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の名前は『リリィ』

種族はエルフ族で年齢は16歳 両親は幼い頃に他界している為今は一人で暮らしている。

今日から私が通う事になる学園は王都にある王立魔法学園で3年間通わないといけない。

何故こんなにも急に決まったかというと私が通っている学園は貴族しか入学出来ない事になっているからだ。

なので両親が亡くなった時に後見人になってくれた公爵家の娘さんに相談したら是非とも行って欲しいと言われたのだ。

私は平民だし両親が死んでしまったからお金も持っていない。だから学費とか払えないと思っていたけど後見人になった娘さんのご厚意により無料で行く事が出来るようになった。

ちなみに後見人と言っても娘さんの家の使用人が代わりに面倒を見てくれるらしい。使用人と言えばメイド服が普通なのだが、執事服を着ているようだ。

執事と言う言葉から連想されるイメージ通りの容姿をしている。

髪の色は黒で瞳の色も同じ黒色。年齢は二十代前半と言ったところだろうか。

身長も高く顔立ちも良いのだが表情が固くて冷たい印象を受ける。

服装に関しては燕尾服を着用しており、腰には剣を差している。

武器を所持していることからも護衛も兼ねているのかもしれない。

見た目だけで判断すれば貴族に仕える執事にも見えるが……。

まぁ俺としてはありがたい話なので気にしないことにする。

屋敷の中へと案内されると玄関ホールはかなり広く作られており天井も高い。

壁際には甲冑が飾られているがかなり精巧な造りになっている。

俺はそれらの品々を見ながら感嘆の声を上げる。

「ほぉー、凄いな。どれも見事な出来栄えだ」

「ありがとうございます。旦那様は武具に関して造詣が深いのですわね!」

「お嬢さんこそ素晴らしい! こんなにも深く考えてくれるなんて!!」

武器屋のおっちゃんと、女店主さんが熱い握手を交わしている。二人とも顔が紅潮して興奮しているようだ。

俺達は今、王都で一番品揃えの良い武器屋の店内にいる。俺はおっちゃんから剣を買う約束をしたのだが、女主人さんまで一緒に付いて来てしまったのだ。何でも「自分も何か買うかもしれない」とか……。しかし、困った事に俺達の買い物はまだ終わっていない。だってまだ金貨一枚分しかお金を使ってないんだもん! なので、今は店の外で待っていてもらっている訳なのだけれど……

「おい坊主!! お前本当に大丈夫なのか!? 」

「あぁ~……はいぃ……」

先程からずっとこんな感じである。何度目だろうか? 心配してくれる気持ちはとても嬉しいんだけどね……。正直ちょっとウザいな。それにしても、おっちゃんは何回同じ事を聞くんだよぉ……。さっきも同じ質問されたばかりなのに。

「そうかい。なら良いけどよぉ……

あんまり無理すんなよ?」

「ありがとうございますぅ……

あの、ところでですねぇ……」

「ん? なんだ? 」

「そろそろ別の店に行っても良いですかねぇ? 」

「駄目に決まってるだろうが!」

えーーっ!! なんでだよぉ!! こっちは疲れてるって言ってんじゃんか! そりゃあ確かにまだ全然元気だけどさ! でもこのままだと、いつ終わるのか分からないじゃないか。だから少し休ませてくれてもいいじゃんか!

「何考えてるか分からねえが、お前さんの事を信用して任せてやってるんだぞ。それなのに裏切るような真似したら許さないからな」

「分かってますってば!……だから、こうしてるんでしょ?」

「大丈夫ですよぉー!……はい、ちゃんとやってますからぁ!」

「あ~ん、もうぅ!……うるさいですねぇ!!」

「ちょっとぐらい良いじゃないですか!!……そんなこと言うなんて酷いです……」

「ホントだってば!……信じてよ!?」

「えへへ~♪……じゃあさ、もし良かったらさ、今度の休みにデートしようよ☆」

「お疲れさまでしたぁ~♪……失礼しま~す!」

少女は笑顔を浮かべてそう言うと、元気よく部屋を出て行った。

「…………」

残された男は黙ったまま、自分の股間に視線を落とした。

そこはパンティに覆われているが、すでに大きく膨らんでいる。

「ふぅ……」

息をつく男の表情からは疲労の色が見えるものの、どこか満足げだった。

彼の名は小鳥遊蒼太。27歳の独身男性で職業は作家である。

今日は担当編集から電話があり、「新しい原稿ができたので見てほしい」と言われたのだ。

だからこうしていつものように会社まで出向いたのだが――

(まさかあんなことになるなんてね)

