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校門を潜り抜け
海辺へと走った__
彼に会う為だけに
いつもと変わらない海辺。
そこには自販機で何かを買っている君がいた
「こんにちは。」
なーんて、
たまたま鉢合わせたみたいに言う
すると、
「またあったね、」
と、爽やかに微笑む君。
汗で少し服が透けていた君。
プシュッという音を立て、
蓋の空いたコーラーを口へと運んだ飲んだ。
その姿は色っぽくて
なんとも言えなかった。
俺と背丈は変わらないのにすごく大人っぽい
そんな事を考えていると
「んっ、どーぞ」
なんて言ってコーラを手渡してくる
此奴は天然なのか?
「関節キス頂きます笑」
照れ隠しで言った俺の一言に
ぶわっと顔が赤くなり動揺し始めた君。
「あ、えっと……そんなつもりはなくて、ゆあんくん、嫌だった、かな?」
そんな言葉も気にせず、
俺は口を着け
コーラを飲んだ。
「さーね、どーかな?」
なーんて、
コーラは満タンで、
目の前には泣いている君しか居なかった。
「こんな青春、一緒に過ごしたかったのに、なんで飛び込んだんだよ。馬鹿」