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放課後、下校時間…
コンコンコン
兄さん
「ん？誰だ？」
ガチャ
ジン
「えっと…ナオト君のお兄さんは…」
兄さん
「まぁ…俺だ」
ジン
「ちょっと聞きたいんです…」
兄さん
「？なんだ…？」
ジン
「実は…」
ジン
「今日、雨が急に降ってきて」
ジン
「僕が、「早く中に入ろう！」って言ったんですよ」
ジン
「そしたら､ナオト君が…一向に入ろうとしなくて…」
ジン
「それで、「ヒロキ」って呟いていて…」
兄さん
「ナオトの過去を聞いたのかｯ！？」
ジン
「ビクッ！」
兄さん
「あ…すまん…」
ジン
「いえ…」
ジン
「過去は…聞いていないけど…」
ジン
「「どうしたの？」って､言っても…ナオト君は」
ジン
「笑顔で「なんでもない」って言ってて…」
ジン
「一応、ナオト君のお兄さんには言っといたほうが良いと思って…」
兄さん
「…ありがとう｡話は理解した…」
兄さん
「まぁ…お前になら…”アイツの過去”を…話しても大丈夫そうだな…」
ジン
「え…？」
兄さん
「ま､俺らが知ってる範囲を話すよ」
兄さん
「ペ神も呼んでくるから、待っとけ」
ジン
「はい…」
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