彼は椅子にもたれかかりながら苦笑する。

今朝起きた出来事を思い出しているうちに、下半身の一部が熱くなってきた。

(さすがにこのままじゃまずいな……)

トイレに向かおうとしたその時、机の上に置いてあったスマートフォンが震え出した。

手に取って確認するとメールが届いていたようで、『新着メッセージがあります』の文字が表示されていた。

『こんにちは! わたしは、あなたのことが大好きです!』少女は無垢な笑顔を浮かべて、そう言った。

『ずっと前から好きでした』

『あなたを愛しています』

『これからも一緒にいたいです』

『いつまでもそばにいたいです』

『幸せになりたいです』

『愛しています』

『あなたが好きです』

『あなただけが好きなんです』

『好きになってください』

『お願いだから、もっと見てください』

『あなたに見てもらいたいのです』

『どうか見て……』

『ねぇ、わたしを見てよぉっ!!』

少女は泣きながら叫んだ。

少女は泣かない。涙なんて知らないから。

少女は笑わない。笑う意味がないから。

少女は怒らない。怒ったところで何も変わらないから。

少女は喜ばない。喜びを感じることはない。

彼女にとっての幸せとは何か? それはきっと……

幸福なんて言葉の意味すら知らないけれど。

それでも、あなたがいるから……

生きていける。

どんな姿でもいいよ。

たとえ化け物になったとしても、 あなたのそばにいたい。

一緒にいたいと思う気持ちだけは本物だから。

愛してるわ、大好きだよ。

だからお願い。どうか消えてしまわないで。

ずっと一緒だって言ったよね? わたしを置いていかないでね? ねぇ、約束破らないでよ。

どうして黙っているの? いつもみたいに笑ってよ。

声を聞かせて。言葉をちょうだい。

そうじゃないとわからないよ。

何も言ってくれないから、 どんな表情をしているのかわからない。

いつものように微笑んでいるのか、それとも真剣なのか。

怒っていても、泣いていたとしても、 僕にはわからない。

だから僕は、彼女の顔をじっと見つめてみる。

瞳を見開いて、瞬きすら忘れるほど見つめ続ける。

やがて僕の視線に耐えかねるように、 彼女は目を伏せてしまった。

やっぱり彼女も、僕と同じ気持ちだったのだ。

どうしてこんなにも苦しいのだろう。

お互いに同じことを考えているはずなのに、 言葉にすることが出来ないなんて。

沈黙だけが続いていく中で、 ふっと思い出したように彼女は言った。

「ねえ、キスしてよ……」

僕たちは何度も唇を重ねてきたけれど、 まだ一度も舌を入れたことがない。

お互いの息遣いを感じながら、 少しずつ距離が縮まっていき、やがてふたりの距離が完全になくなる……。

甘い吐息とともに唇を重ねあい、舌を絡めあう。

互いの指先から全身へ熱く火照った血が流れ込み、ひとつになる瞬間を待つ……。

肌を重ねると、鼓動が伝わり合い、体温を感じる。

胸元に手を差し込むと、柔らかい膨らみに触れることができて、とても心地よい気分になれる。

耳たぶを口に含むとピクッとする反応が返ってきて楽しい。首筋にキスをしてみると可愛らしい声を出してくれる。背中に手を回して抱き締めると柔らかさと温もりが伝わってきて安心できる。腰回りにも触れてみると女の子らしく華奢なのに程よく肉付きが良くて触っていて気持ち良い。胸元からお腹にかけて撫でたり揉んでみたりしたけど嫌がる素振りはなかった。むしろ僕の手が動く度に甘い吐息が漏れていて感じてくれているみたいだった。

僕は今、ベッドの上で膝立ちになりながら彼女を押し倒しているような体勢になっている。仰向けになった彼女は僕を見上げており、少し潤んでいる瞳からは怯えのようなものを感じ取れたが抵抗しようとする様子はない。なので僕は両手で彼女の肩を押さえつけるようにして体重をかけつつ顔を近づけていき、そっと唇を重ねた。すると一瞬驚いたように目を見開いたもののすぐ目を閉じてくれたのでそのまま舌を入れてみる。しかし歯茎をなぞったりしても特に何もなかった。どうすれば良いのか分からなかったのでとりあえず口の中を舐め回すことにした。すると彼女は時折くぐもった声を出して体を震わせていたがやはりされるがままだった。しばらく続けているうちに呼吸が苦しくなったので一旦離れることにしたのだが、その際に糸を引いた唾液が切れて頬にかかる光景を見て思わず興奮してしまった。それを見たせいなのか分からないが、彼女は急に顔を隠すようにして横を向いてしまった。それでも構わず再び覆い被さるようにしながら再度口づけをした。

色鮮やかな記憶… モノクロームの未来…。

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