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ワース)ユキ、もう寝るぞ?

ワースさんに「寝るぞ」と言われたが私は「いえ…少し夜の散歩します」と言うとワースさんは少し嫌そうな顔をした

ワース)ユキ、危ないから行くのをやめろ

ユキ)??大丈夫ですよ!ちょっと夜風に当たるだけですから

ワース)なら俺も着いてく、それが嫌ならベランダ

ユキ)そ、それだとワースさんの寝る時間が…

ワース)別に平気だ、行くか?

ユキ)じゃ、じゃあ…

ワースさんは私のそばに来て手を握られた

ユキ)あわわ…

ワース)…寒いしこれも羽織っておけ

ユキ)んぇ?

コートハンガーに掛かっていたコートを羽織らされた

ユキ)わ、ワースさんが風邪ひいちゃいますよ!

ワース)俺は平気だって、行くぞ

ユキ)わ、分かりました







少し寒くなった夜…まぁ、秋に差し掛かってるし……多少は寒くなるのは当たり前か

ユキ)少し寒いですね…

ワース)帰るか?

ユキ)ううん、ちょっとだけお散歩したいです

ワース)そうか、辛くなったら言えよ

ユキ)はい!

ワースさんは私の手を強く握り少し先をワースさんは歩み始め後を追いかけるように私も歩き始めた









そして……気づけば私はお散歩中に寝てしまったのか次に目が覚めた時は外は明るく部屋にいた

ユキ)あ、れ……

起き上がり少しぽやーっとしながらも部屋をきょろきょろと見ると隣で寝ていたワースさんが「どうした……?」と聞いて来た

ユキ)んぅ……わーしゅしゃん…

ワース)ん…いい子

また寝っ転がりワースさんの腕に頭を乗せてギューッと抱き締めると優しく頭を撫でられた

ユキ)んぅ…エヘヘ

ワース)昨日散歩中に寝たんだぞ?

ユキ)んぇ…ご、ごめんなさい……寝ちゃってるとは…

ワース)いいや、なんつーか…歩いてる時ウトウトしてたり目擦ってたからな…寝るのはわかってた

ユキ)それなら早く言ってくださいよ…

ワース)可愛かったから言ってねぇ

ユキ)意地悪…

ほっぺを膨らましながらワースさんの胸板に頭を擦り付けぐりぐりとするとワースさんは笑いながら「悪かった悪かった」と謝られた

ユキ)う〜…

ワース)怒るな怒るな笑

今日がお休みでよかった…本当……お陰でのんびり出来るし…

まぁ、そんなにのんびりをぶち壊す人が居る…まるで人ののんびりを壊すのが趣味みたいな人にね…

??)お、見つけた〜

2人)ビクッ

のんびりしていると突然誰かが扉から入って来て「あ!やっと見つけた!」と言って私の方に向かって歩いて来た

ワース)待て、ユキに触るな

??)!?

ワースさんは咄嗟に杖を出して金髪の男を縛り上げた

ワース)ユキ、校長の所まで行ってこい

ユキ)え、あ…でも

ワース)いいから!

ユキ)っ……分かりました……!

??)あ!ちょっと待って!

私は走って男の傍を駆け抜けて校長室に向かった

奴隷の私はある人に買われた

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