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2 - 第2話 脱走失敗

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2024年08月20日

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本作はいれいす様のnmmn作品です。

ご本人様とは全く関係ございません。

BL表現が一部含まれます。

桃×赤 (他メンも登場します!)

地雷の方は自衛お願いします🙇🏻‍♀️‪‪














2話「脱走失敗」




敵組織のボス(ナイコ)に殺されかけ、目が覚めればさっきまで銃を向けられていたはずの敵に姫抱きされていたリウラ。

訳が分からずとりあえず眠っているふりをしていたが、どうやらナイコには随分気に入られているらしい。

…別にどうでもいいけど。




水「…先に手当するか…」

赤「………」

水「寝てるとは言っても界隈トップの子なんだから慎重にしなきゃ💦」

赤「……(※寝てない)」

水「えっと、消毒液と包帯と…」

せっせと手当の準備をするホトケとかいうDICEの構成員。こいつには申し訳ないけど、手当が終わったらこんな場所からはおさらばしたい。


水「失礼しまーす…」

小声で眠っている(設定の)俺の服をそっと捲り手当をする。6年以上マフィアをやっているから痛みには強い方なんだけど、今回の傷は結構深いし大人しく手当されておこう。


水「…よし!」

水「だいぶ傷は深いけど…、まぁ安静にしていれば自然治癒する程度かな」

赤「………」

脱走するなら今だ。


赤「…ごめんね」

水「ッぁ゙…?!」

後ろを向いていたホトケの首裏に素早く手刀を入れ、気絶したところをソファに寝かせる。

赤「ふぅ…、」

一応部屋にある使えそうな鍵などをポケットに入れ、取られていた銃を持って外に出ようと扉に手をかけた。


赤「っ!」

その瞬間肩スレスレで後ろから飛んできた細い針のようなものを間一髪で避ける。

咄嗟に振り向き銃を構えるが、

赤「(いない…?!)」

ついさっきソファに寝かせたはずのホトケがいなくなっており、背後に気配を感じた束の間足をすくわれ地面にうつ伏せで押さえつけられる。


水「怪我人なのにそんな早く動けるの凄いね、さすがリウラ様」

水「でも逃がしたらないちゃんに殺されちゃうからごめんだけど大人しくしといてくれる?」

赤「くそ…っ」

思っていたより強い力で両手を後ろで拘束され、まさかこんな奴に力の差で負けるとは思っていなかったから少々精神的にダメージを受ける。


その後も抵抗しようとすれば麻酔銃で脅され、拘束されているので避けることも出来ずどうしようも無い状況。

赤「(ここは大人しく従っとく方が身のためか…、とてつもなく癪だけど)」

水「…リウラ様意外と力弱いんだねw」

赤「うるせぇ…」



少しして部屋の扉が開いた。

青「ないこ忙しいみたいやから代わりに迎えに来たでー…って」

青「どんな状況やねん」

水「逃げようとしたから抑えてる」

青「麻酔銃打たへんの?」

水「思ったよりこの子力弱くてww」

赤「…〇ね…」

青「お前も災難やな…」

青「とりあえずリウラ、ないこの部屋まで来い」

赤「…ん」



ナイコの部屋に着くまでに色んな構成員とすれ違った。驚いたり怯える奴がほとんどだが、中には俺なんか目に止めずイフのことを熱の篭った目で見つめる女性構成員もいた。

赤「…まろモテモテじゃん」

青「まろって呼ぶな。黙ってついてこい」


いかにもな感じの厳重な扉の前で立ち止まり、イフがノックをすると「どうぞ」と中から声が聞こえた。

扉を開けると意外にも質素な部屋で、深紅のカーペットや机以外にあまり高価そうな物は無かった。

青「ないこー?連れてきたけど」

桃「ありがと!忙しいのにごめん、もう下がっていいよ」

青「あいよー」



イフがいなくなり2人きりになった部屋。

赤「…どういうつもりだ」

赤「前にも言ったけど構成員にはならないよ」

桃「別にいいよ。それが目的な訳じゃないし」

赤「?…じゃあなんで…」

桃「まぁ…説明するよりやった方が早いかな」

赤「?」

いきなり席を立ち、真顔でこちらに歩いてくる。

…怖いんだけど


桃「…りうら」

赤「な、なんだよ…」

馴れ馴れしいな、と心の中で悪態をつく。

少し後ずさりしながら俺より10cmほど高いナイコの顔を見上げると、腰に手を回しグイッと引き寄せられた。

赤「?…??」

そのままの勢いで抱きしめられる。

赤「はっ、え?」

桃「こういうこと。分かる?」

赤「わかんねぇよ!てか離れろ!」

桃「えー?んまぁ簡単に言うと俺の彼女になれってこと」

突然の告白に頭がシャットアウトする。


赤「いや…んなこと言われても好きじゃねぇし…」

桃「俺が好きなんだからいいじゃん!」

自己中かよ




赤「じゃあ…いいよ?」

桃「え?いいの?!」

赤「うん、もちろん」

そう言いながらゆっくりポケットに隠し持っていた小型の銃を取り出す。


桃「嬉しい!大好きだよりうら〜!」

赤「俺も…」

更に強く抱き締めてくるナイコの背中に銃を向け、ロックを外す。




こいつがバカで良かった。













1話♡1000↑ありがとうございます🙇🏻‍♀️


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