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幻覚
sypkn
「コネシマさん、俺やっぱあんたが好きです」
「何や急に」
呆れたような声が返ってきた。
そりゃそうだ、酔った勢いとは言え俺たちは世間一般のカップルとはかなり違う過ごし方をしてきた。
好意を伝える言葉だなんて、増しては俺から言うことなんて殆ど無い。
「いや、好きやなぁって」
「知っとるわ」
「知らんでしょ」
「知っとるて」
「知らん」
むすっと頬を膨らませる。
コネシマさんは面倒臭そうにしながらグラスを傾けた。
「じゃあ何回言わせんねん」
「何回でも」
「重いなぁ」
「好きなんで」
即答。
自分でもびっくりするくらい迷いが無かった
普段言えないようなこと、好きだという気持ち。
矢張り素直に伝えても、言葉では突き放すような言い方だが、耳朶がほんのりと赤くなっている所に愛着が湧く。
「コネシマさん、好きです、好き」
「俺よりがっしりしてる体格も、俺なんかの事を気にかけてくれる所も」
「俺を選んでくれるところも、全部。大好きです」
「…っ、しょっぴ…!」
「んはは、あんた今可愛い顔してますよ」
「るっさいわ!!」
おわり
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コメント
2件
すこ
うわあ、これめちゃくちゃ良かった……!酔った勢いで「好き」を連発するしょっぴと、照れてるのバレバレなコネシマさんのやり取りが尊すぎる。「知っとるわ」「知らんでしょ」の押し問答、最高でした。耳が赤くなってる描写にニヤニヤが止まらなかった。あと「俺を選んでくれるところも」って言葉に、二人の積み重ねが詰まってて泣ける。最終回じゃなくても、この一話だけで満たされた気持ちになりました!