お久しぶり更新。理翔です。
今回は ロシア&ナチス サイドです。
余りにも話が飛ぶので、前回の話の最後を要約して載せてから本編に入ります。
本当は16話 貴方の姿を求めて を読んできてから見て欲しいのですが……🫠まあいいでしょう。
どうせそんなに書けてない。書けない。
それではどうぞ。
ロシアが鎌を振るう。
ナチスは銃を構え、その攻撃を避けて銃弾を放つ。
銃弾がロシアの体に届くと同時に
ロシアが左手に構えていた槌がナチスへと振り下ろされた。
「ッあ゛ッ゛─────!?」
自身の身体から、何かが砕ける音がした。
喉から漏れ出るナチスの悲痛な声。
何があった?
痛い
右の肋が……2本、いやそれ以上、確実に折れただろう。
それより、今のスピードはそれ迄と比じゃ無い程のものだった。
それは、……まるでかつてのソ連の様な。
ナチスは見たのだ。
一瞬、ほんの一瞬。
元は真っ青に澄んでいた彼の目が黄色く輝いて居た事。
嫌な過去を思い出させるあの狂気染みた笑み。
悪寒がする。
次見た瞬間には冷たい青に戻っていて、相変わらずの大きな図体で此方を見下していた。
いつ攻撃されるか分からない。
……痛手を負ってしまったようだ。
上手く体が持ち上がら無い。
「ッ…………!」
耐え難いであろう痛みもなんのその。
ひとつの深呼吸の後、ナチスは当たり前の様に立ち上がる。
口の端から伝う血と、ナチスの狂った笑顔。滲み出る威圧感。
ロシアの肩からは血が流れていた。
それはナチスの銃弾が当たったものだが、体格差や攻撃の大きさからして、明らかにナチスが大きなダメージを負っている。
「面白い……」
突然、ナチスが呟く。
ロシアには何らかの意図がある事が分かった。
「何だ」
ナチスは何か言っている。
「──っ………こい…よ」
「さっさと出て来いよ!ソ連!!」
「……は、?」
途端にロシアが膝からがっくりと崩れ落ちる。
一気に冷や汗をかき、荒い呼吸で胸のあたりを抑えて蹲る姿を見て、ナチスはその真っ赤な瞳を更に輝かせる。
「ッう……ぁ゛ 、ァ────ッ」
「なァ。
俺はお前に会いに来てんだ。」
ナチスが語りかける。
次第に蹲ったまま動かなくなってくるロシア。
否。
それはソビエトであった。
「ぁ゛ー、……」
ロシアの声より一回り低い様な、重いような声色が澄んだ空気に響き渡る。
光々と光る真っ黄色な瞳。
紅い肌。
嫌らしくも良く似合ったウシャンカ。
がっしりと握られた鎌と槌。
首元を隠す黒いタートルネック。
揺れるロングコート。
色素の薄い睫毛。
190cm程ある巨体。
鮮明に思い出されるその記憶が、かつてナチスの精神と実体を抉られた感覚を掘り起こしている。
黄色の瞳の彼は言った。
「久しぶりだな」
「愛しい俺の宿敵さんよ。」
コメント
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えっ、あっ?まじっすか??理翔様?????ソビ様出てきちゃってますよ!???え、そこ恋人なんすか??できてるんすか??やばいめちゃくちゃ好みすぎます!!!いつもありがとございますぅぅぅ!!!!なんでそんなクオリティ高くかけるんですか!?尊敬しかないんですけど!?
は、初コメなんですけどっ!!! 前からこの作品すごく好きでっっ!!! 最高ですっ!!! もうあの語りきれないくらい全部好きですはい 小説書くの頑張ってください、応援してます!!!!! とりあえず♡めっちゃ押してきます!!!
もう、理翔様大好きですわよ((うふふ(最高すぎますよッッッッッッッ!!!!!!!!!天才ですわ、、 あらやだ、ソビちゃんもロシちゃんもナチちゃん(?)も可愛いじゃない((キモい もう全部凄いです!クオたけぇ!神ってる!で変な動きしてます(?)よし、婚姻届サインしt(((