テラーノベル

テラーノベル

テレビCM放送中!!
テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

殺し合い学園

一覧ページ

「殺し合い学園」のメインビジュアル

殺し合い学園

12 - 第12話

♥

26

2025年07月14日

シェアするシェアする
報告する

私たちは校長に続いて階段を降りて行く。もう2階分は降りた気がするんだけど……。

校長「ところで、二人はお友達なんですか?」

ひより「少し話す程度の仲です」

私は校長の問いかけにすかさず答える。

慎也「いや、違う!俺たちは友達だよ!もう大親友!!」

ひより「いや、私たち会ってまだ数日とかそのくらい……」

校長「仲良しのようですね」

なんだか嫌な予感がする。


そんな話をしながら、校長室とはとても言えないような、地下室のような暗い部屋につく。

校長はこちらを振り返り、私たちを見ないで、床に目線をやりながら言う。

校長「最後に…お二人は、まだ一度も殺し合いをしていませんよね?」

ひより「え?」

慎也は殺し合いに参加してるんじゃないの?

慎也「そうだけど…それが何かあんの?」

あ、そうか、確かに慎也は楽しんでる、とは言ったけど、殺してるとは言ってなかったのか。

なら、無駄な喧嘩だったな。後でまた謝っておこう。

校長「仲が良いのはとてもよろしいのですが、ただ…」

そう言いながら、校長は階段を登っていく。

それに続いて階段を登ろうとした時、

”バンッ!!”

その瞬間、上からシャッターが降りてきて、先に進めなくなる。

ひより「…はっ?」

慎也「え、え?」

その出来事に、私も慎也も混乱する。

予感が的中した。

校長「それは困るんですよ。この学園は”殺し合い学園”。一度でも殺し合いに参加してもらわなければいけないのです」

ひより「つまり…どうしろと?」

シャッター越しでも校長の声はよく聞こえる。

私の声も、この部屋によく響く。

校長「お二人には殺し合ってもらいます」

慎也「は、はぁ?!」

なるほど。だから、「ちょうどよかった」か。

クソ野郎。


この作品はいかがでしたか?

26

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