしとんのに気持ちが悪く感じてまう。
t「う”ッ”、♡///ぐす…ッ//ャめ”てやぁ”…っ、//あ、ぅ”ッ…♡///」ビクビクッ…
g「…なに、その顔……めっちゃソソるんやけど…♡♡」
これが間違いだった。そうやんな、お前は昔からそういう奴やったな。元々戦争好きのリアル狂人、自分に勝てるはずのない相手がぐっちゃぐちゃになった泣き顔とか見て口角上げて幼い頃から大笑いしとったよな。俺はそんなお前の事が苦手で極力関わらん様にしとったなぁ…。でも親の勧めで同居して、今はこんなになって…俺の人生、文字通り実の弟にぐちゃぐちゃにされたわ。
g「かわええッ、かわええよ兄貴ッ!♡」
t「ッ”お”、?!♡////ひィ”、ッッ///ァ”へッ♡♡//ひァ”ッッ!?////」ビクビクビクッッ…
さっきの刺激とは打って違って、奥へ奥へと侵入しようとするグルッペンの突起物。自分の中の奥を突かれれば突かれる程快楽は強くなっていく一方。ちょっとした息を整える隙間すらなかった。己の身体は何度も跳ね、まるで電撃を喰らった様やった。
g「ッふ、ぅ”…ッあにきッ、出すゾ…ッ」
バヂュンッバチュンッバチュンッバチュンッバチュンッバチュンッ
t「へ、ぁ”ッ!?♡///ま”ッ、て!!///らさんといて”ッ、//イ”ヤやッ!///ッあ”、♡//ィや”やぁ”ッ!///」ビクビクッ…
グルッペンは俺の話なんぞ聞く耳持たずでラストスパートに腰の動かす速度を一気に上げる。幼い頃から兄ちゃん、ましてやにぃになんて呼ばれたこともなく、こんな望んでもない形でそう呼ばれると何処となく胸騒ぎがする。気持ち悪い、気色が悪いと思う反面心の端では少し嬉しい様な感覚もあった。
g「出る”…ッぅ…ァ”…っ」
ビュッ…♡♡ゴポォッ…♡
t「ッ”ひ、ォ”ッッ…~~~!?!?♡♡♡/////」チカチカチカッッ…
グルッペンが俺の奥で己の欲を果たしたと共に目の前が点滅した。すると秒数も置かずに物凄い快楽が俺のことを包み襲う様にして全身に稲妻が走った様な感覚に染まった。ビリビリと痺れる頭に、ガクガクと震える自分の両足。ずるる、とグルッペンの突起物が俺の中から出されればそれと同時にいやらしい音を立ててグルッペンの精液が漏れ出る。
t「はッ”…、ぁ”…?♡///はら”…っ//あったか…ぃ”ッ?///ひゅ…ゥ”、…っ//ぁ…、♡///」
g「…おやすみ、俺だけの兄貴。」
そう言ってグルッペンは俺の額に優しい口付けをした。それを待っていたかの様に俺は口付けをされればそのまま瞼が重くなり、視界が閉ざされた。そこからの記憶はなく、ほとんどの後処理は弟がしてくれたとった…。
終わり。
兄弟パロって中々見ないので、書いちゃいました。マイナーなパロやカプ主大好きです…。
らてにょ様、リクエストありがとうございました。
では、次の投稿でお会いしましょう。
コメント
22件
わぁ(^q^)
遅くなってすみません🙇♀️ 神ですか!?ねえ!? 神よりの髪ですか!?((((( 好きです!(唐突な告白)