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rbru/nmmn/ご本人様関係NOTHING
誤字あるかも/rb『』 rb「」
前回のお話が個人的にめちゃ力作というかお気に入りなのでアフターストーリーです。
そのおかげなのか、はたまた刺さりやすい内容が故だったのかは不明ですが、フォローをしてくださる方が心なしか増えていた気がしました。
すいません。いつもあんな力作書いてないです。
ーーーーーー
小柳と星導は再開の波に乗って、
2人ベットで並んで談笑を繰り返していた。
星導が待ちきれないが故に用意した菓子が功を奏したらしい。
『〜⋯でさぁ、』
「おん」
小柳は微笑みながら星導の話を聞いていた。一年も会えなかったのだ。
口が閉じることは暫く無いだろう。
小柳は星導の指を握った。
それは恋しさなのか。それとも誘いなのだろうか。
星導はあまりの愛しさに勢いよく強く抱きついた。
小柳の肩に顔を埋めて愛と再会を実感する。
華奢に見えるけれどがっしりとしたの小柳の身体に安心感を覚える。
小柳は口を開けた。
「⋯すんの?」
『⋯したくない訳ではもちろん無いけど⋯その⋯ね』
「愛が冷めたってか」
『違うし』
『いやぁね、うん。一年もヤッて無いのにさ、その⋯。ね。』
「はっきり言えよ」
『小柳くんのさ⋯ね、後ろも解さないといけないし何より俺が耐えられないと言いますか⋯⋯』
と敬語を使いごまかす星導。
小柳は乗り気な様だった。
「ははっ。ほしるべくぅん、残念だったな。後ろちゃんと解してあるんだなぁ。」
『はぁ?え?いつ?浮気??』
と今度は星導が小柳に馬乗りになり頬をむすーっと膨らませる。そんな星導の姿を何かに例えると言うなら親に構ってもらえない子供。
「ちーがーう。自分だっつーの」
『でもそんな時間あったの??やっぱ浮気なんでしょー!!このバカー!!』
「早とちりすんなバカタコ。大体冬は日が落ちるのが早くなることくらい知ってんだろ。空が暗くなってる時点で俺は戻ってる。充分時間あるだろ」
『なんでその分早く帰ってこなかったのぉ。俺はずーっと早く会いたかったのにぃ。』
「あーはいはい。ごめんって」
『しかも別に何日かかってでも俺解すのに。』
「それは嫌やね。自分でやる。 」
『えぇ、ひどぉい。待ってたのに』
と小柳に縋り付く星導は本当に子供のようだった。星導の甘い香りに小柳は頭が回らなくなっていた様だった。
「うん、ごめんな。」
「好きにしていいよ」
『なにを』
「⋯んなん、考えりゃわかるだろ。」
『はぁ〜⋯!!なんだよそれぇ、やめろって〜⋯!』
星導にとっては1年ぶりで、それでいて髪も長く白く神秘的な見た目をした小柳があまりにも愛おしかったのだろう。
それが恋人となれば官能的にも見えたのだろう。仕方がない。神秘的な恋人が寝転び自分の尻に敷かれてるというのだ。
『え、まじで2日間くらい抱き潰してもいい?』
「それは駄目。」
『えぇ、そんなぁ〜⋯』
「おまえさぁ、駄目だよその顔。俺の前以外ですんなよ」
『え?なに?俺のことかわいいと思っちゃった?へ〜?笑』
「くっそムカつく。もう何もしてやらん」
『すいません』
「よろしい」
『否定はしないんですねぇ⋯』
「まぁ、それはさ。うん。」
「俺だってさぁ、1年会えなかった恋人に会ってんだよ。そりゃあ可愛いもかっこいいも思うだろうよ。」
『うんうん、照れ隠し。』
「うっさぁ、マジ最悪」
『まぁまぁ 』
『俺1年も恋人に手ぇ出せなかったの悲しかったなー、苦しかったなぁー?』
そう言いながら小柳の方を優しげに、でもひどく扇情的にチラチラと見る星導。
これではどちらが襲われるのかまだ分からないだろう。
「⋯だーかーらぁ、別に好きにしていいって⋯」
『違うんだよ、小柳くんに言ってほしいの。』
「それは言わんね。俺も限界。」
『えぇ、うーん⋯⋯』
なんとか自身の欲を煽らせ、そして彼から魅惑の言葉を引き出す策を考える。
『ねぇ、だいすきって10回いって』
