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ついに始まった夏休み!今年は1人ではなく、大切な人と一緒に過ごす。そう。彼氏と。
付き合い初めて数ヶ月。初々しい時もたまにはあったけど、今ではそんなことも忘れて、ラブラブしてます。
そして、今週は浴衣デート。
私は、人生で1度も浴衣を着たことがない。友達と出かけたこともないし、夏祭りなんてこどもの頃に家族で行った以来行ったことがない。だから、初めての相手が彼氏っていうのがうれしかった。
あ、忘れてた。
私の彼氏は、学校1の人気者。
佐久間大介くん。
笑顔が可愛くて、いつもへらへらしている元気な男子高校生。
そんな人と浴衣デートできるなんて夢のまた夢だと思っていた。なのに…今目の前にいるのは私の一番好きな人。まさか、こんな日が来るとは。嬉しすぎる。
🩷「◯◯ちゃん大丈夫?あ、人混みダメだった?どこかで休む?」
こんな気遣いまでできるなんて、どんだけできた彼氏なんだよ。
◯「え、全然大丈夫!今ぼーっとしてただけ。大丈夫だよ。次どこ行く?」
なんて笑顔で答えると…
🩷「嘘つくの下手。◯◯ちゃん顔赤いし、少し暑いよ。人の少ないところで少し休も!ね、」
なんて、私の目線に合わせて言ってくれた。
私の顔が赤いのは、佐久間くん。あなたのせいなんだよ。なんでそれに気づいてくれないの?今この状況で2人になんかなったら私心臓もたないよ。
🩷「ほら。行こっ!人多いから、手繋ご!ね!」
なんて言いながら、私の手を握った。
うわぁーー、まさか、佐久間くんから手を繋いでくれるなんて。夢見たい。まぁ、付き合っているからそんくらい普通なのかもしれないけど、心臓もたないよ。
🩷「ふぅーこの辺でいいかな。◯◯ちゃん大丈夫?
って、足靴擦れしてんじゃん!なんで黙ってたの?そうゆうのは直ぐに行ってよ!危ないんだから!今すぐ帰ろ!で、俺の家で花火しよ!」
え、え、えーーーーーーーーー
急にそんな展開になることあるの?
◯「いやいや。急にお邪魔するのはさすがに申し訳ないよ、」
なんて答えると、佐久間くんはしょぼんとした顔をして、
🩷「いやだ?俺の家来るの?」
そんなふうに顔を覗かれながら言われたら断れるわけないじゃん。
◯「いや、じゃ、ない、です…」
🩷「よし!じゃあ決まりね!あーでも、その足で歩くのさすがに痛いよね?」
◯「ううん。そんなことないよ!まだ傷も浅いからそんな長距離じゃなければ歩けるよ!」
そう笑顔で返せば彼は少ししょぼんとして顔をして
🩷「そう?ならよかった!でも心配だからはい!手だけは繋いどいて。」
彼はそう言って私の手を握って歩き出した。
歩くこと数分で佐久間くんの家に着いた。
そのまま佐久間くんの家に上がらせてもらった。
佐久間くんの部屋はアニヲタなだけあって、しっかりと嫁が飾られてあった。なんか、嫉妬しちゃうなー。
2次元の人たちなのに……
🩷「〇〇ちゃん足大丈夫?」
優しすぎない?そんなに心配しなくてもいいのに……
それに話す時、自然と私の姿勢に合わせてくれるとことかまじで優しすぎる!!!
〇「うん。大丈夫だよ。佐久間くんの家までそんなに距離なかったし、靴擦れもそこまで悪化してないよ。心配してくれてありがとう。」
そう言って私は笑った。すると彼は私の手を引いて、
自分の胸へと私を引き寄せた。
🩷「今日の〇〇ちゃん可愛すぎる。ほんと、なんでそんな可愛いことばっかりするかな〜。俺、嫉妬深いから自分のこと抑えれなくなっちゃうんだよね…
だから、これからは〇〇ちゃん君が俺の責任取ってね。約束だよ?」
なんて耳元で言った。いやさー今のはずるくない?
そんなの嫌だーなんて言えるわけないじゃん。
〇「わ、かった。私にどうにかできるものなのかはわからないけど、私にできることがあるならなんでもするね!」
なんて、笑って答えると、佐久間くんはさっきよりも強い力で私を抱きしめた。そしてそのまま優しく、ソフトなキスをした。
〇「あ!私からも一つ言っていい?」
🩷「?なぁ〜に?」
〇「あんまり嫁嫁言ってほしくない。私だって嫉妬するんだからね………」
つい本音を言ってしまった。流石に怒ったよ、、、ね…
🩷「!ごめん。嫌だったよね。でもね、安心して!
そりゃ2次元にはたくさん嫁がいるけど3次元つまり、この世で1番俺が大好きなのは〇〇だけだから。これ、本当だからね!信じてよ!」
なんて真剣な顔で訴えてくるから、これは信じていいやつだなって体が勝手に受け入れていた。
そして彼の入れたココアを1口飲んだ。
まぁ、でも彼が今までに私に嘘をついたことがないからこそ、私は彼の言葉一つ一つをしっかりと受け入れることができるんだろうな〜なんて考えながら私は彼の胸の中で眠りについた。