「また次回の動画でお会いしましょう、ばいばーい!」
動画を取り終えた霊夢と魔理沙はぐったりと横たわり息を吐いた。
「こんなんじゃ疲れるわー、お風呂はいろ」
「あー私もはいるー」
いつもこんな感じでぐだぐだしてる。でもこれが日常。
「今日泊まってっていいー?家帰るのめんどい」
「別にいいけどーあんま家のもの見ないでよ?」
「やらしいものでも入ってるのかよ。それにしても霊夢の家泊まるの久々だなぁー」
「そう?まぁここ最近は泊まってないかも」
「てか霊夢太った?」
ムカっ
「これでもまだ57だわっ!」
「え、私51だぜw」
「ムカつくぅー!」
夜
(ねむ…霊夢寝たんかな……あれ編集部屋電気ついてたっけ?………‼)
「…あ、魔理沙!」
「ったく…もう1時半だぞ」
「えぇー」
「手伝うよ………」
「さすまりー」
「さすまりいうな」
「ふう!終わったー!」
「疲れたー、もう2時か」
「ありがとう!魔理沙」
「ったく」
「ごめんって」
「………いや、楽しかった」
「魔理沙………私も楽しかったよ…」
霊夢は霧雨魔理沙と書かれた墓の前に座った。
死因は霊夢のことをかばい車にひかれた事故。
「泣くなよ…、顔が汚れるだろ」
「魔理沙?」
「じゃあそろそろ行くぞ」
「まって、行かないで!」
「霊夢…」
「魔理沙のプリン食べちゃってごめんなさい、だから行かないで」
「悪い、連れてけないんだよ」
「じゃあこれ!お弁当もってって」
「!いいのか?」
「うん」
「ありがとな、じゃな!ちょっと上に行ってくるから!」
「そこは天国って言えよ…、っておい!魔理沙忘れもn」
「じゃーなー!」
霊夢の手には魔理沙の帽子とメモ。
メモには
【1人でも大丈夫かー?帰ってこれないけど、ずっと天で見守ってるから安心しろよー!あとちゃんと野菜もたべろよ!あんまり早くこっち来んなよ!】
と書いてあった。
「ったく、うちはもう16だよ」