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過保護すぎる男子たち
結局、六人全員が奏音の部屋にいるという異常事態になった。
「……なんか狭い」
ベッドの周りに集まりすぎなのである。
「奏音ちゃん、お粥食べれる?」
奏歌が優しく聞く。
「少しなら……」
「はい、あーん」
「自分で食べれる!」
すると佳亮がぼそっと言った。
「熱ある時くらい甘えろ」
「っ……」
不意打ちで優しいこと言わないでほしい。
その隣で塁が薬を準備する。
「飲んだら寝る」
「塁が先生みたい」
「実際、奏音放っておくと無茶する」
図星である。
「……否定できない」
すると桜梨が静かに布団を直した。
「ちゃんと休め」
「うん……」
短い言葉なのに、すごく安心する。
その時。
「奏音、水」
那月がコップを差し出す。
受け取ろうとした瞬間、手が触れた。
「……熱い」
那月が小さく呟く。
「そりゃ熱あるし……」
「違う」
那月はじっと奏音を見る。
「顔」
「!?!?!?」
熱のせいなのか、別の意味なのか、自分でもわからない。
すると太陽がむっとした。
「那月距離近い」
「太陽うるさい」
「は!?」
また始まりそうになる空気。
しかしその時、奏音がふらっと揺れた。
「わっ」
瞬間、六人全員が支える。
「危なっ」
「大丈夫?」
「座って」
「無理すんな」
「ちゃんと寝ろ」
「ほら布団」
タイミング完璧すぎて逆に怖い。
「みんな過保護すぎるよぉ……」
奏音が半泣きで言うと、六人は顔を見合わせた。
そして同時に笑う。
「だって心配だから」
その声が重なって、奏音はさらに顔を赤くした。
コメント
1件
あ〜もう、めっちゃニヤニヤしたわ!奏音ちゃん風邪で部屋に6人集結って、過保護にもほどがあるけど、それぞれのキャラが短い台詞でしっかり立ってて最高。那月の「熱い」のニュアンスがまた…顔が赤いのは熱のせいだけじゃないでしょ〜!最後の連携プレイ、完璧すぎて吹いたわ。こういう和やかなエピソード、めっちゃ好きです🔥