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(〜前半の幸せなパンケーキ屋さんのシーン〜)
夢「ねえ、雄大。来月の記念日、どこか行きたいところある?」
雄大「んー、そうだな。どっか遠出するか。海とか見に行ってもいいし、ドライブでもしようぜ」
夢「海!いいね、楽しみ。……あ、もうこんな時間。そろそろ帰らなきゃ」
雄大「そうだな。じゃあ送っていくよ。夢、忘れ物ないか?」
二人は店を出て、夢のマンションの前まで歩いた。
雄大「じゃあな。部屋に入ったら、ちゃんと鍵閉めろよ?」
夢「わかってるって。雄大も、気をつけて帰ってね」
雄大「おう。おやすみ、夢。大好きだよ」
夢「私も!おやすみ、雄大。」
夢は部屋に入り、いつものように窓のカーテンを閉めようとした。
その時、サッシの隙間に「赤黒い髪の毛の束」を見つける。
夢「……え? 何これ、気持ち悪い……。引いても引いても抜けないんだけど……」
ズルッ、ズルズルッ……。
不気味な感触とともに、その「髪の毛」は部屋の中へと這い入ってくる。
夢「やだ、何……!? 怖い、誰か……!」
その時、静まり返った廊下から、凄まじい勢いでドアを叩く音が響いた。
(ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!!)
雄大「夢!! 夢、開けろ!! 早くそこから逃げろ!!!」
夢「雄大!? どうしたの、帰ったんじゃ……」
雄大「いいから開けるな!! 窓を見ろ!! 夢、後ろだ!!!」
夢「……え?」
夢がゆっくりと振り返ると、ベランダの窓一面に、**びっしりと張り付いた無数の「顔」**が、こちらを覗いてニヤリと笑っていた。
つづく