テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
142
凶太がLove
5,328
#BL
凶太がLove
2,055
#夜桜凶一郎
凶太がLove
11
こんまろ!
ましろです。
前回の続きです。
一日に何個も書くって大変だけど楽しすぎて止まらないー(*≧∀≦*)
余談はここまでにしといて….
では、いってらっしゃい!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
第三話 地下訓練場へご招待
「…..なあ太陽」凶一郎がいつも通りヘラヘラとした笑顔のまま、スッと太陽の前に立った。その瞬間、凶一郎の袖口から「鋼蜘蛛」の糸がチリ……と音を立てて這い出てくる。リビングの温度が急激に下がったかのような、圧倒的な殺気。
「久しぶりに、俺と本気で殺り合おう。お前の今のゲームの指捌き、実戦なら私の糸を何本避けられるか試したくなってね」「はぁ!? お前、ゲームの腹いせに親友を暗殺しようとすんな!!」太陽はソファから飛び退き、コントローラーを放り出して全力でツッコミを入れた。太陽がどこへ移動しようと、背後からピッタリとストーカーのように張り付き、耳元で呪文のように「決闘」と呟き続けている。「だから嫌だって言ってるだろ! しつこい! お前は付き合い始めのメンヘラか!」太陽がソファーからキッチンへ逃げても、凶一郎は一瞬で先回りして行く手を阻む。
「凶一郎、いい加減にしなさい!!」二刃が激怒して、凶一郎の耳を思い切り引っ張った。「あんたは同い年の友人ができてテンションが上がっているのかもしれんが、相手は一般人だぞ! 夜桜の長男が、一般人に本気で決闘を申し込むなど恥を知れ!」「そうよ凶一郎兄ちゃん! 太陽くんが可哀想でしょ!」嫌五と七悪が凶一郎の両足にしがみつき、四怨は凶一郎の顔面にノートPCの画面を突きつけて視界を遮る。
「これ以上しつこくしたら、お前の裏データを全部ネットに放流するぞ!」辛三も太陽の前に立ちはだかり、盾のようになりながら凶一郎を睨みつけた。
「にいちゃんの戦闘狂の悪癖を部外者にぶつけるな! 太陽、今のうちに逃ろ!」家族全員が、文字通り必死になって凶一郎を止めていた。彼らにとって、太陽は「凶一郎と普通に話せる貴重な一般人の友達」であり、ここで凶一郎の狂気の犠牲になってもらっては困るのだ。しかし、凶一郎は家族にどれだけ怒られようが、羽交い締めにされようが、全く諦める気配がない。ただじっと、濁った瞳で太陽だけを見つめ、不敵に微笑んでいる。「はぁ……。分かったよ、分かった」太陽は大きくため息をつき、頭をガシガシと掻いた。これ以上拒否し続けても、凶一郎が一生つきまとってくるのは目に見えている。ゴールドスパイとしての凶一郎の「しつこさ」を、太陽は誰よりも知っていた。「やればいいんだろ、やれば。その代わり、一回キリだからな」「太陽、正気⁉︎」辛三が驚愕の声を上げる。二刃も目を見開いた。「太陽お前、凶一郎の恐ろしさを分かっていない! 冗談じゃ済まないんぞ!」「大丈夫ですよ二刃ちゃん。……凶一郎、ここでやったら家が壊れる。夜桜家の地下に、頑丈な訓練所があるんだろ? おい凶一郎。そこに行くぞ」「ふふ、話が早くて助かるよ、太陽」凶一郎がようやく満足そうに笑い、家族の手をすり抜けて歩き出した。太陽もその後ろを、諦めたように追っていく。
「ちょっと、待ちなさい二人とも!」二刃たちの静止の声も虚しく、二人はリビングの奥にある、地下訓練所へと続く重厚なハッチを開けて降りていってしまった。残された夜桜家のリビングには、重苦しい空気が流れていた。「ど、どうしよう……。凶一郎兄ちゃん、本気だったよね……?」六美が不安そうに、地下へ続く扉を見つめる。「……さすがに殺しはしないだろうが、凶一郎の手加減は一般人にとっては致命傷になりかねん….」二刃は腕を組み、落ちつかない様子でリビングの床を何度も行き来(往復)していた。完全にソワソワしている。「僕、救急キット準備してくる……!」七悪が慌てて部屋を飛び出し、辛三は「いつでも乱入して止めるぞ」と武器を握りしめ、ハッチの前にへばりついた。「太陽に何かあったら、クソ兄貴、ただじゃおかないんだから……」と言いっている。地下で今まさに始まろうとしている「一般人の友達(太陽)への惨劇」を想像し、生きた心地がしないまま、ソワソワしている。一方その頃、地下訓練所では分厚い防壁に囲まれた空間で、太陽と凶一郎は、数メートル離れて対峙していた。リビングでの「一般人のフリ」は、もうここにはない。太陽の瞳から完全に光が消え、ゴールドスパイとしての圧倒的なオーラが、地下の冷たい空気を震わせ始めた。
終わり
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
おかえりなさいませ!
少し短かったでしょうか?
読んでいただきありがとうございます!
まだまだ続きますのでよろしくお願いします!
ハートとコメントコメントお待ちしています!
ばいまろ( ´ ▽ ` )ノ
コメント
5件
めっちゃいい作品ですね! 続き楽しみにしてます
みぅです🤍🥀 第3話、読み終えたよ〜! 凶一郎くんの「決闘」執着、ヤバすぎて笑ったけど、あの家族全員で止めるシーンが逆にほっこりした(笑)でも最後の太陽くんの目が完全にゴールドスパイモードになってて、ここからが本番って感じでゾクゾクした…!地下訓練所での対決、めっちゃ気になる〜!続き楽しみにしてるね🌙