昼休み、教室ではいつものように賑やかな雰囲気が広がっている。俺は月見千秋のところに行こうと決めた。彼女はいつも無視するけど、俺のことを少しは気にしているはずだ。
「月見ー!月見ー!スゥゥゥ月見ぃぃぃぃぃぃぃぃ!」大きな声で呼ぶと、やっぱり彼女は「うわっ」と言いながら無視してる。ああ、今日もダメか。少し寂しい気持ちが広がる。
そのとき、教室の隅で秋山詩音がいるのを見つけた。彼は落ち着いた雰囲気を持っていて、なんだかみんなから慕われている。ふと思いついた。
「月見、詩音に相談でもしてみたらどうだ?」と提案してみた。彼女は「いらない」とはっきり言うかもしれないけど、少しでも気が楽になってくれるといいなと思った。
月見はちょっと考えてから、詩音の元に向かっていった。俺は興味津々でその様子を見守る。詩音はやっぱり優しそうに彼女の話を聞いている。ちょっと羨ましい気持ちもある。
しばらくすると、二人の会話が終わったようで、月見が戻ってくる。彼女はいつもより少し顔色が明るいような気がした。
「どうだった?」と聞いてみる。「詩音はなんて言ってた?」
「別に、なんでもないよ」と彼女はあっさり返す。その言葉には少し冷たいものが感じられるけど、少しは気が晴れたのだろうか。
それでも、俺は月見のことが好きだし、もっと彼女と仲良くなりたい。もしかしたら、詩音がいることで彼女が少しでも心を開いてくれるかもしれない。
「月見ー、今から一緒にランチ食べようよ!」と声をかける。「今日は特別に、お前の好きなサンドイッチを持ってきたから!」
彼女は「またうるさい」と言いながらも、少しだけ目を輝かせているのがわかる。俺はそれを見逃さなかった。きっと、まだ心のどこかで俺のことを気にしているに違いない。
「えー、サンドイッチ!本当に?それなら、ちょっとだけ付き合ってやる!」なんて言いながら、彼女が少し笑ったのを見て、俺は心が跳ねる。
千秋はまだまだ俺に対して素直になれないけど、少しずつ仲良くなれるチャンスがあると思う。今日は彼女と一緒に過ごせるかもしれない。そう思うと、心が嬉しさでいっぱいになる。
合計♡が10000超えてから次回出します!(最終回まで書き終えたぁぁぁぁぁぁ!)
コメント
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えぇ凄ぉ!なんでこんな♡あんの!?あ、後名前考えてくれてありがと!
すごいハートの数ですね!! 次回も楽しみにしてます️🩵💭