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ちーーず
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#かはさんお~いで!
『笑っている君が、一番心配だった。』
「迷惑をかけたくない」
翌週
放課後の教室。
ぷりっつ「なぁなぁ!明日休みやん!」
けちゃ「ほんとだぁ!」
ちぐさ「じゃあみんなで遊ぼうよ!」
あっきぃ「いいじゃん!」
まぜ太「どこ行く?」
あっと「6人ならどこでも楽しそうだけど。」
ぷりっつ「じゃあ遊園地!」
まぜ太「急に規模でかくなったな。」
けちゃ「行きたい!!」
ちぐさ「俺も!!」
6人で盛り上がる。
けれど――
ちぐさは少しだけ黙った。
あっきぃ「……ちぐちゃん?」
ちぐさ「え?」
あっきぃ「どうしたの?」
ちぐさ「ううん!なんでもない!」
にこっ。
ちぐさ「遊園地楽しみだね!」
けちゃ「ねー!!」
翌日
ーー遊園地
けちゃ「うわぁぁ!!すごい!!」
ぷりっつ「最初ジェットコースター行こや!」
まぜ太「朝一からそれかよ。」
あっと「俺はいいけど。」
あっきぃ「ちぐちゃんは?」
ちぐさは少しだけジェットコースターを見る。
ちぐさ「……。」
そして。
ちぐさ「もちろん行く!!」
あっきぃ「ほんと?」
ちぐさ「うん!」
ぷりっつ「よっしゃぁ!!」
6人で列に並ぶ。
ジェットコースターが終わる。
けちゃ「怖かったぁぁ!!」
ぷりっつ「めっちゃ楽しかったやん!」
まぜ太「お前だけな。」
あっと「ちぐ、大丈夫?」
ちぐさは少しふらつきながら笑う。
ちぐさ「う、うん!大丈夫!」
あっきぃ「……。」
けちゃ「ちぐ、顔ちょっと白いよ?」
ちぐさ「え!?そんなことないって!」
けちゃ「でも……。」
ちぐさ「ほんとに大丈夫!」
ちぐさは笑って、みんなの前を歩き始める。
ちぐさ「次どこ行く!?」
5人は顔を見合わせる。
まぜ太「……。」
ぷりっつ「……。」
あっと「……。」
けちゃ「……。」
あっきぃ「……。」
けれど。
誰も何も言わなかった。
昼
6人でベンチに座る。
ぷりっつ「俺、ポップコーン買ってくる!」
けちゃ「僕も行くー!」
まぜ太「俺も。」
あっと「じゃあ俺も行くよ。」
4人が離れていく。
残ったのは、あっきぃとちぐさ。
あっきぃ「……ちぐちゃん。」
ちぐさ「ん?」
あっきぃ「無理してない?」
ちぐさの手が止まる。
ちぐさ「……してないよ。」
あっきぃ「本当に?」
ちぐさ「うん。」
少しの沈黙。
あっきぃ「そっか。」
あっきぃはそれ以上聞かなかった。
すると。
ちぐさ「……あっきぃ。」
あっきぃ「ん?」
ちぐさ「俺さ。」
あっきぃ「うん。」
ちぐさは少し迷ってから――
ちぐさ「みんなといるの、好きなんだ。」
あっきぃ「……うん。」
ちぐさ「だから……。」
ちぐさは笑う。
ちぐさ「みんなには、ずっと楽しくいてほしい。」
あっきぃ「……。」
ちぐさ「俺が変なこと言ったり、心配させたりしたら……みんな困るじゃん?」
あっきぃの表情が少し変わる。
あっきぃ「……ちぐちゃん。」
ちぐさ「だから俺、大丈夫だから。」
にこっ。
その笑顔を見て――
あっきぃは、何も返せなかった。
しばらくして、4人が戻ってくる。
けちゃ「お待たせー!」
ぷりっつ「ポップコーン買ってきたで!」
まぜ太「ほら。」
あっと「みんなで食べよう。」
ちぐさ「わぁ!ありがとう!!」
ちぐさはいつものように笑う。
みんなも笑う。
でも。
あっきぃだけは、さっきの言葉を忘れられなかった。
――「みんなには、ずっと楽しくいてほしい。」
それは優しさなのか。
それとも。
自分を隠すための言葉なのか。
あっきぃには、まだ分からなかった。
ただ一つ。
あっきぃ(……俺たちは、ちぐちゃんに困らされることなんてないのに。)
そう思った。
――第10話・終わり。
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