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まるこ
164
tilde
7,000
25
文章や口調等、拙い部分が多数見られると思いますが、ご了承ください🙇🏻♀️
⚠️
注意事項に関しましてはお手数お掛けしますが、第1話をご覧下さい。
地雷の方は自重お願いします。
さのじん『10年後のあいつがやって来た!?』
🩷(25)side
仁人と、恐らく10年後の俺は走ってきたのか少し息が上がっている。
俺(35)の言葉にハッとし、急いで仁人(33)の上から退く。
「すっ、すみません!!!」
未来の俺と今の仁人が部屋に入ってきて扉を閉めたため、ベッドの上に正座する。
正直、二人からぶたれることも覚悟した。
未来の俺の手が振り上げられたのが見え、目をぎゅっとつぶる。
………が、一向に痛みが来ず、そっと目を開ける。
未来の俺は、ビシッと仁人…改め、仁人さん、を指さしていた。
「、、、え」
『どうせお前がふっかけたんだろ!!』
『……。そうだけど??』
『だろうなぁ、仁人のこと大事にしてる俺が進んでキスするわけねぇもん!』
『はん、よほど自信がおありで』
『当たり前だろ、気持ちよさそうな顔しやがって』
『気持ちよかったよぉ、』
『ね?はーやと』
「えっ、あ、、その、」
目の前で繰り広げられる喧嘩?に俺も仁人(23)も呆気にとられていると、いきなり仁人さんがベッドに腰掛けるように横に座ってきて、咄嗟に謝る。
「あの、ほんと、すんません!俺……!!」
同じ人物であるとは言え、相手から誘われたとは言え、他人の愛する人に手を出したことには変わりないもんな、、。
仁人も裏切ったことになるし、最低だ、俺…、
再度頭を下げると、何故か、ぎゅっと肩を組まれた。
『勇斗、顔上げなよ』
「え、」
『そんなに重く考えなくても、大丈夫だって、笑笑』
『は??それ、どういう、』
『はいはい、佐野さんは黙っててくださーい』
上体を起こした俺に、こつん、と頭を預ける仁人さん。
え、え、なに?旦那さん目の前にいるよ??
ほっぺた柔らか……いい匂い……って、だめだろ!浮気!、ってか不倫になるのかこの場合、!?
「あの、!そんな、いいんですか、?」
焦り100%で尋ねると、仁人さんは笑って答えた。
『いいんだよ、どうせあっちも23の俺に手出してるだろうし』
…………えっ?
『ぎくっ…、』
おい今ぎくって聞こえたぞ。分かりやすいな。
『絶対あっちも舌入れるキスしてるよ、』
『ね、俺?』
仁人さんが仁人の方をむく。
すると、今までずっと黙っていた仁人の顔がみるみる赤くなっていく。
『ビンゴ?』
「は、い………」
消えかかりながらも出た声に俺は目を丸くする。
『仁人のこと大事にしてる俺が進んでキスするわけない、でしたっけ?佐野さん?』
『いやその、これとそれとじゃ、話が違くて、、』
「おれの、はじめての、大人なキスが、…」
『うわー、佐野さんはじめて奪っちゃったんだー』
顔を真っ赤にして俯く仁人と、未だ俺の肩を組み、冷ややかな目をする仁人さんに挟まれた未来の俺はなんとも居心地が悪そうだ。
が、絶対助けてやるもんか。俺の仁人の貴重なはじめてを奪ったんだし。
『たしかに、それは事実……』
『だけど!仁人が昔の俺にキスせがんだのも事実だろ、』
『俺は練習台になってあげたの、自分勝手なキスなんてしてないから。どうせお前は俺(23)が抵抗しないのをいいことに独りよがりなキスしてんでしょ』
図星なのか、また未来の俺がグッ、と喉を鳴らし、仁人が赤くなる。
いつの間にか、肩を組まれていた手も下に降りている。
……まあ、仁人さんも自分のこと棚に上げてる気もするけど、結局俺は仁人に逆らえないんだろうな、、。
