焼き鳥

渡辺ー康二！

向井ーな、何？しょっぴー？

渡辺ーちょっと来い。

向井ーなんなん？

控え室に連れて行かれた。

ドアを閉めると渡辺の目には薄っすら涙が滲んでいる。

向井ー翔太くん？

渡辺ー目黒と阿部に焼き鳥食べに来てもらったんだってな。

向井ーめめが言うたん？

渡辺ー美味しかったって。

向井ー堪忍な。翔太くんに食べさせる練習してたんや。そんで撮影休みの2人に来てもろて道具使えるか、ちゃんと焼けるかテストしたんや。

渡辺ー俺が1番に食べたかった。

向井ー次のオフの日、食べに来て？俺、出番ちょっとやから、早よ帰って準備して待ってるし。

渡辺ー絶対な、約束な！

向井ー任しとき。

控え室から出て向井は目黒のところに行った。

向井ーめめ！

目黒ーごめん、言ってると思って。

渡辺ー美味かったか？

目黒ーうん、康二、佐久間くんが呼んでる。

渡辺ー早く行け。

渡辺がオフの日。

向井は材料を買って夕方に帰って来た。

急いで準備する。

渡辺から、電話がかかってくる。

渡辺ーまだぁ？

向井ー今から準備するとこや。

渡辺ー行くから。

向井ーええ服着て来たらあかんで？煙凄いから。

渡辺ー分かってる。

向井ーほな、待ってる。

準備がひとまず終わった時、渡辺がやって来た。

渡辺ー康二、もう焼ける？

向井ー今から焼くさかい、ここ座って？

渡辺ー換気扇の下で焼くの？

向井ー煙凄いからな。

渡辺ー可愛いやつだな。

向井ー8本焼ける。

渡辺ーじゃあ・・

お腹いっぱい食べた。

向井も焼きながら立って食べた。

後片付けが面倒くさいけど、渡辺が満足してくれて嬉しい。

その渡辺はソファで横になっている。きっと寝てしまうだろう。

向井ーはぁ〜終わった。換気扇は回しっぱなしやな。

ソファに行くと、渡辺はやっぱり眠っている。

向井は匂いを取るためシャワーを浴びてくることにした。

出てくると、渡辺が起きていた。

向井ー翔太くん、シャワー浴びておいで？匂い移って凄いで。 着替え用意するし。

渡辺ーん、焼き鳥の匂いがして目が覚めた。

渡辺が風呂場に消え、向井は着替えを用意して待ってる。