「だいすき、だいすき、だいすき、だいすき、だいすき、だいすき、だいすき、だいすき、だいすき、だいすき」
『俺のことは?』
「ほしぅべ?」
『ぶははっ⋯笑、そう言われるとは⋯笑思って、⋯笑、無かった⋯、笑』
「あぁ、大好きって言えば良かったんか。好きだよ」
『え?は?、うん、俺も』
「なんで困惑してんだよ。笑」
『だってぇ⋯』
「⋯⋯⋯ぁ”ー、ほら、スんだろ。こっち来い」
星導は意図があまり理解できぬまま小柳の腕の中にすぽりとはいる。
小柳はそんな星導を抱き寄せて首を甘噛みする。
小柳にとっては”甘噛み”、だったのだが流石に1年も山で過ごした狼の甘噛みは人間の価値観と大分違う。
星導の肩を伝う血を見て、小柳はさぁーっと顔色が青くなった。
「⋯⋯ぁ”、すまん⋯⋯痛かっただろ⋯、」
『ふは、いいよ別に。笑噛むのは嬉しいけど次からはもう少し調整してね笑。』
「すまん⋯」
小柳は反省しつつも星導のことを汚さないようにとせかせかと星導の血を舐める。
背中に腕を回され抱きつかれている星導には抵抗する余地も与えられなかったようだ。
吸血鬼でもないのに血を舐める小柳に星導もまた血の気が引く。これでお互い顔色が青くなっている。何とも見事な絵面だ。
『ちょ、血まずいでしょ。まず小柳くん吸血鬼でもないんだから』
「いーの。好きな人のなんだから別にまずいも何も思わねぇよ。」
『それはそれでおかしいなぁ⋯?』
星導は血の気が引きつつも、もうそろそろ恋人を襲いたいという興奮で血の気が戻りつつあった。何ならもう真っ赤な顔。さながらトナカイの鼻だろう。
小柳が血を舐め終わった頃、星導もまた小柳の首を噛んでやり返していた。
小柳のように歯も鋭くなく、跡をつけるのも1年ぶり以上となれば跡をつける力も弱いだろう。
案の定、小柳が感じた感覚は甘噛み以下であった。
所謂そういう雰囲気なるものが流れ始め、星導は小柳を優しく押し倒してみる。
やはり1年振りという壁はあり、なんとなくぎこちない雰囲気が2人を包み込んだ。
『はは⋯、ちょっとやばいかも』
星導は自分を襲うとてつもない欲にそんな事を小柳に吐き出す。
余裕がないのは星導の顔を見れば一目瞭然であろう。
「だあーかあーらあ、好きにしろって言ってるやん。そんな我慢したような顔にならなくたって⋯⋯」
眉を顰めて下唇を噛む星導に、困り眉で笑いつつも指摘する。
星導は小柳を抱きかかえつつベッドに座る。ベッドに座った星導の上に小柳を座らせた。
小柳は星導に密着しないとベッドから転がり落ちるため仕方なく。という自己暗示をかけつつ肩に手を置く。
気まずいやらぎこちないという気持ちは消え去り、もうココアを煮え滾らせた甘い顔になっていた。
星導はその顔を見てキュートアグレッションに陥る。
小柳の方にデコを置いてなんとか心を静める。心頭滅却心頭滅却⋯って、そんなこと考えている場合じゃない。
星導は小柳の唇に勢いよく齧り付く。
肩に置かれていた手は星導によって絡め合わせられていた。
一度口を話すと小柳は名残惜しそうな顔をして星導を見つめる。
まるで、星導からしたら「まだ欲しい、」
と言わんばかりの顔に見えただろう。
星導は再度小柳の口に齧り付き、今度は舌をねじ込み唾液を交わした。
銀色に光る透明な糸はきっと2人の熱を加速させたのだろう。
2人はベッドに倒れ熱い時間を過ごした。
それは1年越しに冬の寒さに埋もれた2人を溶かして見せた。
「ぅん、っ、はっ、ぅ、っ 」
「っ”〜、は、まって、いく、っ」
『いぃよ、一緒にいこ、』
「っ”〜〜は、ぅ、っ、は、っ」
小柳は目を大きく見開いたあと、ゆっくりと瞬きをした。
「んっ、おい、まて、止まっ、て」
『むり、止まれない』
「っ”〜〜〜く、っぅ、ん、はッ、ぅ」
『むり、まじかわいい、大好き 』
「んっ、ぅ、ぅる、さぃ 」
『うるさいって、酷いなぁ』
『すきすきすき、かわいいかわいいかわいい〜』
「ん、ぁー、もぅ、分かったから、っぁ」
満更でも無さそうに喘ぐ小柳を眺めつつ自分の髪をかき上げる。
