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「大学の時、友人として付き合っていた人に恋人として付き合って欲しいって言われて付き合ったら、呆気なく私の元友人と浮気をしたあげく私は一人でも大丈夫だけど彼女は違うからとか言って振られたのよ。」
「一人でも大丈夫って、他人が私の何を見て測っているだろうって、この人は私のことを何も知らないんだ、理解をすることもなかったんだって思ったら恋とか愛とかそんなものはドラマの中の虚構だって思った。
それに、母が
不倫をして離婚をしたの。
親権は父になったから、私と妹と父の3人暮らしになってそれが私が高校1年の時のことだから母親がわりもしていたのよね。
だから、しっかりしてるとか言われるけど、しっかりしないといけなかっただけで甘えるヒマなんてなかっただけなのに。」
雪の話はオレの家庭を思い起こされた、雪の母親は、父親はどんな人だったんだろう。
雪の話だけを聞くのは悪い気がして、今まで他人には話さなかった両親のことを話した。
ふと雪の母親の事が気になった。
「母の相手も既婚者で向こうは母をセフレの一人としか思ってなかったみたいで、あっさり切り捨てられたみたい。親権は父だったし不貞をしたのは母だから財産分与もなく離婚したからお金に困って何度か父に連絡をして来たらしいけど、父はキッパリと断ったって」
「雪のお父さんは再婚とか考えてないのか?」
「どうだろう?妹も大学生になったし良い人がいたら再婚しても良いと思うんだけどね。父は世間一般ではイケおじらしいから」
そう言うと雪は笑っていた。
いつまでもその笑顔を見ていたいと思った。