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…そんな不安と、テヒョナに会えない寂しさが、段々と僕の心を蝕んでいった。
…ョン
…ヒョン…
🐨「…ジンヒョン!」
ナムジュナの呼びかけに、ぼうっとしていた頭が呼び起こされる。
🐹「っぁえ…?
な、ナムジュナ…どうかした?」
🐨「はぁ…まったく、大丈夫ですか?さっきから何度も呼んでたんですけど…」
🐹「あ、ごめん…気づかなかった。」
最近は疲れているのか、ぼーっとしてしまうことが多い。
🐨「やれやれ…
…ほら、こんなに洗濯物も溜まってるし…
ヒョン、干しておきますからね。」
🐹「あ、うん…」
ああ、まただ。またナムジュナに頼ってしまっている。
僕はいつの間にか、自分でできていたことも、ほとんどナムジュナに任せるようになってしまっていた。
ナムジュナはテキパキと、こんもりと溜まった僕の洗濯した服を干していく。
僕はなんだか憂鬱な気分のまま、またぼーっとし始める。と…
🐰「…ジンヒョン。」
🐹「…っわ…?!」
いつの間にか隣にはグギが現れ、僕のことをじっと見ていた。
僕は驚きのあまり、変な声が出てしまって、顔を赤くしながら
🐹「ぐ、グギ…居たんだ…」
🐰「ええ…ひどい、ずっとヒョンの側にいたのに…」
グギは少し悲しそうな顔をしてそう言う。
🐹「ああ、ごめんごめん、ちょっと今日は頭がぼーっとしちゃって…」
僕は慌てて、慰めるようにグギの頭を撫でるが、すぐに彼の手によって振り払われてしまう。
🐰「…子供扱いしないでください…僕だってもう成人した男なんですから…」
🐹「ふふ、はいはい…」
グギももう大人なのか…と、彼の成長にふけりながら、ふいにテヒョナのことが頭をよぎる。
テヒョナ…どこにいるんだろう、まさかまた悪いことをしてるんじゃないのだろうか…
…会いたい、君と話したい、君に触れたい…
…そうテヒョナに焦がれていると、グギがまた、傷ついたような表情で
🐰「…ヒョン、またぼーっとしてる…」
🐹「…あれ、ごめん…今日はどうも、調子がおかしくって…」
ごまかすように笑う。すると、グギがぽつり、と言葉を放つ。
🐰「…テヒョンイヒョンのこと、考えてたんですか?」
…ナムジュナはいつの間にかいなくなり、2人だけのリビングに沈黙が流れる。
僕は図星を突かれ、ただ困ったように笑うことしかできない。
🐰「…やっぱり…
…ヒョンは、テヒョンイヒョンと付き合ってましたしね…」
🐹「…うん、まあ、ね…」
すると、グギが突然僕の手首を掴み、熱っぽい視線を僕に向けながら
🐰「ジンヒョン…俺じゃ、ダメなんですか?」
僕じゃ、だめ…?
どういう意味なんだろう、と思い、僕はグギに戸惑いながら問いかける。
🐹「ぐ、グギ…?それは、どういう意味…?」
🐰「…そのまんまの意味です。ヒョンの側にいるのは、俺じゃダメなんですか…?」
…じわじわと理解してくる。ああ、そういうことが、つまりグギは…
🐰「あなたが、好きなんです。」
予想通りの答えがグギの口から言葉として放たれる。
🐹「…えっと…」
僕は突然の告白に、困ったように笑うことしかできなかった。
すると、グギはずいっと顔を近づけて、低い声で囁く。
🐰「…ヒョンをほったらかしにしてるテヒョンイヒョンなんて置いといて、俺にしてくださいよ…」
ジリジリと、手首を掴まれながらグギに壁際に追い詰められる。
🐰「ねえ、ヒョン…好きです…」
両手首を壁に押しつけられて
🐰「抑えられないんです…」
甘い声で囁かれて
🐹「っ、グギ、だめだ…っ
……ん…っ…」
部屋には熱いリップ音と、2人の吐息がこだまする。
🐰「っ、はあ……っヒョン、ヒョン…っ」
🐹「っ、ぐ、グギ…や、やめっ…
…ん、ん…っ…」
…だめだって、分かってるのに
何ヶ月もテヒョナを我慢しているから、体が反応してしまう
罪悪感と快感に包まれながら、僕はグギに求められていく……