昨日一本も出せてないので2本出す👍🏻
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ラヴside
夕焼けの空光る街で、俺は一人夕日を見つめた。
見たくもない事実に目を逸らすように。
ラヴ「……あぁ、…あいつと血縁とか、俺…」
………別にいいのに。
”別にいいのに、体が拒否をする”。
ラヴ「…」
「あ!いた」
ラヴ「……え?」
スフェ「こんなとこにいたのー?」
ラヴ「ス…フェ」
スフェ「…俺もさ、正直ちょっと拒絶した。」
スフェ「……でも、俺…」
スフェ「ラヴなら良いかなって。」
ラヴ「…俺なら?」
スフェ「そ。今まで家族でもなかったただの友達のラヴと急に家族になれなんて言われても無理でしょ?」
ラヴ「友達…友達って…」
スフェ「え、あ…違った?」
ラヴ「違く…なんかないけど…」
スフェ「…じゃあ…なんで抜け出したの?」
ラヴ「…それは…とっさに……」
スフェ「……身内だと都合が悪いこととかあるの?」
ラヴ「…………いや…特に…。」
スフェ「…じゃあなんで?」
いつもみたいな、光のない巨悪な目…なんかじゃなかった。
優しくて温かい、”俺の見たかった目”。
ラヴ「………俺は元からずっと”家族”が嫌いなんだ」
ラヴ「たとえそれが”ただの血縁関係”でも」
スフェ「………俺が今まで通り接したとしても?」
ラヴ「…………」
スフェ「…俺はまぁ軍くんがいれば他に欲しいものなんてないよ。」
スフェ「……でも…ラヴがいない日はね」
スフェ「まるで人を愛せない感覚だね。」
ラヴ「……………え?」
ラヴ「おま…えが?」
人を愛せない感覚…?
スフェ「…ずっと傍にいたいかもしれない。」
スフェ「いてもいなくても大丈夫…かもしれないけどね。」
スフェ「………」
黙って向こうを見つめるスフェの瞳は――
”今芽生えた俺の希望くらい輝いていた”。
ドサッ
ラヴ「ッえ…!?」
肩を組まれる。
スフェ「何ボケーっとしてるのー。」
ラヴ「う…あはは…()」
スフェ「ラヴらしくないねー」
ラヴ「………」
―お前だってらしくないじゃん…
ラヴ「…って」
スフェ「…え?」
ラヴ「お前だって良い意味でお前らしくねーじゃん…」
スフェ「………な〜んだ、へぇ?」
ラヴ「……は?」
スフェ「元気だね〜!」
ラヴ「…」
スフェ「……さ、かーえろ?」
ラヴ「…」
スフェ「あ!椎夏くんへの返答決まった?」
ラヴ「へ!?椎夏!?」
スフェ「え〜…?」
そうニヤニヤするお前に、憎らしいとか憎めないとかそういうのじゃなくて―
スフェ「…折角だし、お兄ちゃん…とでも呼ぼっかな〜?」
ラヴ「はぁ!?っざっけんな((」
スフェ「え〜、だって事実じゃん…(((」
ラヴ「…あのさ?」
スフェ「はいはい、なーに?」
ラヴ「………一生傍にいる約束はしねーよ?でも……」
スフェ「……でも?」
ラヴ「…………また今度な!」
スフェ「え〜っ、はは…楽しみに待ってるね」
ラヴ「内心軍しか脳入ってないだろ((」
スフェ「失礼な、他もちょっとくらい入ってるよ」
ラヴ「ちょっとなんだ(((」
スフェ「夕飯出してあげるからついてきてねー」
ラヴ「えっマ…?((((」
スフェ「え、うん(?)」
ラヴ「おお…(((」
……いつもとは比べ物にならないくらいの笑顔だった。
…お前も変わるんだ、何かで。
だったら俺も変わらねーとだよな…
スフェ「…早く行かないと迷子にさせちゃうよーだ!」
ラヴ「あぁちょっとー!!((」
―――お前と歩む一本道は、
途切れることのない、永遠の情を誓うように―――。
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「 永遠の愛なんかじゃない、永遠の情なだけだ。 」
ホアッホヤァァァ(尊さに死)
まぁじで神…この二人…(((
ぐんすふぇも椎ラヴも全然変わらないんで安心してください。👍🏻((((
(@^^)/~~~