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私は 、 森河雪乃 。
普段はおっとりしてるけど 、 言う時はズバッと言う 。
毒舌込みの自覚アリ 。
それに 、 自分がモテることも … まあ 、 ちゃんとわかってる 。
こんな私でも 、 ちゃんと親友はいる 。
○○「 雪乃 ~ 、 また男子にラブレター貰ってたでし ょ!」
雪乃 「 あ ~ 、 これね 。 …. 何枚目だろ … ??」
○○ 「 もはや確認してないのウケる 」
雪乃 「 “ 中身より筋肉 ” って感じの人だったら考えるかも 」
○○ 「 あっ出た 、 筋肉フェチ !! 」
笑いながら 、 ○○が私の机をバンバン叩いてる 。
今日も平和で 、 ちょっと騒がしい昼休み 。
そこへ 、 教室のドアが静かに開いた 。
牛島 「 森河 。 昼のミーティング資料 、 先生から預かってきた 。 」
雪乃 「 あっ 、 ありがとうございます !! 牛島先輩!」
牛島若利 、 バレー部キャプテン 。
1年の春 、 たまたま体育館で先輩のスパイクをみた瞬間
___ 私の心が バコン!って跳ねた 。
雪乃 ( 多分あれ 、 雷落ちたくらいの衝撃だったな …. )
あの日から私の目標は決まった 。
「 この人の隣で 、 勝つことを支えるマネージャーになりたい 」って 。
白布 「 …. お前 、 今日も顔ゆるみすぎ 。 気持ちダダ漏れ 」
雪乃 「 え 、 どこが ?? 普通だけど ? 」
白布 「 …. ばーか 」
○○ 「 あらあら ~ 白布くん 、 また今日もヤキモチですか ??? 」
白布 「 うるさい ○○ 」
川西 「 俺も今通りすがりにヤキモチの風感じた ~ 」
雪乃 「 川西 、 登場のしかたうるさい ~ 笑 」
そういえば最近 、 この4人でいることが多い 。
白布 ( 幼馴染 ) ・ 川西 ( 友達 ) ・ ○○ ( 親友 )
五色 「 森河先輩っ !! 雑巾これ 、 あと2枚です ! 」
雪乃 「 ありがと ~ ! 五色君 、 助かったよ !! 」
五色 「 あっ …. その 、 俺 、 もっと役に立ちます ! だから …. っ 」
雪乃 ( …. ん ?? )
瀬見 「 なにあれ 、 完全に恋してるじゃんあいつ 」
天童 「 若手エースが恋に落ちる音聞こえた ~ !! 」
雪乃 「 も ~ !! うるさいですよ 、 先輩たち !! 」
牛島先輩の視線が 、 ちらりと私を見た 。
その視線は 、 何も言ってないけど 、 まっすぐで 、 静かで 、 でもどこか気になる 。
雪乃 ( あ ~ やっぱり好き !! )
こうして今日も 、 スパイクよりも強烈な 「 好き 」が
私の胸を打つ 。