『…好き勝手言いやがって、、そんな……そんな、昔の俺がよかったのかよ、、』
『っ、!』
『は、それはそっちでしょ、…すみませんね、…可愛げが無くなって、』
『はぁ…?!そんなこと、』
「「やめてください!!!!」」
俺と仁人の声が揃う。
未来の俺たちが驚いたように目を見開いている。
黙って聞いていたが、もう限界だ。未来だろうが自分たちなんだから、この人たちの本当の気持ちはすぐわかる。
俺は仁人さんの肩を、仁人は未来の俺の手を強く掴んだ。
「なんで、なんで愛し合ってんのにそんなことが言えんだよ!」
『はやと、』
「あんた、言ってたろ、喧嘩してる時でも大事にされてるのが伝わって嬉しい、って。それに、おれに、キスする時だって指輪はめてる左手は繋がなかったよな、」
『…えっ、ほんとか、?仁人、』
仁人さんが気まずそうに、少し耳を赤くして俯く。そんなの、肯定と一緒だろう。
「そんなんで、いいんですか、!」
『っ、じん、と…』
「勇斗、さん、最近、仁人さんが冷たくて寂しいって言ってたでしょ!!…指輪、勇斗の好みっぽくないのに、あんな嬉しそうに俺に見せてきたくせに、!!」
『はやと、…?』
『っ、、、』
未来の俺も、バツが悪そうに俯いた。
『……ほんとは、俺が何しても余裕そうにしてんのが嫌だった…』
『え、』
仁人さんがポツリと呟く。
俺は未来の俺をベッドへ促し、座らせる。
自分は仁人の横に立つ。
『じんと、それって、』
『…おれは!、今でも毎日っていうレベルで、お前に、…ドキドキしてんのに、俺だってそれを隠すのに精一杯で、……』
『なのに、お前は…、、』
仁人さんの目に涙が溜まる。
『ねぇ、勇斗…!おれって、…おれってもう魅力、ない、、、?』
ツ、と涙が一筋頬を通る。
未来の俺が、仁人さんを勢いよく抱きしめる。
『っちがう!!、そんなの、絶対にありえない…!』
『でも、!』
『俺だって、毎日…いや、毎秒仁人にドキドキしてるよ、……だし、逆に仁人がそれ隠すのうますぎて、もう俺の事好きじゃないのかなって、…おもってた、』
『なわけ、ないじゃん…』
「…結局、お互いに冷たいって思ってたのも、」
「やたら俺らのこと可愛がってたのも、」
「「素直になれなかったから……」」
また声が揃い、思わず仁人と顔を見合せて笑う。
ベッドに腰かける二人を見ると、10個年下の自分らに情けないところを見せたのが恥ずかしいのか、揃って頬を赤らめている。
…って待って、結局俺ら盛大な惚気食らっただけ…??
あれ?と再び顔を合わせる俺らにお構いなく、二人は続ける。
『…はやと、最近えっちしてる時しか可愛いって言ってくれないよね、』
「え゛ッッッ」
あれ?この人たち、俺らがいることわかってるよね???
『っ、!だってそれは!お前が顔しかめるから、…あ、』
『顔に出さなないように、がまんしてんの、…』
『…は、かっわい……』
『っでも、お前だってヤッてる時にしか好き好き言ってこねぇじゃん!』
『……はずいんだもん、………』
「ちょいちょいちょい!おふたりさん?!仁人真っ赤んなってるから!!」
『『あ、』』
まだ書きたいことあったんですが、長くなりそうなので一旦切ります!!
コメント
13件
未来の吉田さんがえ◯ちって言ってるの可愛すぎて死にました。 このコメント書いてる時に気づいたんですけど、私8月8日にもコメントしてましたね。忘れてました。

こういうの大好きです最高です!!! 今後とも楽しみにしています!!

まず題材が天才すぎます…! 10年後の二人に翻弄されるウブな二人に、こっちまでドキドキしました🥹💓 付き合ってから時間を経ても変わらない二人の愛が本当に素敵でした! 今後の展開も楽しみにしてます!