テラーノベル
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壁外調査から数日が経った。
初めて見る巨人。
初めて失った仲間。
初めて味わった挫折。
初めての壁外では
自分がいかに無力なのかを
思い知ることになった。
それでも前を向かなくてはならない。
私は半ば無理矢理
気丈に振る舞った。
そして…
「あ、兵長!おはようございます!」
「…あぁ。」
兵長が、返事をしてくれるようになった。
さらに、
「…おい。」
「はい?」
「飯は食ってるのか」
「へ?食べてますけど…」
「巨人に掴まれたらてめぇの体なんざ
一瞬で砕けるぞ」
えぇ…
なんでそんな物騒な脅し文句を垂れてくるのか
理解できなかった。
すると彼の後ろから
別の上官が顔を出した。
「そんなに細いと壁外に出た時
ちゃんと戦えるのか不安だから、
もっとしっかり食べて鍛えてくれ。
って言ってるよ!」
「ハンジ分隊長!お疲れ様です!」
初めて話すその上官に敬礼をする。
「あぁ、お疲れ様。
リヴァイは変な言い方しかできないけど、
部下を心配しているんだよ。
信じられないかもしれないけど、
悪気はないんだ。」
「はい!ご通訳痛み入ります!」
「はは!そんなかしこまらなくていいって」
あれから兵長はなぜか時々、
私の食事やら睡眠やらの心配を
してくるようになった 。
なぜ調査兵を志願したのか聞いてきたり
他愛もない雑談に付き合ったりして
くれることもあった。
以前は自分に異動をすすめてきた上官が
今は自分を部下として
認めてくれているんだろうか。
そんな自惚れた気持ちで
心がじーんとなった。
コメント
1件
はる。だわ。第14話読んだよ! 兵長が「飯は食ってるのか」って…あのリヴァイが部下の体調気にするなんて、めちゃくちゃ成長じゃん!ハンジ分隊長の通訳も笑ったわw でもそれって、壁外調査で主人公が必死に戦った姿をちゃんと認めてくれてる証拠だよね。無力さを思い知った後の小さな変化が心に沁みる回だった🔥
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さらん
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