「恋人じゃなくなった日」

⚠注意⚠

兄弟じゃない設定です

優里さんの「恋人じゃなくなった日」の曲パロみたいなものです

治視点です

「野狐中から来ました1年宮侑です」

「夜狐中から来ました1年宮治です」

「なんや同じ名前の似た顔の奴が来たな」

「まるで双子やなww」

((すごい、俺がもうひとりおる))

初めて会った日

「あーつーむー」

「うわっ！…なんや治か。って、何勝手に手繋いでんや…///」

「んー？侑の手暖めたいから。暖かいやろ？」

「ま、まぁな…///」

「ふふっ、よかったわ」

手を繋いだ日

「侑」

「ん？」

ﾁｭｯ

「んっ！？！？」

「侑の初キスもーらい笑」

「い、い、い、いきなりなんや！！！」

「キスしたかったからした」

「はｯ、はぁぁぁぁぁ！？」

キスをした日

「キスするんやったら言えや！！」

「えー、言ったら侑してくれたん？」

「そ、それは…」

「なら！ええやろ？」

「んむ〜〜！！もう治なんか知らん！！」

「え！それは困る！！」

「自業自得や！」

「侑ー、謝るから許してや〜」

「ふんっ！！」

喧嘩をした日

「侑許してや〜」

「知らん！！今日が何の日か覚えとらんクセに！」

「え？今日……あ、記念日」

「もう遅いわ！！」

「す、すまん…」

「俺、結構楽しみにしてたんやで…」

「ホンマにごめん…」

「……」

「侑、許されるかわからんけど、今日はまだあるから今からでもお祝いしよ？」

「……プリン奢りな」

「！、おん！」

「3個パックじゃないやつ」

「もちろん」

一年記念日を忘れてた日

些細な事も覚えると決めた日

でも俺でええんか？俺ら男同士やでる世の中が認めてくれる訳が無い。だったら俺とは違う別の女性とかと付き合ったほうが、そっちの方が侑にとっても幸せかも。けど、この気持ちを裏切ったら侑が傷つくかもしれんし……怖い。拒否されるのが怖い。俺と侑を認めてくれないのが怖い。侑の笑顔が消えるのが怖い。怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い

カレンダーに増えていった記念日の数だけ

愛しくなるほどに怖くなっていた日

(やっぱ別れた方がええんかも……)

「治？」

「…侑」

「？」

「俺ら………」

別れようと思った日

「…わかった」

「え、」

「治の俺への愛はそれくらいやったんやな」

「！、それはちゃu」

「もうええわ！！何も聞きたくあらへん！！！」

ﾀﾞｯ

「……」

本当に別れた日

もうこれ以上 記念日は増えないんだね

これでええ

これが正解なんや

たとえ侑が傷ついたとしても

侑には幸せな道に行って欲しい

俺のことは忘れて幸せになって欲しい

そのためには俺も忘れんとな

忘れようと思った日

「おーい、治？」

「ん？あー、なんや？」

「なんか買いに行くけど一緒に行く？」

「おん、行く。あ、せや前角名に奢ってもらったから今度は俺が奢るわ」

「え、いいの？」

「もちろん。何がええ？」

「じゃー、チューペット奢りで」

「おん」

「安い方じゃないやつ」

「ん、」

『……プリン奢りな』

『3個パックじゃないやつ』

「……」

「？、治？」

「…なんでもない、買いに行こか」

思い出してしまった日

恋人じゃなくなった日

続きはすぐ投稿すると思うんで🙏