デコに張り付いた小柳の青い髪もどかして小柳の顔を見つめた。
一度腰の動きを止めて目にキスを落とす。
『ぁー、も、むり。可愛い。とまんない』
「とまれ、バカヤロ、っぅ、ん〜、っ」
『ははっ、そんなぁ、許してよ、っ』
『ちょ、しめないで、っ〜』
「むり、っ、」
星導は小柳の中で吐精した。星導は無意識のうちに自分の子種を小柳の最奥に擦り付けてるだなんて、知ることもないだろう。
小柳はそんな星導の行動に胸がぎゅーっ、となりつつもゴムを付けられていることに安心するとともにもどかしくも感じた。
男ではなく雄と化した星導は、本能の赴くままに雌のような狼を貪った。
汗やら精液やらでぐちゃぐちゃになっている小柳の身体にはまるで復讐だと言わんばかりの赤い跡がついていた。
それに抵抗しなかったのはきっと小柳もひどく求めていたものだったからだろう。
ただ問題は星導に鏡を使って遊ばれていること。力の入らない小柳は呆気なくM字開脚にされ顎も掴まれ挙句の果ては腕を拘束されてしまったのだ。
そんな中跡をつけられるのは小柳にとってはたまったもんじゃない。
どうにかこの状態をやめてもらう方法を考えていた。
奥を突かれているわけでもなく、意識がはっきりしているせいで余計に羞恥心が増しているようだ。
羞恥心が顔に出ると鏡に映って星導の愛の攻撃が繰り返される。最悪なリサイクルだ。
星導の艶めかしい顔が余計に小柳を刺激する。
『はははっ、⋯そんな顔赤くしちゃってどうしたの。ほんと可愛いなぁ』
「⋯〜っ、もう外せってぇ、⋯」
鏡の中の小柳と目が合い、小柳はさらに顔を赤くして顔を伏せてしまった。
星導は顎を掴んだ手で顔を上げさせることもなくあまりの可愛さに笑っていたようだ。
『⋯ごめんね?意地悪しちゃって』
そうは言いつつもどんどん顎を掴む手に力を入れる星導に小柳は悪寒がした。
『じゃあ、最後にもう1回だけ見よ?ね?』
そう言って星導は小柳の顔を上げさせた。
は視界が潤んで身体が熱くなるばかり。
小柳は赤い跡ばかりにうんざりしてしまった。
「もうきらい、これとれよ」
『ぁーあ、そんなこと言ったら一生外してあげないよぉ?笑』
「⋯ごめん、といて」
『やぁだ』
『お強請りしてくれるなら外してあげる』
「もっと噛んでいいから外して」
これはお強請りなのか⋯?と疑問に思いつつも星導は腕の拘束を解いた。
やっと、と言わんばかりに星導の首に腕を回した。
星導は約束通り、と言いたげな表情を小柳に見せて首を噛んだ。
小柳からは小さい声で んっ、という甘い声が漏れる。
噛む度にそんな声を出されては、星導も理性のテストでもされているのかと錯覚してしまうだろう。
1時間後、小柳はやっと噛まれる永遠の時間を終えた。1時間、1時間だ。
星導は1時間後も小柳の皮膚を舐めては噛んだのだ。狂気的という他ない。
小柳も小柳で感覚がおかしくなり1年ぶりならこんなものかと納得しているようだ。自分から噛んでいいからと言ったし怒るに怒れないのだろう。
首と鎖骨、肩を埋め尽くすその跡は白い毛並みではなくまるで赤い毛並みになったように見えただろう。
『お風呂、入ろっか』
「ん、疲れた。連れてけ」
『はいはぁい』
結局行為後の流れは変わらないまま、1年ぶりの2人での入浴を果たしたのであった。
あれだけ涙を流しあった2人でも、結局終わり良ければ全て良し。
これから新しいおもいでを沢山作っていくのだろう。
ーーーー
2人のなかには秘めた情熱があった。
互いをひどく渇望して、
たった一度でいい。あなたに会いたい。
孤独な1年を過ごした彼らはそう強く思った。ひどく儚い恋愛だった。
お互いがお互いを艷やかな美人と思い、あまりの美しさにのめり込む1日を過ごすくらいには、愛していたのだろう。
それは、今もそうであって。
青い月下美人はひどく輝く紫の水から離れず一生そばにいると誓ったのであった。
それは、きっと花を枯らさないようにするためか。
その理由はこれから見つけていくのだろう。
ーーEndーー